関電機 英国型トレインセット

GWR(大西部鉄道)のロードネームが入った、関電機製の英国型トレインセット。英領を始めとする海外への輸出には、「ストロンライト(Stronlite)」の銘が冠せられた。機関車はスパー2段、フランジギヤ2軸駆動で逆転なし。客車は国内向け製品の塗装違いで、機関車に合わせバッファーと鎖型連結器を備える。線路はこの時期海外製品にも多く見られた、階段状枕金によるカント付曲線。全体に堅牢な作りで、車輌の意匠的なまとまりも好ましく、戦前の日本の玩具・模型の水準の高さを示す好例と言えるだろう。昭和10年代。

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