カツミ EB50(真鍮製)

ED、EBの中にはブリキ製と真鍮製の2種類の材質で製品化された ものが多く存在した。言うまでもなく真鍮製の方が高価で、しかも生 産数がブリキ製品に比べて格段に少ないため、わが国のOゲージ 史上最高の生産台数を誇ったとされるEB50でも、真鍮製のものは やはり珍重されている。真鍮砂鋳物製の軸受け、絹巻線による配線 など当時のままの姿を留めており、状態も良いが、ブレーキシリンダ ーは後年取り付けたもののようだ。窓枠、通風口、扉など後年の製品 では側板と一体のプレス表現となったところが、別張りになっており古 い時期の製品であることを伺わせる。

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