その5
2002年3月23日(土)JFA冨士川大会 静岡県冨士市富士川緑地公園
 江戸川がひどい成績だったんで雪辱オバという気持ちと、HALの誕生日なんでなんとか良い成績をと思い、この1ヶ月間いつになく気張って練習したし今回はちっとはましな大会にしたいなと淡い希望を胸に望んだ大会だった。多摩川と秋ガ瀬の特訓の成果やいかに!!
 
 3月23日(土)の00時に環八のデニーズでクリまま&Jonesと待ち合わせして、すっごい無愛想なニイチャンに見送られて一路東名を西に向かってまっしぐら。トラックばっかりの道路をスイスイ走って2時半には富士インターを降りた。現地に向かってまず会場の下見に。真っ暗な中ちょっと迷ったけど、と〜っても広いところに既に車が数台止まってた。夜が空けたらここで決戦なのだ。(チャレンジのくせにオーバーだよネ)
 国道1号線まで戻って道の駅でちょっと酒盛りをして朝まで爆睡し7時に現地入り。夜中とは打って変わってもう50台くらいの車がコート脇の道路にびっしり。
 そうそう、今回からふぶきママの命名でウチらは「チームゼロ」という名前になったんだ。全てを凌駕する究極の数字0の意味なのか、それともいつまで続くかゼロ行進という意味なのかは不明だが、とりあえず名前はカッコ良いからokということで、みんなエントリー用紙にはチームゼロと書いた。特に今回ははじめてのトーナメントだったんで、同じチームだったら1回戦で当たらないのではと思ってしっかり書いたんだけど、結局当日のエトリー時にくじを引いて決める方式で全然関係無かったんだけどネ。
 Aコートの回りにはすでにタープを設営してる人が沢山いて、空いている場所もほとんどなくなってきてた。クリス家の横にタープ張ろうかなとも思ったんだけど、ウチはチャレンジとビギナーなんで遠くなっちゃうからBコートと思われる場所の一番良い場所を選んで荷物を置いた。はやくAコートにタープを張れる身分になりたいナ。まだ、この時点では、JFAの関係者はだれもいなくって、コートの場所も定かではないのに、慣れている参加者はコートとおぼしき場所を空けて、勝手にどんどんタープの設営をしちゃってた。

 タープを貼っているころは空も曇ってて風もそんなではなかったんだけど、エントリーの受け付けしてるころから、空がカラッと晴れあがり、同時に風が強くなってきた。この頃は、まだディスクも少しはまっすぐ飛んでたんだけど。9時半を過ぎてビギナーの競技が始まったころから、もうディスクの行方は風まかせ状態。
 Bコートは最初にHALママ参加のビギナー大会が始まり、1R目はどちらかと言えば追い風の向きでのスタートラインだった。でも、ただの追い風では無く、投げる方向に向かって50度くらいの方向に強風が吹いている状態。ただでさえ右に曲がってしまうビギナーにとっては場外の危険が一杯の厳しい状況だった。
 もともと、「小さい頃歯医者であ〜んってしてたら、運動神経も一緒に抜かれちゃった」と言うくらい運動神経の無いHALママは、この一ヶ月間と〜ちゃんに付き合って投げ練に励み、彼女のレベルでは飛躍的な進歩を遂げたんだけど、ほとんどスピンのかかっていないディスクは風に翻弄されて、結局1R目はノーキャッチだった。1投だけとっても良いスローを投げたんだけど、その時は残念ながらHALがはじいてしまった。
 で、キャッチできた人の方が全然少ない0ポイントだらけのビギナー大会だったんだけど、何を考えたかJFA、2R目は無謀にも反対に向かい風側にスタートラインを設定した。ほとんどの人は、スタートラインより後ろにディスクが飛んで戻って来てしまうような状態で、やっぱり0ポイント続出。
 HALママはディスクに力が無く、結局2R目もノーキャッチで終わった。こんなひどい風じゃしょうがないよネ。でも、直前まで練習して良く頑張りました。
 
 ビギナーが終わって、今度はチャレンジトーナメント。あまりの強風で0ポイント続出だったんで、トーナメントで当たった競技者が全員0ポイントだったら、30秒の再プレーを行い、それでもみんな0ポイントだったら、全員予選落ちというルールだった。
 チームゼロ、最初はクリママがプレーして、上手く低めに投げたスローをクリスが必死に走ってキャッチし、2回戦に勝ちあがった。次はと〜ちゃん。1投目は犬出しのタイミングが遅く、ディスクにHALが追いつけずにノーキャッチ、2投目も惜しいところで追いつけずノーキャッチ、3投目は少し高めにゆっくり投げてHALも猛ダッシュして7ポイントラインを超えたところで追いついたんだけど、ちょっと風でディスクが上下して惜しいところでミスキャッチだった。当たった相手の人は、ひざをついてヒョイッと投げる上手い戦法を取り、3投目で1キャッチしてと〜ちゃんの2回戦進出は消えた。
 その後のJonesも上手く風に乗せることができず、結局ノーキャッチで1回戦敗退。続いたクリまま&ハンス組も同じく0ポイントで1回戦敗退。2回戦進出したクリまま&クリスは対戦相手と両方0ポイントで再プレーになり、ここで0ポンイトで決勝ラウンド進出はならなかった。この段階であとクリまま&ニッキーのレトリーブを残すだけとなったチームゼロのメンバーは、コロっと気持ちを切り替えて、飲んだり食べたり普段会えない友達に挨拶に言ったり、帰りに食べる予定のさくら海老の話しで盛り上ったのであった。
 そしてチームゼロ最後のゲーム、ニッキーのレトリーブ、ディスクで出場した人達が強風で全滅する中、ボールで出場のクリままは、4投を全部を7ポイントラインに投げ込み、それをニッキーが全速力でレトリーブし、結果28ポイントの準優勝となった。
 普段あんまりママと1対1で遊べる機会の無いニッキーはここぞとばかり、本当に嬉しそうに走りまわって、しかもそれが結果に結びついて良かったナ。

 Jonesのタープはフレーム破損、と〜ちゃんのタープもフレームが曲がって、怖くなって布の部分だけたたんだけど、本当に笑っちゃうくらいの強風の大会だった。こんな大会はもう運だけだネ。なんて思って、Aコートの公式トーナメントの決勝ラウンドを見てたら、メルパパといい、としくんといい風をものともしないスローを投げ込み、それを犬達が良く取ってた。やっぱり運だけじゃない、勝つ人達は勝つべくして勝つんだなっていうのが良く分かった。もちろんハイレベルなりの運不運っていうのはあるんだろうけど、と〜ちゃんぐらいの実力で運だちょ〜チンだって言うのは10年早いよね。
 折角のHALの誕生日と重なった大会はHALに一投も取らせてやろことは出来なかったけど、もっと練習して、次の大会もガンバロウと思った。

JFA江戸川 JFA秋ヶ瀬

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