藤崎春香の美容講座1

第1回「ご挨拶と美白」

こんにちは。
初めましての方も、お久しぶりの方もどうかよろしくお願いしますわ。おほほ。
私のことご存じない方は春流さんにでも苦情を言っておいて下さいね。
私の責任ではありませんから。
さて、今回私が呼ばれたのは、他でもありません。
「美容講座」を仰せつかりまして、いい機会だと思ったもので引き受けましたの。
女性は美しくなければいけません。
別に顔がと言ってるわけではありませんのよ。
全てですわ。
でも「若く、美しく」が永遠のテーマでもありますわよね。
できるなら、若くいたい。綺麗でいたい。当然の欲求ですわ。
どんなにがんばっても、女性は若い方が有利ですもの。
年齢に応じたい美しさも、もちろんありますけど、世間って表向きはそう言っても、実は「若く、美しく」ですもの。
どんなにあがいても、所詮男性社会ですし。
別に深く議論したいわけではありませんの。
つまり、永遠のテーマを少しでも引き寄せるお手伝いがしたいと。
私の言うことが「なんだ、こいつ」と思う方はばっさり切ってもらってかまいませんのよ。と、前置きが長いですわ。
ごめんなさいね。
最近の私は「目指せ、有栖川さん」ですの。
無理ですけど、目指すのはただですわ。
機会があったら、またメイクしたいな、と思ってます。
火村先生が居ないときをねらってみようかしら?(笑)

さてさて、本題に。
6月に入ってますます紫外線が降り注いでいますね。
テレビでも雑誌でも「美白」と言われる季節です。
「美白」って何か考えたことがありますか?
肌を白くすること、と思っていますよね、きっと。
しかし、もともと自分が持っている色が変わるわけではありませんから、本来の自分の肌の色に戻す、くすみや、しみのない透明感のある肌を目指すと思うべきでしょう。
今の季節は紫外線をいかに防ぐかが重要であるわけで、肌色を元に戻すには紫外線の少ない冬にやっと効果が出るものと思いましょう。
つまり、「美白」は年中通してしてこそ、なのです。
まず、よく耳にする言葉から。
SPFとPAです。何を表しているか、ご存じですか?これは、
SPF・・・UV−B(しみ)を防ぐ指数。
PA・・・UV−A(しわ、たるみ)を防ぐ指数。
なのです。
SPFは50+が最高値。1が大手化粧品会社だと20分を示します。つまり、SPF24だったら、素肌でいるより、480分(8時間)日焼けしない、ということです。
外資系だと白人の場合になるので、私たち黄色人種とは時間が違ってきます。
50+ということは50以上ということです。
少し前は80とか100とかとんでもない数字がありましたが、現在は50+が最高と決まりました。
PAは+++(スリープラス)が最高値です。これは簡単で+が多い方が数値が高い。

現在は数値も大切ですが使い心地が良いものを選ぶ方がいいでしょう。
それだけ、技術も進歩しているのですから。



第2回「美白」

紫外線量についてはどのくらいか知っているかしら?

晴れを100%として15分〜30分で日焼けします。
曇りだと60〜80%で、30分〜60分で日焼け。
雨だと20〜40%で油断禁物。

これが、目安ね。
紫外線A波はガラスを通り抜けてしまうので、室内や車内でも注意することが必要よ。

美白成分と言われる有名なものは以下に記したわ。
アルブチン
コウジ酸
ルシノール
安定化ビタミンC誘導体
どこかで聞いたことありますでしょう?
CMや雑誌で叫ばれていますから、良さそう?って思っているのではないかしら?
どれがいいか?という問題は本当は言ってはいけないと思うのよね。
だって、一つのメーカーを応援してしまうことになるもの。
手前味噌だけど、うちの会社の技術力は高度よ!
少しお高いけど、効果がなければ意味がないって方針だから。
こうゆうプラスアルファ商品はとにかく使ってみてちょうだい。
持ってるだけじゃだめよ。
基本期間で使用してみて、効果があるのか?自分にあっているのか?試してみて、初めてわかるのだから。
適当に使用して、だめね!とやめてしまうのはもったいないわ。
効果がまるでないとか、もし思ったら首でも、手でも腕でも使っておけばいいのよ!!



第3回「若さ」
お肌の老化の理由は、
加齢・・・2割
光老化・・・8割
と言われているわ。
つまり、ほとんど光老化、紫外線のせいね。
いかに紫外線がやっかいなものかわかっていただけるかしら?
何の予防もしないで浴びっぱなしだと、ものすごいスピードで年老いていくのよ。
恐ろしいと思わない?
裏を返せば、浴びなければかなり若くいられるということ。
光に当たっていない、例えば二の腕の内側とか普段服に隠れている部分、とても滑らかで、我ながらにほれぼれすることってないかしら?
とても美しい状態のこの肌が本来の貴方の肌よ。
つまり努力すれば、このくらいの肌でいられるのよ!
シャット アウト 紫外線!よ。
対策には、日焼け止め、ファンデーション、日傘を。とにかく紫外線に当たってはだめ。
これは絶対よ。
肝に命じてちょうだい。
ファンデーションは付けないという人もいるかもしれないけど、紫外線対策とでも思ってちょうだい。これはもうスキンケアの一環よ。
お肌に合わないからできないの、という人。
こうなったら、外出禁止よ。
なるべく、紫外線が高い時間帯は外出しないの。
10時〜2時は避けてね。
そうしても、外出しなければいけなかったら、日傘よ。
それもUV加工のものよ。白い色は紫外線を通しやすいわ。
本当なら黒が一番だけど、それは真夏に暑苦しいわ。
だから、少々お高くてもUV加工の日傘を使ってね。
これしかないわ。



第4回「正しいお手入れ」

「朝」
ウォッシング
ローション
乳液
ベース
ファンデーション
個々のメイク

「夜」
クレンジング
ウォッシング
ローション
乳液
クリーム

一番短い順番ね。
これ以外にも、美白商品やコラーゲン系のもの、ニキビ、肌荒れもの個人の悩みに応じた商品を使っていると思うわ。

では、どうして必要なのか?
その理由を知ることはとても大切。
そうでないと、まあいいや、と軽く考えてお手入れを省いてしますから。

「ウォッシング」
身体の中からの汚れを落とす。汗、油分など。必ず、しっかり泡立ててから、顔に乗せましょう。間違っても顔で泡立ててはいけません。
「クレンジング」
外側からの汚れを落とす。ファンデーションなどのメイク。排気ガス、料理をしていた場合飛んだ油など。優しく、緩やかに、なじませましょう。間違ってもごしごし落としてはいけません。
「ローション」
肌に必要な水分を与え、みずみずしさを保ちます。
パッティングして毛穴を引きしめましょう。お肌の木目を整えます。
「乳液」
皮膚の表面にに薄い保護膜を作り外界の刺激から肌を守ります。
ローションで補ったの水分を逃がさないようにします。
「クリーム」
お肌に栄養を与えましょう。睡眠中に肌の乾燥、肌荒れを防ぎます。
お肌の木目を作ります。夏嫌がって塗らない人が多いけど、とんでもないことだわ。
これを怠ると、秋にお肌が乾燥して粉ふく人がいるの。
つまり、秋冬にお肌の調子が悪いのは夏にさぼったせいね。
どうしても、嫌な人はせめて、乾燥しやすい目の回り、口の回りだけでもいいから、塗ることをお勧めするわ。

ちなみに、首も顔の一部だと思って、お手入れしてね。余った分は首、手に付けて指先まで綺麗な女性で居て欲しいわ。



第5回「貴方にもできる簡単お手入れ方法」

基本はマッサージ!!
なぜ、マッサージがそんなに大切なのか?それは新陳代謝を促進させるからよ。
通常は28日、1ヶ月で肌の細胞は生まれ変わるの。
でも、20過ぎたら、28日プラス年齢を足す数字が細胞の生まれ変わるスピードになるといわれているわ。つまり、年齢を重ねると、それだけ古い角質が残っているということよ。
わかるかしら?
つまり、お肌が厚くなるのよ。
例を出すと、ラップ1枚分の薄さの肌がそれを2枚、3枚と重ねると、不透明になり、厚くなる。厚い肌は透明感もないし、ハリもない。
それを助けるのがマッサージよ。
マッサージして、新陳代謝を活発にして少しでも28日で細胞が生まれ変わる状態に近づけるのよ。
そして、ここで問題なのは、そうは言ってもマッサージができるかどうかよ!
大抵の人間は面倒だと思うわね。
つまり、お金をかけるか、手間をかけるか?よ。
面倒でも毎日マッサージをするか、それともお金をかけてそれに準じたことをするかよ。
(1)エステサロンに行く。
人にお金をかけて全てやってもらうの。
お金がたくさんある人にはお勧めするわ。
なくても、たまにやってもらうと違うわよ。プロは!発見もあるし、質問もできる。
(2)ふき取りローション。アメリカではマッサージローションと言われているの。
余分な角質を取り除くから、マッサージと同じ効果があって、こう呼ばれているわ。
(3)乳液でマッサージをする。乳液を多めに乗せてクイックマッサージをするの。
これなら、結構簡単よ。時間もかからないし。
(4)温タオルを顔に乗せて血行を良くする。温タオルはレンジでチンすれば簡単に作れるから、これも便利ね。




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