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- BREED PROFILE

■ セルカークレックス SELKIRK REX

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1987年、米国のモンタナ州の小さな町のペットの救済保護施設にて毛がくるくるとカールした子猫"カーリーQ"が産まれました。
カーリーQはペルシャのブリーダーをしていたジェリ・ニューマンに引き取られました。
ジェリ・ニューマンはカーリーQを"ミス・デペスト"と名付け、黒のペルシャとの交配を行いました。
その結果、ミス・デペストの被毛は突然変異の優勢遺伝子であることが分かりました。
その後も交配は続けられ、CFA、TICA共に新しい種として公認され現在に至ります。

セルカークレックスは長毛と、短毛がいます。
毛質は柔らかく、カールした毛は羊毛のようです。
長毛は首の周りの毛と尻尾の毛が特に長くなります。
短毛種は手触りがビロードのようです。

セルカーク 短毛 コート
セルカーク 長毛種 コート
- 短毛種 Hatobaのコート-
- 長毛種Tetsuwoのコート-

体形:セミコビータイプ。筋肉質でがっしりとした体格。
頭部:丸く、幅広く豊かな頬
マズル;中くらいの幅・詰め物をしたようなウイスカーパッド
体重:3〜6kg(固体により差があり)
カラー:全ての毛色
目:大きく丸い。全ての色。被毛の色に準じる
耳:中ぐらいの大きさ。根元が広く、先細り。よく離れて位置する。
脚:中くらいから長い。しっかりした骨組み。
足:大きく丸い。しっかりしている。
毛の長さ:短毛と長毛の二種類がある。

現在、ペルシャ、エキゾチック、ブリティッシュ・ショートヘアとのアウトクロスが認められています。

 ラ パーマ LA PERM

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ラパーマは1982年にアメリカのオレゴン州の農家の納屋で産まれた1匹の無毛の猫から始まります。
その子猫は2ヶ月ごろにはカールした被毛が生え始めました。
しかし、オーナーのリンダは、暫くはこのカールした被毛を持つ猫を繁殖しませんでした。
しかし、この巻き毛の猫がとてもユニークであることに気付き、繁殖を開始し始めます。
繁殖を続けていくうち、この巻き毛は、優性遺伝であり、他のレックス種とは全く違う遺伝子を持っていることがわかりました。
1995年にラパーマはTICAのNew Breed Color、2000年にはCFAのMiscellaneous Breedに認可されました。
現在は、TICA、CFAともに様々な猫と同様にChampionshipに出陳されています。
遺伝子プールが狭いため、アウトクロスはTICA、CFAともドメスティック(雑種)のみ認められています。
(UKのGCCFでは、ソマリ、アジアン、トンキニーズなどのアウトクロスが認められています)
ラパーマは比較的新しい品種ですが、TICAではF3以上の猫で無いとショーへ出陳できないような方向に話が進められた経緯もあります。

体形:セミフォーリン。見た目より重量がある。
頭部:修正くさび型・輪郭は丸い。ウイスカーパッドは豊かで丸みがある。ひげは長い。
マズル:丸みのある輪郭・幅広い
耳:頭の修正くさび型につながって位置する。幾分広がってカップ状。中くらい〜大。
  充分に飾り毛、タフトあり。
目:中くらいに大きいアーモンド形。程良く離れて位置する。
  目色とコートの色に相関無し。
首:真っ直ぐにもたげられており、長さは中くらい。
脚部・足:中くらいの長さ。前脚は後脚より幾分短い。ほっそりした足で丸みを帯びている。
体重:3〜6kg 小型〜中型(固体により差はあります)
コートカラー:全ての色
目:全ての色
毛の長さ:短毛と長毛の二種類がある。弾力があり軽やか。

現在、ドメスティック(長毛・短毛)とのアウトクロスが認められています。

CFAブリードスタンダードより抜粋

- ストレートヘアの子猫について -
セルカーク、ラパーマともにストレートヘアの子猫が生まれることがあります。
それは、両親から受け取る1対の遺伝子に巻き毛を起こす遺伝子が含まれていないために起こります。
ストレートヘアの子は巻き毛を持っていないので、スタンダードとしては認められません。
しかし、その品種の子供であることには変わりはありません。
血統書も発行されます。
いずれはアウトクロスも認められなくなるでしょうし、 繁殖する際、彼らの遺伝子は大変貴重です。
ホモ(同型接合体・カールの巻きが強い)の猫であっても、この子達を掛け合わせればヘテロ(異型接合体)の子を生み出すことができます。
逆に言うと、ストレートの猫にホモを掛ければ、全てヘテロの子がうまれるでしょう。
ホモの親からヘテロの柔らかいカールを求めるためには、無くてはならない存在であるといえます。




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