1998年12月の欲望


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12/1


『ルル・オン・ザ・ブリッジ』(ポール=オースター/新潮文庫/590円)
『晩秋』(ロバート=B=パーカー/ハヤカワミステリ文庫/600円)
『名探偵マリリン』(荻野アンナ/朝日文庫/620円)

ぼくが読んだポール=オースターは、文庫版の『ゴースト』が初。彼の『スモーク』は小説も映画もよかったので、同じように映画化されているこの作品にも期待。
ロバート=B=パーカーのスペンサーは、ぼくがティーンエイジャーの頃のアイドルだったので、今も文庫になればなんとなく買っている。でもこのシリーズ、どこまで読んだか忘れちゃったんだけど。
奇天烈なミステリが好きなので、『名探偵マリリン』なんて作品は迷わず買ってしまう。設定が変わっていると謎解きが弱くても許せちゃうんだよね。

夜、ボナペティ(レストランバー/渋谷区恵比寿西1-13-6/定員30人くらい)で酒。ここはつまみ一品が7〜800円クラスのレストランバー。疲れてたせいか、一気に酔っぱらう。


12/2

高瀬川(割烹/渋谷区恵比寿西1-8-13-B1/定員20人くらい)でランチ。選択肢はA・Bの2タイプしかないんだけど、例えば2日のAランチは、あこう鯛の塩焼き・肉じゃが・かきあげの3品(それぞれけっこうな量)で800円と、けっこうリーズナブル。夜にも行きたいと思える店でした。


12/3


『誰も知らない名言集』(リリー・フランキー/情報センター出版局/1200円)
『おごってジャンケン隊・2』(現代洋子/小学館/743円)
『美味しんぼ・68』(雁屋哲・花咲アキラ/小学館/505円)

『誰も知らない名言集』は以前、TVブロスのコラム(たぶん柳下毅一郎)で見かけて、ちょっと気になっていたもの。ぱらっと読んでみて大笑い。即レジへ直行。
ちなみに購入を決意させた名言はこれです。
「中で出してないから、ヤッてない」。
見かけたらとりあえず読んでみてください、っつうか読め(笑)。
『おごってジャンケン隊・2』は、やっぱいいわ。現代洋子は『ともだち何人なくすかな』で初めて知ったんだけど、あれもすげえおもしろいんだよね。
『美味しんぼ』を買うのは、もう習慣。これを読んだ後はいいものを食べようと思うんだけど、なかなかそうもいかなくて・・・。

夜はジラフ(ビアパブ/新宿区高田馬場1-29-8/定員40人くらい)で軽く飲む。で、さくっと店を出たら雪が降っていた。山下達郎ばりに、雨が夜更け過ぎに雪に変わったわけさ。おかげで熱燗飲みて〜ってな気分になって、おでんと一ノ蔵を買って帰る。


12/4


『文学なんかこわくない』(高橋源一郎/朝日新聞社/1400円)
『早稲田ラグビー名勝負物語』(沼尻勉/講談社/1600円)
『カルチャーランキング99 今年ハマッた私のいち押し』(リテレール別冊11/メタローグ/980円)

高橋源一郎の文芸評論は出れば必ず買ってるんですよね。表紙が松苗あけみじゃないのが、ちょっと残念。
『早稲田ラグビー名勝負物語』はついつい買ってしまった。さすがに古いネタはわからないけど、平成2年の日本一の時はちょうど現役の学生だったので、読んだ時はすごく懐かしかったな。
『カルチャーランキング99』のようなランキングものは、自分が見逃したものをチェックするのに使っています。このランキングは、ちょっとスノッブな感じがいいですね。

花まんま(大皿料理/渋谷区恵比寿西2-3-5-B1/定員30人くらい)でランチ。5品のお惣菜の中から3品をチョイスするシステム。880円でご飯のお替り自由。けっこううまいと思うんだけど、すっげーがらがら。ちょっと値頃感に欠けるのかなあ。


12/5

スーパーに行ったら、北海道厚岸のかきめしが売っていた。昼食用に購入。かき、あさりがしょうゆで甘辛く煮付けられていて、けっこうおいしい。
でもさあ、これ酒のつまみだよ。昼間から飲むのは人としてまずいだろ、ということでさすがに酒は我慢しました。今度これを買うのは夜にしようと決意した。


12/6

欲望充たされず。


12/7

欲望充たされず。


12/8

夜、BELGO(Beer CAfe/渋谷区渋谷3-18-7-B1/25人くらい)へ。客席が小分けになっていて、隠れ家みたいなテイスト。少人数のグループ用の店ですね。キャッシュオンデリバリー(注文の都度、料金を払う)システムをとっている。Hoegaarden(ヒューガルテンと読むらしい)というヴァイツェン系のベルギービールがナイスでした。ちなみにベルギー風フライドポテトは単なるフライドポテトなので注意が必要(笑)。


12/9

ゲーム
『レガイア伝説』(ソニー・コンピュータエンタテインメント/PS)

プレイする時間がないので、最近RPGはまったく買っていない。だけどこの日、このゲームのデザインをされた柴尾さんにお会いした関係上、やっぱ人として買うでしょうというわけです。

CD
『ROOTS 60-60'S』(漣健児/TOCT-10485〜10487)
『ゲバゲバ90分! ミュージックファイル』(宮川泰/VPCD-81254)
『ノイエ・ムジーク』(松任谷由実/TOCT-24001〜24002)

『ROOTS 60-60'S』は60年代の洋楽カバーもので、漣健児が訳詞を書いた作品のコンピレーションアルバム。詳しくは曲リストを見ていただきたいのですが、圧倒的な作品量です。いやあ、買ってよかった〜。筒見京平の『Ultimate Collection』を買って以来の、自分を誉めてあげたい買い物ですね。
『ゲバゲバ90分! ミュージックファイル』はTVバラエティのサントラ。リアルタイムで見た記憶がないので番組への思い入れはないんだけど、宮川泰の作品ですから。
『ノイエ・ムジーク』は、やっぱ基本ですよね。

Bar気流(バー/ 渋谷区東3-14-9-1F/50人強)でランチ。エスニック料理を出すバーだけど、ジャワランチプレートは今一。以前に食べたナシゴレンはけっこうよかったんだけどなあ。


12/10

映画
『踊る大捜査線』

TV版の『踊る大捜査線』に鬼のようにはまってたんだけど、なかなか時間がなくってねえ、ようやく映画版を観る。いやあ、おもしろかった〜。ほんとこの作品、とにかく観とけ。


『歌謡界「一発屋」伝説』(宝泉薫/彩流社/1200円)
ちょっと立ち読みしたら、懐かしい名前が出てくる出てくる。もちろん即ゲットです。別冊宝島っぽい版型もそそるポイントだったりする。


12/11


『このミステリがすごい 99年版』(別冊宝島編集部/宝島社/667円)
『すべてがFになる』(森博嗣/講談社文庫/714円)
『モンキーターン・7』(河合克敏/小学館/390円)
『じゃじゃ馬グルーミン★アップ!・17』(ゆうきまさみ/小学館/390円)

『このミス』が出ると年末だなあと感じます。ぼく的には季節の風物詩ですね。創刊号から持ってるんだけど、年々厚くなっていくなあ。
『すべてがFになる』は世間様の評判が高く、前々から読みたいなと思っていた本。
『モンキーターン』の河合克敏は『帯をギュッとね』の時からファンなんですよ。絵柄の涼しさがくるんだよね。
『じゃじゃ馬グルーミン★アップ!』のゆうきまさみは『究極超人あ〜る』の時からのファン。読ませ方のうまさが魅力ですね。

我羅紗(レストランバー/ 渋谷区恵比寿西2-8-7-2F/20人強)でランチ。わりと雰囲気のいい店で、味もまずまず。


12/12

コンピュータソフト
『PostPet 2001』(ソニーコミュニケーションネットワーク/5980円)

チューリップセット(テディベア・うさぎ・ペンギン・ポストマン)を購入。ちなみにポストマンはキングポストマンバージョンでした。

夜、新宿3丁目で飲む。どの店も激こみで、何軒も断わられる。で、ようやく入れたのがあぐら屋(日本料理/ 新宿区新宿3丁目10-10/30人強)。まぐろのかま焼きが売り切れでちょっとショック。西京焼きはうまかったけど。その後、フィドラ(アイリッシュパブ/ 新宿区高田馬場/40人強)へ流れる。ロックバンドが入っていて、すげえ大盛り上がり。


12/13

CD
『PUNCH THE MONKEY!』(V.A./COCA-15143)
『Love/Life』(寺岡呼人/TFCC-88132)
『s.s.t.』(エスレフノック/ESCB-1914)
『TODAY!』(THE BEACH BOYS)

『PUNCH THE MONKEY!』はルパンIII世のリミックスサントラ。ピチカートVの小西康陽仕切りのアルバムです。
『Love/Life』はゆずのプロデュースで活躍中、元ジュンスカの寺岡呼人のベスト版。この人、いい曲書くんですよ。
『s.s.t.』はガールズロックグループ・エスレフノックのマキシシングル。佐野元春の『sugar time』のカバーも入っています。これ、すごくいいですよ。
『TODAY!』は誰かがほめてたので、チェック入れました。ビーチボーイズってライトなサーファーバンドとしての認識しかなかったんですが、創元推理文庫から出ている『グリンプス』を読んで以来、ころっと見る目が変わりました。『Pet Sound』とか、あらためて聴くとすごいなあと思いますよ。


12/14

欲望充たされず。

12/15

欲望充たされず。


12/16

夜、銀座の銀河高原ビール(ビアレストラン/ 中央区銀座8-9-15-B1/80人くらい)へ。ここのヴァイツェンビールは、フルーティーでひじょうにおいしい。初めて飲んだのは仕事帰りに祇園祭(宵々山)の屋台で購入した時。祭りの喧噪ともあいまって、すっごくいい感じだったんだよね。でも生ビールだからなのか自分の体調のせいなのか、今回はそれほどうまく感じられなかった。


12/17

市ヶ谷の萬里(中華料理/ 新宿区市ヶ谷/40人くらい)で宴会。どうせ市ヶ谷でやるのなら中国飯店でやって欲しいんだけどなあ。
市ヶ谷に行くのは2年半ぶりなんだけど、けっこう変化していた。あまり変わりようがない気がしていたので、ちょっと驚いた。帰りは少し遠回りして、お堀端を歩く。


12/18


『STUDIO VOICE・1』(インファス/648円)
『「のど自慢」な人びと』(「のど自慢」な人々製作委員会編/文芸春秋/952円)
『うたの本 BEST HITS '98』(TVガイド臨時増刊/東京ニュース通信社/571円)

『STUDIO VOICE・1』は赤尾晃一氏のホームページを見て購入。「ラブラブ・エレクトロン 電子ゲームのすべて!」なんて特集だったからね。ここでも大塚ギチのページを発見。なんか彼がからむ本は、ここんところよく買っているなあ。実は『トーキョーヘッド』も初版で持ってたりするし。彼が『必本スーパー』を辞めた後、ぼくがピンチヒッター的に読者ページを担当したので、なんとなく気になる存在なんだよね。
歌がらみの本はけっこう買ってしまうため、『「のど自慢」な人びと』も店頭で見かけて購入。映画自体もおもしろそうで、公開が待ち遠しい。
『うたの本 BEST HITS '98』。このシリーズもずーっと買っている。マイナーな曲も拾っているので、ぼく的には資料価値もあるし。


12/19

J氏の案内で蓬莱軒神宮南門店(鰻/ 愛知県名古屋市熱田区神戸町503/たくさん(笑))でランチ。ひつまぶしを食べるためである。ひつまぶしというのは、鰻の蒲焼きをおひつの中で混ぜ込んで、混ぜご飯状にして食べるもののこと。鰻の蒲焼きにハモのような切り込みが入っていて、ご飯に混入させやすくなっている。
 これがまたうまいんですねえ。一杯目はふつうの混ぜご飯、二杯目は薬味を入れて、三杯目は鰻茶ってな感じで、飽きさせないような構成になってるんですよ。昼間っから大満足でした。 
夜は、これまたJ氏の案内で伍味酉錦店(居酒屋/ 愛知県名古屋市中区錦3丁目18-6/70人くらい?)で酒。赤味噌のどて煮はやはりうまい。味噌串カツもうまい。手羽先もうまい。って食べてばっかりだなあ(笑)。   


12/20

オーベルジュ・ドゥ・リリアーヌ(フレンチレストラン/ 岐阜県可児市土田4384/50人強)で友人の結婚式。ガーデンウエディングだったんだけど、式の最中だけ雨が降りやがんの。やつの日頃の行ないの悪さを物語るエピソードだ(笑)。レストラン自体は木曽川河畔の素敵なロケーションで、すごくナイスでした。料理もうまかったし。


12/21

恵比須のつぼ八で酒。ふだん行っている居酒屋チェーンは甘太郎・すずめのお宿が多くて、つぼ八はひさしぶり。まじで何年ぶりだろう。焼酎のお湯割りを飲んで、いっきに泥酔。絶対になんか混ざってたよ、あれ(笑)。


12/22

夜、BELGO(Beer CAfe/渋谷区渋谷3-18-7-B1/25人くらい)へ。今回はチリビーンズやフィッシュ&チップスを頼む。チリビーンズはおいしかった。いわゆる酒が進むおいしさってやつですね(笑)。


12/23

宏茂くんの家で奥さんの手料理をごちそうになる。おみやげで持っていったワインはあっという間に空いてしまったけど、ぼくのせいではありません(笑)。


12/24

休肝日。


12/25

夜、Bar気流(バー/ 渋谷区東3-14-9-1F/50人強)で忘年会。パーティー形式で、自分で料理を取ってくるスタイルだったため、あまり食べられず。食べ物を取りにいっても、酒を持ち帰ってしまうからである(笑)。店を貸し切りにできたため、内輪っぽいまずまずの雰囲気だった。その後、熱帯魚(レストランバー/ 渋谷区恵比寿西1-13-8-1F/30人くらい)へ流れる。肉を自分のテーブルの七輪で焼く店である。店員がアロハで給仕をしており、熱帯っぽい雰囲気を出そうと努力していた。夏場だったらいい感じなんだろうなあ。


12/26

斉藤さんの家で忘年会。鷲津と中山さんという二人の料理人のおかげで、めちゃくちゃ楽ができる。鍋も魚の煮付けも炊き込みご飯もおいしかったです。でもビーフシチューを焦がしてはいけないことはよ〜くわかった(笑)。 その後、パセラ(カラオケ/ 新宿区歌舞伎町1-3-16/たくさん)へ。堂島孝平の『Freedom』は大失敗。Dragon Ashの『陽はまたのぼりくりかえす』は“もっとがんばりましょう”という結果だった。


12/27

ラグビーの大学選手権・早稲田v.s.法政戦を観るために秩父宮ラグビー場へ行く。12:15キックオフで、ぼくが着いたのは11:30。なのにけっこうな客の入り。12:00前には満員になっていた。 去年、花園で京産大にこてんぱんに負けたのと、今年、筑波との負け同然の引き分け試合を観たくらいで、ここのところ早稲田の勝利を生で観ていない。今回もかなり厳しい試合になるんじゃないかと思っていたし、負けそうな試合に行くのもちょっとなあという感じだったが、ここで負けたら来年まで早稲田ラグビーを観られないのである。覚悟を決めて行ったわけですよ。 試合は序盤両チームとも凡ミスが続いたけど、徐々にしまった好ゲームになっていく。早稲田のディフェンスはひじょうによく、タックルが効果的に決まっていく。これは、まさかといった感じで試合は続き、ノーサイド。35-28で早稲田の勝利。うれしかった〜っ。 その足で後楽園のWINSへ。今回の早稲田のキープレイヤー、山崎勇気と小森の両センターに敬意を表し、12と13(ラグビーはポジションによって背番号が決まっていて、12と13はスリークオーターバックスのセンターの番号です)からかわいく総流しする。2-12だったら477.3、2-13だったら195.4倍だったけど、まあ来ないよね(苦笑)。でも本気の予想も大外れだったのさ(涙)。


12/28

表参道にお笑いビデオ『びじゅある』(関西ローカルのTV番組のビデオ化・関西テレビ火曜深夜)のイベントを観に行く。ハリガネロック・次長課長・シンドバット・よっぴーが来ていた。このメンツ、関西以外の人にはわからないと思うけど、すっげえおいしいです。イベントのメインは出演者のトークで、次課長の河本くんがおおいにしゃべる。ハリガネの松口くんはいつものとおり毒を吐く。で、次課長の井上くんはいつものとおりしゃべらない(笑)。ちなみに次課長の井上くんは男前なので、女子の方には一見の価値があると思います。


12/29

コンピュータ関連
PM-770C(プリンター/ エプソン)

今まで使っていたヒューレットパッカードのデスクライター694Cがどうにも調子が悪かったので、一気にプリンターを買い替えることにする。ヒューレットパッカードは、オフィシャルにはドライバーをMacOS8対応にしなかったので、ちょっと腹立たしく思っていたんだよね。で、今回はエプソンを選んだわけです。実は694Cを買う時もエプソンと比較したんだけど、価格が安かったのと、『PhotoDeluxe』がバンドルされているという2点で694Cにしたんだよね。『PhotoDeluxe』はけっこういいんで、ま、損したっていう感じはそれほどないけど。 さてPM-770Cを早速使ったわけですが、これがすっごくいい!! 速い!! まじおすすめ。というわけで、懸案の年賀状も思ったより早くできあがったのでした。


12/30

実家に帰る。


12/31

実家で静かな日々を過ごす。


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