2001年5月の欲望


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5/1

後輩が微妙に飲みたそうにしていたので、めでたい(居酒屋/港区虎ノ門2-9-16/03-3503-2100)で飲む。昼はよく来るのだが、夜来るのは初めて。実はここ、ランチの時間は店主がやたら店員を怒鳴っているため、「怒られに行く」というのが符牒になっている店である。夜はどんなだろうと興味津々だったのだが、昼間とはうってかわって仏のような態度(笑)。正直めちゃめちゃびっくりしてしまった。
ちなみに料理はうまいです。


5/2

うまか房明治通り店(居酒屋/新宿区新宿3-5-3-B2F/03-3356-8008)で飲む。1号店は以前よく行ったが、明治通り店は初めて。休日前にもかかわらず、予約無しでもさっくり入れてラッキーだった。
料理、雰囲気とも1号店同様良好で、満足することができた。


5/3

かつての教え子たちと、てんこ森パートワン(お好み焼/台東区上野2-1-1/03-3837-3788)で飲む。ようやく就職が決まったり、いつのまにか結婚していたり、みんなそれなりに変化しているようだ。若者たちといっしょに食べ放題のお好み焼きを食べていたらまじで苦しくなってしまい、自分の若くなさ加減を痛感してしまった(笑)。
腹ごなしに上野から神田に歩き、軽くもう一軒に流れ終了。


5/4

おとなしく過ごす。


5/5

『金持ち父さん 貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ+シャロン・レクター/筑摩書房/1600円)を読み終える。サブタイトルにもあるように“アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学”の本である。多くの中流家庭の収入と支出のサイクルを作者はラットレースと呼んでいるが、そこから抜け出すためにはどうしたらいいかが書かれている。ひじょうに平易に語られているものの、内容は刺激的ですごくおもしろい。大切なのは、お金を作り出していくための方法論ではなく、思考法なのだということを教わることができた。
いやあ、ほんとによかったですよ、この本。まじおすすめ。


5/6

映画
『Love Song』を観る。1980年代後半、尾崎豊のアルバム『17歳の地図』をきっかけに出会った男女の物語である。夢を叶えるために東京に出たのだが、夢破れて平凡な日常を送る男と、東京で消息をたった男を探し続ける少女の姿が描かれている。ひじょうに淡々とした映画だったが、ラストシーンで『Forget Me Not』が流れてきた時には、さすがにぐっとこみあげてくるものがあったね。

CD
『17歳の地図』(尾崎豊/SRCL-5076)
『回帰線』(尾崎豊/SRCL-5077)
『壊れた扉から』(尾崎豊/SRCL-5078)

映画を観た勢いで、尾崎の初期3部作の紙ジャケ仕様を購入。ちなみに『17歳の地図』はLPレコード、品番32DH192という古い仕様のもの、MD、『TEENBEAT BOX』という初期3部作のボックスセット(『17歳の地図』のシングルバージョンが入ったボーナスディスク付き)と既に4枚持ってま〜す(笑)。


5/7

『ガラパゴスの箱舟』(カート・ヴォネガット/ハヤカワ文庫/602円)を読み終える。世界の終末を逃れた人々が、ガラパゴス諸島の小島サンタ・ロサリア島に漂着し、新たなる進化を遂げる物語。人間の愚かしさと、その行き着く先が、たっぷりの皮肉とそこはかとないユーモアで描かれている。
後書きに「〜前略〜 いや、ヴォネガットは以前と同様にすばらしく、いつにもましてすばらしく、そしていまなお、まさしくカート・ヴォネガットだ」というトーマス・M・ディッシュの書評が引用されているが、まさにそのとおりといった出来の小説である。


5/8

『爆笑オンエアバトル ますだおかだ』(PCBE-50084)のDVDを観る。めちゃめちゃおもしれえ。最初から最後までず〜っと笑いっぱなしでしたよ。漫才好きには超おすすめ。


5/9

天方直美が出演するライブイベント(at:六本木Y2K)に行く。天方とアコースティックギターというシンプルな編成だが、シンプルなだけに彼女のボーカルの魅力が明確に伝わってくる。すごくいい感じのライブだった。
その後、恵比寿へ流れ、熱帯魚(レストランバー/ 渋谷区恵比寿西1-13-8-1F/03-3770-2205)で飲んで終了。


5/10

DVD
『ブレックファースト・オブ・チャンピオンズ』(PIBF-7118)

カート・ヴォネガット原作の映画『ブレックファスト・オブ・チャンピオンズ』のDVDをいただく。ありがとうございました。劇場公開時に見逃していたので、ひじょうにうれしい。


5/11

沖亭(沖縄家庭料理/港区新橋3-18-5-2F/03-3431-4774)で軽く飲んだ後、会社のカラオケ部の部会でカラオケ館(カラオケボックス/港区新橋2-9-4/03-3503-6160)へ。BUMP OF CHICKENの『天体観測』とTOKIOの『どいつもこいつも』に初チャレンジ。まあまあいい感じで歌うことができた。


5/12


『投資戦略の発想法』(木村剛/講談社/1700円)

『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んで投資に興味を持ったため、本屋で投資関係の本を何冊かチェックした中から購入。投資について解説する前に、バランスシートを作ったり家計簿をつけたりすることをすすめるという堅実さに好感を持った。


5/13

欲望充たされず。


5/14

CD
『T.H.A.N.K.Y.O.U MUSIC』(堂島孝平/COCP-50620)

先行マキシ『ルーザー』を含む堂島孝平のアルバム。ひじょうに良質なポップスアルバムである。スタイルとしては『球体の奏でる音楽』より前、『LIFE』以後の小沢健二の楽曲を思い出させられた。
超おすすめ。


5/15

『投資戦略の発想法』(木村剛/講談社/1700円)を読み終える。“Grow rich slowly − ゆっくりと、しかし確実に財産形成”というスタンスに立った投資の本である。投資について解説する前に、バランスシートを作ったり家計簿をつけたりすることをすすめるという堅実さで、ひじょうに共感が持てたし参考にもなった。


5/16

日帰り新潟出張。その後、銀座ライオン青山一丁目店(Beerホール/港区南青山1-1-1-B1F/03-5770-3617)で行なわれた羽田健太郎さんのコンベンションへ行く。お客さんを招待していたので、わりとおとなしく飲み食い。2軒めに流れたのだが、そこでもおとなしく飲み食い。疲れていたせいか、おとなしかったわりにはけっこう酔っぱらってしまった。


5/17

藤木直人(ふじきなおひと)のライブイベント(at:渋谷TSUTAYA)へ行く。不参加率が3%を切るという驚異の歩留まりで、藤木ファンの熱心さが猛烈に感じられる。生フジッキーはさすがにかっこよく、学生時代(早稲田の理工出身)とかももてたんだろうなあなどと思ってしまった(あほっぽさ全開の感想)。
その後、DANKE(Beerホール/渋谷区宇田川町20-11-B1F/03-5458-2745)で飲む。ビールうめえ。


5/18

Dope HEADzのライブ(at:赤坂BLITZ)へ行く。元X-JAPANのメンバーを中心に作られたバンドで、サウンド的にはhideにひじょうに近い。男性ファンの姿が多いのには少し驚いた。
その後、飲々菜々(中華料理/港区赤坂3-18-10/03-3585-8633)で飲む。ここの餃子はどれもうまいが、中でもオニオン餃子がおすすめ。


5/19

髪を切る。もう夏気分なので、思いきってばっさり。
夜は近所で地味に飲んで終了。


5/20

『儚い光』(アン・マイクルズ/早川書房/2200円)を読み終える。ナチスドイツに家族を殺されたユダヤ人男性の手記という形式をとった小説である。ホロコーストというつらい記憶を抱えた人間の、心の変遷が繊細なタッチで描かれている。ところどころにインサートされる姉との思い出、過去の記憶などが、主人公の心の痛みをより深く感じさせる。哀しみに充ちた小説ではあるが、その静けさに心を打たれた。
ちなみにぼくにとって喪失感というのはけっこう痛ぁいテーマなんだけど、文中の“なにかをなくしても、それをなくしたという記憶さえのこっているなら、それは喪失ではない。”という文章になんとなく心が洗われた気がしましたね。


5/21

欲望充たされず。


5/22

伊がんち(レストランバー/港区虎ノ門/)で飲む。雰囲気のいいレストランバーである。ちょっとお高いが料理もけっこうよく、なかなかいい店だった。


5/23

欲望充たされず。


5/24

CD
『オフコース・ベスト』(オフコース/TOCT-24351)
『Golden Number』(白井貴子/SRCL-4248)

『オフコース・ベスト』は、小田和正のセルフカバー盤のリリースに触発されて購入。さすがにこちらは声が若いね。
白井貴子は前から購入しようと思っていたもの。『遅すぎたとしてもFollow You』『Congratulation』の2曲が聴きたかったのである。


5/25

欲望充たされず。


5/26

家の近所で焼肉を食べる。激安の食べ放題・飲み放題の店だったが、まずまず食べれた。その後、軽くカラオケ。ちょっとダメダメでした。


5/27


『その意味は 考えるヒット4』(近田春夫/文藝春秋/1429円)
『じゃじゃ馬グルーミンUP!・26』(ゆうきまさみ/小学館/390円)
『スタジアム 虹の事件簿』(青井夏海/創元推理文庫/620円)

『考えるヒット』はお約束。今回はタイトルが微妙に変わり、『その意味は』がメインタイトルになっている。
『じゃじゃ馬グルーミンUP!』は最終巻。実は買い忘れていたのです。こういう時に買い物リストを作っていてよかったと思いますよ(苦笑)。
『スタジアム 虹の事件簿』は野球をモチーフにした安楽椅子探偵もの。帯に北村薫の『空飛ぶ馬』が好きな人におすすめと書かれていたので購入。


5/28

欲望充たされず。


5/29

欲望充たされず。


5/30

浪漫亭(居酒屋/港区新橋4-14-7/03-3432-5666)で飲む。ここのカツオのたたきはほんとにおいしいなあ。


5/31

欲望充たされず。



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