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アメリカセグロカモメLarus smithsonianus

アメリカセグロカモメは冬季雲仙市千々石町で時々見ることができます.セグロカモメLarus smithsonianus vegae, モンゴルカモメL. s. mongolicusとよく似ているのでフィールドで見分けるには写真を撮って判断します.


後ろ:アメリカセグロカモメ,手前:モンゴルカモメ
アメリカセグロカモメの初列風切の換羽は11月初旬に完了します.上の写真で初列風切P6-9の新羽を確認できます(P10はP9の下で見えません). モンゴルカモメは2月末から3月初旬に完了します,写真でP10の旧羽が見えています.セグロカモメは1月上旬に完了しますのでこの時期P10は見えません.

カモメの識別は翼の模様がポイントになります.羽を広げるまで待つのが大変ですがこればかりは仕方がありません.
セグロカモメ類でP3に黒斑があるのはモンゴルカモメとアメリカセグロカモメだけです.12月上旬に既に初列風切の換羽が完了していて P3に黒斑がありますのでアメリカセグロカモメと判断しました. 詳しくはこちらをご覧ください.