種ヒメセグロカモメ(別名:ニシセグロカモメ)Larus fuscusにはは5亜種が記録されています.このうち
タイリクヒメセグロカモメL. f. intemediusは2007年1月に雲仙市千々石町での記録があります(*1).
またホイグリンカモメL. f. heugliniとステップカモメはここ数年雲仙市千々石町で観察しています.
下の3枚の写真は2017年11月24日に観察したものです.
亜種名 | 繁殖地 | 越冬地 |
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graellsii ニシヒメセグロカモメ | アイスランド,ファロエ諸島,西ヨーロッパ | 南西ヨーロッパ,アメリカ合衆国東岸,西アフリカ |
intermedius タイリクヒメセグロカモメ | オランダ,ドイツ,デンマーク,南西スエーデン,ノルウェー | 西ヨーロッパ,西アフリカ |
fuscus バルトカモメ | バルト海,フィンランド,北西ロシア | 北東および東アフリカ |
heuglini ホイグリンカモメ | 北ロシア,北西シベリア(東からタイミール半島まで) | 東アフリカ,南東アジア大陸部の南西部,南部,北部 |
barabensis ステップカモメ | 中央アジア | 南西および南アジア |
中央:ホイグリンカモメ,左上:セグロカモメまたはモンゴルカモメの第2回冬羽,右下:セグロカモメ
セグロカモメに比べて小さくスマートで細くて長い脚.
初列風切と大雨覆の模様がホイグリンカモメを示唆しています,詳しくはこちらをご覧ください.
*1:「長崎県雲仙市千々石町におけるホイグリンカモメLarus heuglini, ニシセグロカモメL. fuscus,アイスランドカモメL. glaucoidesの記録,2009,山階鳥類学雑誌 41-1