ヒメセグロカモメ(6/7)

ホイグリンカモメ,ステップカモメ(若鳥,2cy 4月)

ホイグリンカモメ,ステップカモメの第一回冬羽はよく似ていて完全な識別方法はないとされています(Olsen & Larsson 2004 *2).しかし,文献*2に描かれている図をよく見ると違いが見て取れます. 雲仙市で撮影した写真と比較するとその違いが判断できます.図は文献*2からの引用,ステップカモメは2017年4月14日,ホイグリンカモメは2017年4月21日に撮影したものです.

上図および写真からホイグリンカモメとステップカモメの肩羽の一枚一枚の模様の違いがわかります.ホイグリンカモメは白地に羽軸および羽縁に沿って 茶色の筋模様です.ステップカモメは一様に茶褐色で塗りつぶした模様になっています.

ホイグリンカモメの初列風切P1-5とP6-10の黒褐色の濃さはあまり差がありません.ステップカモメのP1-5はP6-10にくらべてかなり 白っぽく初列風切の模様はツートーンカラーになっています.またホイグリンカモメの大雨覆いの上面の黒褐色の模様は翼先端の方から楔型です.ステップカモメは 5枚ほどが褐色で矩形状の模様になっています.
上述の3点からホイグリンカモメとステップカモメの第一回冬羽から夏羽に移行中の個体の識別ができます.モンゴルカモメ,セグロカモメ, オオセグロカモメの若鳥(第一回冬羽)にはホイグリンカモメ,ステップカモメに見られる大雨覆いの模様はありません.

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