オオセグロカモメ
Larus schistisagus   

オオセグロカモメ(夏羽),雲仙市,2012年3月17日

オオセグロカモメ(冬羽),雲仙市,2009年12月9日



オオセグロカモメ(幼鳥 1cy),雲仙市,2022年11月25日
カモメ属Larusの幼鳥は翼上下面の模様で識別できます.
オオセグロカモメは尾羽の模様が他の種と違っています・



下面の明暗のまだら模様は海面からの反射光によるももです.

オオセグロカモメ(2cy),雲仙市,2023年2月27日
3ヶ月で幼鳥1cy(上の写真)と羽衣の模様が違っているのが分かります.

和名:オオセグロカモメ         種名:Larus schistisagus   
英名: Slaty-backed Gull   全長:61-66cm
 背の灰色がウミネコより濃い大型のカモメです. 数は多くありませんが諫早周辺では冬季(10月−3月)見ることができます. セグロカモメ,モンゴルカモメと比べて体ががっしりしていて, 嘴が太く背の濃度が濃いので識別できます.冬羽では頭部に茶褐色の縦斑があります.4cyの換羽で成鳥羽になります. 1cyから4cyまで4回違った羽衣(翼の模様)を身に着けます.
北東シベリアの沿岸部からロシア極東,北海道で繁殖し冬季台湾までの南へ移動します. 詳しくはこちらをご覧ください 亜種は記録されていません.