旅行記1-6

今日は観光最後の日。

後ろ髪を思いっきり引っ張られながら、大型船でリド島を後にして、ヴェローナへと向かいました。

ヴェローナは、可愛らしくてとても瀟洒な感じの街。
でも、あまりにもベネチアのインパクトが強過ぎて、正直言うとこの街の印象はあまり強くは残っていません。

お決まりのロミオがジュリエットと愛を語らったというバルコニーのある家とかに連れていかれたのですが、別に本当に2人が居た場所でも無いし、所詮はヴェローナが観光名所にするためのウリにしているだけの場所なので、「へっ？？ここが？」という感じがしただけ。

ヴェローナにはもっとたくさんステキな場所があるはずなので、他の所に連れて行って欲しかったな～。

＜アドバイス＞　ジュリエッタの像の右胸に触ると幸せになるという言い伝えがあるため、観光客が群がって、順番を競い合っているのですが、その気を取られているスキを狙うスリが結構出没するようなので、要注意です。私たちが順番争いに気を取られている時、怪しい人がウロウロしていたので、添乗員さんとガイドさんが一緒になってずっと睨んでいたということを後になって聞きました。確かに荷物のことなんて忘れて全く無防備だったので、危ない！

短い観光時間を終えて、最後の目的地であるミラノへと向かいました。

まずはスフォルツェスコ城へ。

ここにも、ミケランジェロの未完の彫刻「ロンダリーニのピエタ像」などがありますが、私のような素人には「？？？」な作品ばかりで、いまひとつの感想。

続いて、スカラ座の前からヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリアを通って、ドゥオモへ。

あぁ・・・もうこれ以上表現する言葉が見つからない！！

フィレンツェのドゥオモや、ローマのサンピエトロ寺院のとは全く違う、ゴシック建築の鋭角的なシルエットは、これまた新鮮。柱の1本1本まで細かな彫刻が施され、見る者を圧倒する迫力があります。

内部もとにかく広い上に、ゴシック教会の特徴でもあるステンドグラスが美しく、これまでに各地で見たドゥオモとは、ちょっと違った趣きがありました。

見学を終えた後、2時間ほど自由行動となりました。

添乗員さんから、ドゥオモの屋上に上がったり、スカラ座博物館の見学がお勧めという説明があったので、私は、エレベーターに乗ってドゥオモの屋上に上がることにしました。

残念ながらミラノの景色は、柱や柵にはばまれて、さほど綺麗には見えないのですが、屋上の柱の様子が間近に見られて、下から見上げるのとはまた違った美しさを楽しむことができます。

しか～～し・・・

高所恐怖症にはかなり恐い！！階段を上り下りして屋上をあちこち歩くことができるのですが、上りはまだ良いものの、階段が急なため、下る時には目の前に地上の景色が広がり、まるでそのまま落ちてしまいそう・・・
ひぇ～～こわいよぉ～～。
そのうちへっぴり腰状態でしか歩けなくなり、早々に下りてしまいました。生きた心地がしなかった・・・。

地上に下りた後は、エルメス、アレッシ本店などのお店巡り。

集合時間になる前に、かなり歩いたのと、暑さでヘロヘロに。これ以上動けないという状態で入ったガレリアのカフェでいただいたレモンジェラート＆ソーダはホントに美味しかった！！

こうして充実のイタリア観光は名残惜しくも全て終了。

ミラノのホテルで1泊したら、残すは帰国のみ。