2005年1月14日〜1月16日
中国<上海>旅行記(2/2)

イタリア旅行記
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番外編

上海と言えば外灘。外灘を見ずして上海は語れません。芸術的なのか奇妙なのか、かなり微妙なデザインで有名なテレビ塔をはじめ、欧米様式の石造り建築が立ち並び、とても素晴らしい眺め。
テレビ塔やグランドハイアットホテルからの夜景もとても素晴らしいようです(私は上っていないのですが)。
でも、ライトアップされているのは夜10時頃までらしいので、要注意。同僚はせっかくハイアットに行ったのに、時間が遅かったので夜景は殆ど見られなかったとのことでした。
また、昼間にテレビ塔に行った別の同僚曰く、すご〜く並んで上ったわりにはたいして景色は綺麗じゃなかったそうです。上海は全体的にガスっているので、よほど天気の良い時か、夜に上る方がいいかも知れません。

外灘(バンド)の夜景

欧米様式の建物が立ち並ぶ

代官山風の街並み

新天地

上海で一番オシャレな場所として知られているのが新天地。イタリアン・レストラン、カフェ、雑貨屋さん、ブティック、映画館などが立ち並ぶショッピング・ゾーンです。
これまでの中国のイメージとは全く違い、自由が丘か代官山かといった風情ですが、扱っているものの値段もまた中国式ではありません。シノワズリ雑貨が豊富な「シンプリー・ライフ」が楽しくて、30分くらいウロウロしてしまいましたが、化粧ポーチが1,300円ほどと、ほぼ日本とかわらない値段のものばかりです。
オシャレなお茶屋さんなどもあるので、ちょっとお値段高めのお土産を調達するには良い場所ですが、昔ながらの中国らしさを求める人には不向きな場所かも。
各お店のオープン時間が遅いので、午後に行くのがお勧め。

上海のシンボル・テレビ塔

雲南路美食街

中国に行ったら、屋台街で安くて美味しいものをいっぱい食べたい!!と、かねてから思っていた私は、自由行動のお昼に、この雲南路美食街へ行ってみました。
前日の夜、同僚たちがたくさん屋台が並んでいて楽しそうだったと言っていたので、期待して行ったのですが、残念ながらお昼は屋台は出ていませんでした。とほほ。
ホテルから新天地、そしてこの美食街とずっと歩きっぱなしでお腹が空いていたので、とりあえずその辺にあったファミレス風のお店に入りました。
お店に入ると店員さん全員が「グッモーンング!」という、欧米レストランチェーンの変な所を真似したようなお店で、中華料理のほか、ステーキ・メニューがたくさんありました。
私は餃子とチャーハンを頼みましたが、値段が安くてボリュームだけはすごいものの、味はイマイチ。でも、店員さんの感じがよかったので、まぁよしとしましょう。

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マッサージとエステ

中国と言えば、マッサージ。そして最近はエステやらスパやら、美容系のお店も豊富にあります。
何と言っても魅力はその安さ!上海市内はさほど見所が多いわけではないので、エステなどでゆっくり時間を過ごすのもお勧めだと思います。
私は2日目の夜、私たちの会社と取引のある会社の上海在住・日本語ペラペラ中国女性に、ホテルの近くのマッサージ店へ連れて行ってもらいました。
そこは薄暗い中にネオンが輝き、一軒怪しい風俗店風なのですが、中はとても雰囲気があって素敵なお店。たくさんあるメニューの中から、私は60分足ツボマッサージコースを選択しました。
同じコースを選んだ同僚2人と共に案内されたのは、トイレも付いているオシャレな個室。ゆったりしたソファに座ると、ハーブ・ティーも出してくれました。完全に欧米スタイルではあるのですが、樽に入った足湯をどこからともなく少年が持って現れるところだけが、なんとも中国的な感じ。
足ツボコースなのに、肩のマッサージから始まってゆっくり身体をもみほぐしてくれ、「60分にしては短いんじゃない?」という不満を除けば、満足できるお店でした。それで値段は日本円で1,300円ほど。
別の日に同じ部屋の同僚が行ったスパは、2時間たっぷりエステをしてくれて、料金たったの2,500円ほどだったとのこと。安い!!
ただ、変なお店に当たることもあるので、ホテルのコンシェルジェに予約してもらうなど、お店選びは慎重に。また、高級店でもない限り日本語はもちろん英語も通じないので、コミュニケーションが難しいことにも注意が必要。違う班で行った同僚は、足ツボマッサージをしてくれた人が「○○が悪い」と言っているものの、その「○○」がどこのことだかわからず、ずっと気持ち悪い思いをしていると言っていたので・・・。

襄陽服飾礼品市場(じょうようふくしょくれいひんしじょう)

いわゆる泥棒市のような場所がこの「襄陽服飾礼品市場」。安い衣料品や時計、雑貨などを売る屋台が立ち並んだ市場で、怪しいコピー品やら勝手にブランド名を語った品などがたくさん売られています。
人出もハンパでないほど多く、先に進むのも大変。しかも5歩も歩くと「ロレックス、ロレックス」とか「ヴィトンあるよ〜」とか、怪しい物売りの人がしつこくつきまとって声をかけてくるので、うっとおしくて仕方ありません。
結局1周だけして早々に立ち去ってしまいました。
でも、そうした商品を買うのが楽しいと言う同僚たちには、結構面白い場所だったようです。ちなみにロレックスの時計が1個1,500円(笑)。
もちろんコピー品は日本国内持ち込み禁止ですし、見つかったら没収されるので、良い子の皆さんは買ってはいけません!
でも、あまりにも本物とかけ離れているので、ギャグとしてちょっと許したくなってしまう気も・・・

旅を終えて・・・

社員旅行ということで、あまり期待していない旅でしたが、終わってみたらとても楽しい3日間でした。
街自体には感動するほど面白いとか素晴らしいとかは感じませんでしたが、安くて美味しいものがたくさん食べられたのと、中国パワーのすごさを実感できたので、自分ではあまり行こうと思わない場所だけに、機会をつくってくれた会社にちょっと感謝。

後日談

旅は楽しかったものの、実は帰国したとたん熱でダウン。
上海に居る間はなんともなかったのに、成田に到着する頃から身体が重くなり、入国審査の列に並んでいる時にはもう立っているのもつらいほどに・・・。リムジンバスに乗る前にバッファリンを飲んでなんとか動けるようになったものの、家に帰って熱をはかったら38度近くも!
結局、翌日の月、火、そして金と3日間も会社を休んでしまいました。
ところが会社を休んだのは私だけではなく、30人のうち10人もの人がダウン。どうやらみんなインフルエンザを拾ってきてしまったらしいのです。
その後も10日間近く体調がもどらず、食事も殆どとれない状態が続き、上海で太った分以上の体重が減り、大変な目にあってしまいました。
上海は東京より寒い上に、空気が乾燥しているので、うがい、手洗いをもっとマメにすべきだったと反省。
また、お医者さんに「変な病気だったら大変なんだから、成田で具合が悪い場合はすぐに空港のお医者さんに行きなさい。」と怒られてしまいました。まったくそのとおり・・・
楽しい旅の後は、踏んだり蹴ったりの日が続いたのでした。ヤレヤレ。

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