2005年1月14日〜1月16日
中国<上海>旅行記(1/2)

イタリア旅行記
HOME
HOME

番外編

会社始まって以来の「海外」社員旅行の行き先が上海と決定。
そして私にとっても入社以来初の社員旅行への参加。
会社の人たちと団体行動するなんて嫌だよ〜、と一度は参加を見送ったものの、「海外旅行」という魅力と、自由行動時間の多さが気に入り、申し込み締め切りを過ぎてからの滑りこみセーフの参加となりました。
社員旅行なのでもちろん自由行動以外の料金はタダ。(でも毎月積立金が強制的に徴収されるので、実は結構な額は負担している)
会社の公式行事と言っても全員で行く訳ではなく、全く行けない人・行かない人もいる上、行ける人を更に何班かに分けたため、私たちの班は30名ほどの団体でした。
中には殆ど話したことも無い人もおり、飛行機の隣は誰だろう、部屋割りはどうなるのかな〜、など些細なことが気になったりして、ちょっと緊張ムードで旅行はスタート・・・。

成田から上海までは2時間30分ほど。映画1本見終えると到着するくらいの時間なので、楽に行くことができます。いつもは眠くて映画を見切ったことが殆ど無いのですが、今回は邦画の「スウィング・ガールズ」を最後まで鑑賞。とても面白い作品だったので、気付いたら到着時間となっていました。
上海空港から街の中心まではリニア・モーターカーに乗車。乗車時間8分ほどで75元(日本円で1,000円ほど)とお高いので、殆ど観光客しか乗っていません。
しかしなんといってもその魅力は最高時速431kmの速さ!!車内に表示される時速を見ながら、みんなでキャーキャーワーワーと、まるで遊園地の乗物にでも乗っているかのようにはしゃいでしまいました。
但し、新幹線の時速である300kmがすごく遅く感じられるほどの速さを体感できますが、かなり揺れが激しいので、長時間乗っているとしたら乗物酔いしてしまうかも知れません。

成田から街の中心地へ

豫園

まずはバスに乗って、上海でぜったい外せない観光地「豫園」にGO!
豫園とは、1559年に着工、1577年に完成した四川省の役人が父親のために造営した私庭園。広い敷地の中に、まさに中国だね〜といった趣の建物やら造作物やらがぎっしり。
豫園の近くには「豫園商場」と言う一帯があって、ここがなかなか面白い。東京で言えば浅草みたいな感じで、安くてキッチュなお土産品を売るお店がいっぱい並んでいます。これらのお土産品は、ある意味「ダサイ」を超越してオシャレに使いこなせそうなものもあるので、掘り出し品を探して歩くのにはとても楽しいと思います。

南翔饅頭店

豫園に行ったらぜったい立ち寄りたいのがショーロンポーで有名なこの「南翔饅頭店」。
なにしろ本当に本当に美味しい!!そして安い!!1皿16個入りで8元!!(日本円で約100円) 1個がショーロンポーにしては結構大きいので、1皿を2〜3人で分けて食べても充分な量があります。
通常は大人気のお店なので30分ほど並ぶことが多いらしいのですが、私たちは運良く5分ほどですぐ買うことができました。
このお店にもう一度行くためだけでももう一度上海に行きたい!と私は真剣に思っています。ちなみに六本木ヒルズに支店がありますが、日本の某レストラン経営会社の系列チェーン店なので、値段は1個あたり上海の15倍ほど!私は行ったことが無いので味が同じかどうかはわかりませんが・・・

ホテル

今回私たちの団体が宿泊したのは花園飯店、またの名をオークラ・ガーデンホテル。つまりオークラホテルの系列。
場所は繁華街に近くとても便利で、日本語が問題無く通じる、アメニティが充実している、部屋も広々、1Fの三越は品揃えが豊富、朝食のメニューが充実などなど、なかなかゴージャスなホテルでした。
特にアメニティには、日本の入浴剤や、他のホテルでは見たことがない垢すりスポンジなども。また、スリッパやバスローブに加え、浴衣が常備。事前に知っていたらスリッパもパジャマも持っていかなくてもよかったんだけどなぁ。
1Fのホテルには、オシャレなシノワズリ・グッズも豊富で、時間が無かったらお土産はここで全部調達できてしまうかも。

車内の電光掲示板に速度が表示される

街並みと移動手段

上海は思った以上に都会。私の実家のある名古屋なんて足元にも及ばず、東京とほぼ同じくらいの規模を感じました。
歩いても歩いても高層ビルが立ち並び、デパートなどの大規模商業施設もあちこちにあります。
車の通行量もハンパではないので、空気は悪く、気候のせいもあって、晴れていても空がどんよりしています。
車と言えば、メチャメチャ運転が荒く、日本と違って歩行者より車が優先になっていて、横断歩道を渡るのも怖いのにはびっくり。信号があるのに警官や交通整理係の人が立っているのが不思議だったのですが、交通ルールが全く守られていない様子を見て妙に納得。そういった人たちがいなかったら、あっちでもこっちでも交通事故が続出するのかも知れません。
空気も悪く、車にもひかれそうになるので、のんびり街を散策というのも少々疲れるので、ある程度地下鉄などの交通機関を利用した方がかしこいかも。私は残念ながら地下鉄やバスに乗る機会を逃したので公共交通機関の様子はわかりませんでしたが、1度タクシーには乗りました。

夕ご飯

1泊目の夜は、自由行動かオプション・ツアーを自由に選択することができました。
オプションを選択した人たちはショーロンポーが有名なレストラン「鼎泰豊」と上海雑技団がセットになったツアーへ。私は会社の人たちと団体行動をするのが嫌だったので自由行動を選んだのですが、後で聞いてみると上海雑技団は素晴らしく面白かったとのこと。ちょっと失敗したか・・・。
しかしながら同僚たちと4人で行った現地ガイドお勧めレストラン「避風塘」は大正解!!
この「避風塘」は、いつも行列ができるくらい地元の若者でいっぱいの人気チェーン店。私たちはホテルのすぐ近くにあるお店に行ったのでした。
点心料理なので、少しずつたくさんの料理が食べられて、どれもこれも美味しいのなんの。しかもびっくりするほど安い!
もうこれ以上食べられないというほど4人で食べまくってお会計は日本円で2,300円ほど。ちなみにこれ4人分の料金。
写真付きの日本語のメニューも置いてあるので料理を選ぶのも簡単ですが、私たちは近くのテーブルの美味しそうな料理をみつけては「アレ」と指差して注文していました。その他、たまたま隣に座った人---最初が女性1人客、次に男性1人客---にお勧め料理を聞いたりも。特に2人目の男性は、あれこれ教えてくれただけでなく(彼はアメリカ在住で英語もペラペラだった)、私たちに自分の料理を食べさせてくれたり、1皿おごってくれたりと、とても親切でした。
2泊目の夜は、全員で上海蟹料理で有名な高級レストラン「王宝和酒家」へ。
上海蟹を使った料理があれこれ出て来た後、メインのオス・メス1人1杯ずつの蟹が食卓にドド〜ンと出てきました。
味は・・・
季節が少し外れているせいか、正直それほど美味しいものだとは思えませんでした。それ以外の料理も味付けが上品で、特に感激するほど美味しいとは思えず・・・。1人あたり600円弱だった「避風塘」の方が口にあったと言うことは、やっぱり私は貧乏人?!

高層ビル群

美味しそうな匂い&湯気が立ち上る軒先

ニラたっぷりの饅頭

NEXT

朝ご飯

ホテルの朝食も美味しかったのですが、せっかくだからと帰国の朝の朝食は、地元の人たちが行くお店へ。
ガイドさんから教えてもらった通りに、ホテルを出て、公園で太極拳をするおじいさん、おばあさんを眺めながら歩いていくと、軒先から湯気が立ち上るお店商店街が見えてきました。
観光客など誰一人も居ない地元民のみの雰囲気がなかなかGOOD。何を食べるか迷ったあげく、肉まん、ニラまんじゅう、揚げパンを購入。しめて日本円で約50円ほどなり。
肉まんは肉汁たっぷりだし、ニラまんは熱々でお味も良いし、とても満足!!但し、かなり油っぽいのでちょっと胃がもたれたのと、朝っぱらから口がニラ臭くなったのにはちょっとまいりましたが・・・。
中国らしい朝ごはん体験はお勧めです。

旧正月前のいかにも
中国なディスプレイ

街中にはたくさんのタクシーが走っているのですが、旧正月前の日本で言うところの師走だったためか、どのタクシーにも先客が居てなかなかつかまえることが出来ません。同僚も、夜にタクシーがつかまらなくて大変だったと言っていました。
中にはボッタクリタクシーも居るようなので、要注意。

1本奥に入ると静かな通りもある

Click for Shanghai, Shanghai Forecast