憲法セミナーの内容と開催日時

我々の主催する「市民のための憲法セミナー」は憲法に興味を持ち、それを学びたいと考えるすべての人を対象にしています。従って、年齢、性別、職業、学歴、憲法の学習歴など、すべての点で参加資格というものを設けません。あえて参加資格を書けば、「憲法に興味を持ち、真剣に学ぶ姿勢がある人」というだけです。

また、このセミナーは特定の団体や政党を支持したり、批判したりする性質を持ちません。同様に、語り手は特定の意見や立場を主張したり、聞き手に対してそれを押しつけるものではありません。あくまでも、中立な立場で、わかりやすく憲法を語るのです。もちろん、この活動は特定の政党・団体によって維持されているものではありません。

私たちがこのような活動を始めた動機…


それは、このページの最後を見て下さい。

 

  1. ある日の憲法セミナーのスケジュールです
18:20 そろそろ参加者が集まってくる

18:30 セミナーの開始、50席用意したが、埋まったのは7割程度

      語り手が簡単な自己紹介をしつつ、だんだんとお話へ。「国家を統治するにあたって、
       もっとも大事なことは何だと思いますか?人々の人権を守ることですか、それとも、
       戦争を起こさないことですか…」

18:40 憲法の基本原則である基本的人権の尊重、国民主権、平和主義と、憲法の最上位の
       理念との結びつき。参加者の顔つきがだんだん真剣になってくる。

18:50 いよいよ、三権分立という言葉が登場。はたして、三権分立とはどういう役割がある
       の?

19:20 第一部憲法総論終わり。参加者は熱心に聞き入る。

19:30 基本的人権各論。情報公開制度は憲法上どのような意義を持つのか。地下鉄サリン
       事件を憲法的に分析すると…など最近のトピックにあわせて憲法人権を語る。

19:50 人権各論終了。Coffee Break

20:00 後半の開始。まず、三権分立を検討する。官僚とは憲法上どのような位置づけを与え
      られているのか。

20:15 三権分立に続いて、間接民主主義について。国民は憲法上どのような役割を期待さ
       れているのか。日本において、大統領制を導入するにはどうすればいいのか。憲法
       の体系に即して説明がなされる。

20:30 市民にとってもっとも身近な分野である地方自治について、憲法は何を定めている
       のか。地方分権は可能なのか。

20:50 そろそろ終わりの気配。最後に裁判所による違憲立法審査権について考察する。裁
       判所が自衛隊を違憲とする判決をなかなか出さないのはなぜか。

21:00 講義終了、質疑応答へ

21:15 活発な質問と議論が続く…詳しくはQ&Aのページへ。

21:30 すべての予定が終了。アンケートを提出した人から解散。

(2)憲法セミナーの開催予定

@ H10.11.2(月)18:30〜  大前研一ビル・地下セミナールーム(東京・市ヶ谷)   鮫 島(終了=>報告書へ

A H10.12.14(月)19:00〜  大前研一ビル・地下セミナールーム(東京・市ヶ谷)   鮫

(3)私たちがなぜこのような活動を始めたのか

一言で言えば、「主体的な市民を作る」ということです。様々な価値観が変わろうとしている今、社会も従来のように官主導ではなく、市民が自ら考え、市民の立案した政策が政治に活かされていくべきであると思います。しかし、その前提として、市民が国家というものをよりよく理解しなければならない。国家を理解するためにはたくさんのアプローチがあるのですが、その一つの選択肢として、国家の基本法である憲法を学び、我々が今どのような枠の中で暮らしているのかを知ることは大切なことであると思います。

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