絹張り、紙張り、マイクログラス

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森>マイクログラスはみんなが簡単だ簡単だといいますね。スターレットが森にしてはめずらしくフルプランクなのでマイクログラスを試してみます。実は、昨日、模型屋でひとセット購入してきました。グラスと樹脂とプライマーとプ樹脂用のシンナーです。ノーマークのものです。

加>新しいものにチャレンジですね。しかし、マイクログラスは削るとガラス繊維が飛びますから、体がかゆくなります。注意して下さい。加藤の環境ではとても無理です。

森>今日、主翼の裏面を張ってみました。案外簡単でした。すぐ固まるようなことが書いてありましたが、数時間かかりましたね。温度が低いためでしょうか。まぁ、刷毛で1回塗れば終わりですから、10分くらいで張れてしまいます。絹張りよりは早くて簡単です。一番手間取ったのは、グラスを所定の大きさに切るときです。はさみでなかなか切れません。

加>そうですか。その上に、プライマーを塗って、削るわけですね。ガラス繊維が毛羽立ちませんか? それから、しわになりませんでしたか?

森>プライマーは、週末に吹き付けてみます。ガラス繊維は樹脂が固まれば、サンドペーパーでさくさく毛羽をとれます。余分な周りのグラスもカッターでうそのようによく切れました。それから、張るときは刷毛を動かす方向さえ間違えなければしわはできません。まちがえてもすぐ直せます。絹は引っ張りながら張りますから、ちょっとこつがいりますけどね。何しろ、紙や絹より短時間でできるので、我々サラリーマンマニアには向いています。

加>マイクログラスの樹脂はにおいますか? プライマーは吹き付けですか? 長谷川君は筆で塗ったら刷毛の跡が残って大変だったと言ってました。刷毛だと、下に塗った分を削いでしまいますからね。

森>樹脂はかなりにおいます。プライマーは説明書には刷毛塗りって書いてありますが、本をみたらみんな吹付けをするように書いてあります。樹脂の方はノーマーク専用のシンナーがあったので、主翼下面は少し薄めて刷毛で塗りました。今日は、主翼の上面をやりましたが、シンナーを使わないでグラスを張りました。シンナーがない方が張りやすかったです。こんなに簡単な方法だと、ノープランクのところにも応用できないものかと考えてしまいます。例えば、絹にこの樹脂を使って張れないでしょうかね?

加>うーん、そういう話は聞いたことがありません。グラスよりは絹が目が細かいですから、できるかもしれません。しかし、樹脂で絹をピンと張った状態で押さえておくのができますか? なにか、回りを固定する方法を考えないとだめではないですか。

森>そうか、それはできませんね。ラッカーやドープのようにはいきません。そうすると、ラッカーで張ってから、樹脂で目止めをすることになりますが、シンナーがラッカーを溶かしますね。それに、ラッカーを使うんじゃ元も子もありません。やっぱり、話を聞かないと言うことはうまくいかないのでしょう。

加>絹も紙のラッカーかドープ以外ではちょっと張れないでしょう。加藤は、フラッシュのときに、ドープとラッカーをまぜて張ったことがあります。プランクのないものは、(フルプランクに改造するか)絹か紙しかないわけですね。マイクログラスは、スタント機とパイロン機用ということです。小さい飛行機ではフルプランクは少ないですから。

森>今日は、プライマーを吹きました。これはたれてもいいから気が楽です。寒かったんで、倉庫の中でしましたが、飛散はしませんでした。昔の半分壊れたガンで吹きましたので、時間がかかりましたが、片面1時間くらいです。

加>飛散しないのは粒子が大きいのでしょう。作業が手早いですね。どんどん進んでいるようです。今度見せて下さい。森君のマイクログラスの感想を聞いてから、加藤も試してみます。ちょうど、キャップ20がフルプランクで半分工作ができていますから。

森>最初の1機は勉強ですね。とにかく、いろいろやってみましょう。まだ、胴体が全然できていませんからね。どれくらい材料がいるのかもわかりません。明日くらいに、プライマーを削ってみます。削ったらまたプライマーを吹いて、それから、ウレタンの白を吹いて、そして色をのせて、さらにクリアです。日曜日ごとにやっていたら、塗装だけで3カ月くらいかかりますね。サラリーマンにはこの趣味はハンディがあります。

加>クラブでも我々2名は家が飛行場から遠いですし、おまけに加藤は借家住まいです。でも、よくやっている方でしょう。森君も忙しいのによくつぎつぎ作りますね。

森>忙しいときほど作りたくなりませんか?



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