ラッカーは耐久性が問題

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森>どうしてもあとあとのことを考えるとシルクか紙になりますね。特に戦闘機なんかを作ろうと思うと色が問題でしょう。プラカラーみたいにウレタンも色の種類があればいいんですけど。

加>森君のスピットファイヤーはラッカーでしょう? 加藤もサーカスをラッカーでダッシュ風に仕上げたことがあります。ラッカーは本当に扱いやすい塗料です。

森>森のスピットは、水性塗料です。あの、プラモ屋さんに並んでいる田宮のです。あれもラッカーって言っていいのかな。仕上げはウレタンですけどね。あの機体は、紙を張りましたね。サンディングシーラで張りました。でも、シルクや紙をラッカーで張るのは、グロー対策が完全なようでも、やっぱりだめですね。

加>そうです。どこからともなく染みてきます。エンジンルームで完全なプロテクトをすれば良いのかもしれませんが。木ネジの穴とかでも入ってきますし、木の中(断面)を染みてきます。

森>それで、森は一時期はドープでシルクを張るようにしたわけです。ドープで張って、色はウレタンです。

加>ドープは乾くとものすごく薄くなるので、目止めが大変です。何回も塗らないといけない。あれは大変な労力です。

森>そうです。2、30回は塗りますね。はは、まぁいいじゃないですか、楽しい工作です。粉分を適当に入れればもっと効率が良くなるでしょう。効率よく仕事を進めるという意識を持たないといけませんね。どうも、趣味だからって思って、効率を追求しないのです。反省しましょう。

加>同じ結果が得られるのであれば、なるべく労力が少ない工法を考えるべきです。進歩がありません。ドープは森君にすすめられて使ってみましたが、あの工程は本当にげんなりします。ウレタンで絹を張るわけにいきませんから、困ります。

森>スケール機をやっている人はだいたいラッカーかドープですね。ドープやウレタンにラッカーの顔料を混ぜるというのも聞きます。水性でもレーシングカーのクリアボディに塗るアクリル系のものはグローに溶けないようです。森はこれをエンジンルームに塗っています。色も結構ありますが、戦闘機の色はありません。

加>塗料には相性があって、たとえばウレタンの上にドープはのりません。上塗りするとしわになったり、ひびが入ったりする組合わせがあります。ラッカーの上にウレタンを塗ったときに、シンナーが干渉して、ひびが入ったこともあります。結局、なるべく同じ溶剤の塗料が付着もよいわけです。EZ機も上から塗れたらいいんですけどね。そうしたら、真っ白のものを買って、スプレーウレタンで塗装して、オリジナルカラーが楽しめます。

森>ウレタンは、スプレーガンがすぐダメになりませんか? 森の掃除の仕方が悪いのでしょうか。今のガンは3つ目です。どうしても、詰まってしまいます。

加>ウレタンを吹き付けで塗ると、かなりの部分が飛散して、回りに色の粉が積もっています。シンナーもかなり必要ですし、ちょっとアパートでは苦情が出てできません。部屋の中で塗装して、ガス警報器が反応したことがあります。森君はこの前、加藤がおじゃましている時に、部屋の中で吹き付けをしていましたね。

森>あの細かい粉(飛散して固化したものですね)は、ガンのプレッシャーを少し弱くしてやると減ります。つまり、無駄がなくなりますよ。部屋の中でするのはプラモや鉄道模型のような小型のものです。ピースコンを使うような場合だけです。飛行機は絶対できません。スピットの時はピースコンで迷彩を吹きましたけど、水性塗料はにおいが弱いので楽でした。でも、プラモでやっていると、水性より油性の方が吹き付けが綺麗にできます。粒子の細かさでしょうか?

加>うーん、加藤は使ったことがありません。専用の塗装のブースが欲しいですね。体によくありません。スプレータイプで、グロープロテクトが完全なものがあるといいのですが。燃料のニトロも15%くらいになると、ウレタンでも完全ではないはずです。

森>電動やガソリンエンジンは、この点は気楽ですね。でも、飛行場へ行くと隣から排煙が飛んできますか。せめて、クリアのウレタンに入れる顔料が沢山出て欲しいですね。

加>やはり、これからはマイクログラスですか。これが、経年劣化が一番少ないでしょう。色はウレタンしかないと思います。スケール機は何回も飛ばさないということです。



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