室内ヘリから先尾翼へ

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森>キーエンスのレボリューションはこの前、東急ハンズでもパーツが置いてありました。あの会社は、測定器なんかでもちょっと職人的なところがありますね。面白いものを作ります。

加>値引きがないのが痛いです。模型のメーカーじゃないからしかたがありません。加藤もワンダーホイールとマッドチューンを持っていますが、やはり、なんかに惹かれて買ってしまいました。

森>最近(実はかなり前ですが)マイクロマシーン関連のエンジニアリングが注目されています。飛行機が室内で飛ばせるのも夢ではありません。10gくらいの重さならいずれいけるでしょう。加藤さんは地上ものばかりじゃないですか? 例の4つローターがあるやつはどうですか?

加>ジャイロソーサーですね。うーん形がね今ひとつ実感がなくて(ワンダーホイールはワンダースリーに出てくると言い訳します)。

森>それでワンダーホイールって言うのですか? ジャイロソーサーと同じようなのをエンジンでやっていますよ、うちの大学の航空学科で。某模型の親父が作っているようです。

加>航空学科は仕事でラジコンが飛ばせていいですね。うらやましい限りです。レボリューションはどれくらい飛びますか?

森>電池ですか? 森は有線でやっていますから、電池はなくなりませんが、そうですね、森の腕では1分もホバリングはとうていできません。どうやら、バッテリィを積んだ方が安定するという話です。いずれにしても、あれが飛ばせれば、60のヘリなんかお茶の子さいさいです。という意味では、練習になります。

加>小さくなるほど難しいのは何でも同じです。ちょうど長い棒の方が立てて手に載せるのが簡単なのと同じですね。どっしりしているからです。

森>固有周期というものが短いわけです。固有周期は、重力の復元力によるような振り子の場合は長さに比例しますし、バネを使ったものでは質量/バネの強さに比例します。固有周期というのは、一般には共振現象でわかります。

加>フラッタも共振ですね。それで、重さを変えて周期を変えてやるわけです。ところで、今度のキーエンスのタンデムヘリはいかがですか。スケール的にもぐっと良くなったと思いますが・・

森>森はもういりません。でも、タンデムの方が電動だと機構的に有利だと思ったのですが、どうして後から出たのでしょうね。やはり、操縦系のソフト的な問題でしょうね。2重反転ヘリもなかなか製品化されませんね。左右に少し離れた2重反転なんかかっこいいと思いますが。

加>テールローターがあるヘリが一番運動性がよいということですね。そのかわり、テールローターを回すエネルギィだけエンジンのパワーを無駄遣いするわけです。自分が回転しないためにエネルギィを使っていることになります。

森>1割くらい無駄なのでしょうか? 飛行機でも尾翼が無駄をしていますよ。エレベータが少しアップで飛んでいますけど、そのとき尾翼は飛行機を下に押さえているわけですから、主翼は余分な重量を支えなくてはなりません。だから、無尾翼が効率がいいわけです。先尾翼は反対にエレベータダウンがアップだから、尾翼も重量を支えますけど。

加>ライト兄弟の飛行機が先尾翼です。いつのまに反対になったのでしょう。確か、パイロットが脱出するときにペラに巻き込まれるという理由で採用されなかったと読んだことがあります。脚が長くなるとか。

森>ジェットではそれは解消されています。パイロン機で一時期プッシャーの先尾翼が出ましたが、ペラの製品不足で成功しなかったとか。いずれにしても、今の飛行機の形は鳥に似せているのだと思います。やはり自然の形が安心できる形状なのでしょう。この精神的なものが大きいのではないですか。

加>先尾翼といえば森君のバリビゲンはよく飛びました。なんか異様なものが飛んでいる感じがしました。エンコンをハイにすると頭を下げる癖があって危なかったでしょう。

森>ちょっと2サイクルではオーバーパワーぎみでしたね。遠くにやると姿勢がわかりづらいのが最大の問題です。でも、飛行はそんなに難しくありません。めいっぱい3車輪ですし。ドクトルエンジンに書いてあったように、エンコンハイのダウンはエレベータをミキシングすればよかったと思います。どうも、ミキシングというものをしたことがないのでおっくうです。人間ミキシングでいってしまいますね。

加>飛ばしにくいものを楽しんでいる感じですね。加藤もクイッキーを作ってみたいと思いますが、キットはちょっと形が悪いですね。土橋氏の記事のクイッキーは良かったですね。めずらしい形の個性のある飛行機は、キットがどんどんなくなっていくようです。やはり、自作ですか・・・



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