MORI Hiroshi's Floating Factory
<飛行機製作部>
Airplane Model Workshop
模型エンジンのご紹介
/☆Go Back☆/
ミステリィ制作部の日記で以前に紹介した写真をまとめてみました。(99/01/07)。
OSの4サイクル単気筒エンジンです。手前が26で、奥が53という大きさ。キュービック・インチですので、だいたい、60で10ccになる勘定です。回転数は10000RPMくらいですね。そこまで回すと煩いですが、8000回転くらいで4サイクルらしい良い音がします。26というのは、4サイクルでは世界最小だと思いますが、2キログラムくらいの飛行機を飛ばせますね。森は、この26エンジンが大好きで既に4つ目くらいですね。
SAITOの4サイクル単気筒エンジン。ボディが黒くて、バルブのカバーがゴールドで、お洒落ですね。大きさは50です。SAITOというメーカは蒸気エンジンでも有名です。4サイクルエンジンもパワーのある軽量のものを製品化します。森が使ったうちでは、80というエンジンがパンチがありましたね。アルミ一体シリンダが特徴でしょうか。カムのギアがOSと違っています。どことなくSAITOのデザインが好きだ、というファンも多いでしょう。
OSの4サイクル水平対向2気筒「ジェミニ160」です。水平対向というのは見てのとおりですが、両方のピストンの動きを逆にして重量移動を押さえ、振動を小さくするのが基本です。爆発を交互にするタイプをボクサーといいまして、このエンジンもボクサーです。ちなみに、ポルシェのエンジンも水平対向(フラット6とかいうでしょう?)ですよ。よく見て下さい。シリンダの位置が左右で前後にずれているでしょう? ここがセクシィですね(笑)。エンジンの重量は約1kgで、飛行機は10キロくらいまでいけるでしょうか? 4分の1のスケール機に最適でしょう。水平対向4気筒「シリウス240」も持っています。
OSのロータリィ・エンジンです。世界最小のロータリィだと思います。重さは300グラムくらい。これは2サイクルです。写真の右にちょっと見えるのがプラグ。左に飛び出しているのがキャブレタとニードル。上にアルミのスピンナがついています。ほぼ40になりますが、とても小さいです。どういうわけか、あまり使われていません。始動性が悪いのか、燃費が悪いのか、耐久性が悪いのか、どれかでしょう。もう少し大きいのだと、4サイクルで2気筒とかありますね。正式にはバンケル・エンジンといいます。
ジーマークの5気筒星型です。これは、とても珍しいでしょう。5つで30ですからとても小さいです。もちろん星型では世界最小。もう20年まえに絶版で手に入りません。森は同じシリーズの水平対向12も持っています(こちらは飛行機を自設計して飛行済み)。2サイクルエンジンですので、カムがなく、星型といっても、ギアを使っています(本物の星型はギアはありません)。
というわけで、本物の9気筒星型です。星型は必ず気筒数が奇数になります(最小は3気筒)。模型ではOSやSAITOから、3、5気筒が発売されています。5気筒だと、20万円くらいですね。写真の本物は、もちろんもう回らないでしょう。東京のナンジャ・タウン内にありました。場所が暗くてぎりぎりしか写っていませんが、飛行機から降ろされて、ディスプレイされていました。百万円の値段がついていましたが、買おうかどうか、真剣に悩みましたね。50万円なら買っていたでしょう。置いておく場所がないですからね〜。惜しかったなあ・・。
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