MORI Hiroshi's Floating Factory Model Railroad Workshop
A&B Report 2015年号


No.30 and No.28 locomotives on the new line, Biwa-kyo Short Line.

/☆Go Back☆/
 2014年10月以来、1年と4カ月ぶりになります欠伸軽便鉄道のレポートです。

 新しい土地で新線の工事を行い、ようやくなんとかレポートができます。といって、以前のように定期的にご報告することにはならないでしょう。気が向いたら、ほんのときどき、ということでご了承下さい。

 このA&Bレポートでは、記録的な意味で主なニュースのみを取り上げてきましたが、既におおむね終了しています。今回はアンコールにお応えしたものです。多少詳細な情報が、多少は頻繁にアップされている欠伸軽便のブログ(Construction in Waterloo)にあります。

 本レポートの写真は、クリックすることで大きなものを見ることができます(ポップアップしたウィンドウはご自分で閉じて下さい)。

 これまでの動画をYouTubeでご覧になれます(こちらが欠伸軽便のチャンネル)。
 機関車製作部トップページから、過去のすべてのレポートを見ることができます。


新線での運行

 新線は、「枇杷峡線(びわきょうせん)」と名づけました。土地は梵天坂線の約2倍で、将来的にはメインラインの総延長は500mに達する見込みです。土地が平たいのと、既に線路が揃っているため、工事は短期間で進展し、現在のところエンドレス400mが仮開通しています。残す100mほどは、土地に傾斜があり、やや難工事となりそうですが、それでも今年中には開通するでしょう。


 庭園鉄道にとって、土地の傾斜がいかに影響が大きいか、ということがわかります(たぶん、実際の鉄道も同じだと思います)。今回の土地は、非常に乾燥した気候で雨が少ないため、バラストは用いず、地面に線路を置くだけで敷設しました。ただ、それでも多少の凸凹はあるので、掘ったり盛ったりの土木工事に(一人で)明け暮れています。


 主力の列車は、28号機のホイットコムで、運転士のほかに乗客は2〜5人。この機関車が欠伸軽便では最強なのです。


 森林というのは、夏はほとんど木蔭です(最高気温は22℃くらい)。秋に葉が落ちると、地面に日差しが届き、むしろ暖かくなります。


 上の1枚めの写真は、新しい機関庫。鉄道車両に特化した建物なので、入口は少し頭を下げないと入れません。この他にもう1棟あります。

 2枚めと3枚めの写真は、新築のオーディオルーム。すぐ横のテラスを列車が通ります。最後の1枚はゲストハウスのサンルーム。この近くも線路が通っています。


30号機

 一番新しい30号機は、ジェットエンジンで推進する機関車になりました。推力10kgfの模型(飛行機)用のエンジンを後部に搭載し、噴射による推力のみで走行します。運転士は、機関車の中に乗り込み、スロットルとブレーキを操作して走ります。3%の上り勾配からスタートすることも可能。
 機関車の後部に車両が連結できないので(排気が高温のため危険)、前に連結してプッシュして進みます(3人を乗せたトレーラを推して走行可)。また、2枚めの写真のように、後部に機関車を連結しジェットエンジンを使わないで運転することもあります(エンジン音が少々煩いため家族からクレームがある)。こんなこともあろうかと、ホイットコムのコントロールケーブルは、前部から出すことも可能なようにソケットが設置されているのです。

 30号機の試験運転 *MOVIE in YouTube*


オープンディ

 オープンディが開催されました。皆さん、飛行機に乗って遠方からいらっしゃった方ばかりです。ゲストハウスができたので、庭園内に宿泊ができるようになりました(10名くらいまで可。ただし、自炊。バス・トイレ有、寝室有、駐車場有、アルコールと煙草不可)。


小さい機関車たち

 45mmと32mmゲージの機関車は、順調に増え続けています。だいたい1年に30台くらい増加していると思います。ほとんどがライブスチームで、新品よりも中古品が圧倒的多数。ここでは最近入手したものの一部をご紹介します(簡単な説明だけ)。詳しいデータはブログをご覧下さい。
 1枚めは、不明(おそらく自作品)、2枚めは、Regnerの製品。3枚めと4枚めのHunsletは、いずれも珍しく新品で、Finescale Engineering製と、ELR Engineering製。


 この3台は自作品です。いずれもライブスチームですが、3枚めはスターリングエンジンなので、スチームとは言わないでしょうか。


 K-27は欲しかった機関車です。これはAccucraft製。欠伸軽便では大型になります。2枚めと3枚めはシェイで、Accucraftの新製品と、かなり古いGeoffbuilt製品です。4枚めは、7/8インチスケールのDecauville(メーカは不明)。


 1枚めは、Hunsletの自作品。2枚めはOゲージのガーラットでこれも自作品。3枚めと4枚めは、Accucraftの新製品で、模型店の特製品。


 Roundhouseのガーラットは突然アナウンスされ、すぐに発売になりました。ヒマラヤ鉄道のガーラットです。2枚めは、2番ゲージのドイツの蒸気動車ですが、未完成品のジャンクで購入。ほぼ、3.5インチゲージのサイズです。3枚めは、1番ゲージの自作品で電動。最後は、Gスケールのライブスチームの自作品。未塗装です。


小さい機関車の運行

 エンドレスの運転コースができたのがつい最近です。写真は、Roundhouseのガーラット、1番ゲージのBR05、AccucraftのK−27。もちろん、いずれもライブスチーム。


ジャイロモノレール

 ジャイロモノレールは、少しサイズアップして試験をしています。写真は、シングル・ジャイロ機の12号機です。Raspberry Piという安価なコンピュータボードを使い、ジンバルと直結させたサーボモータをコントロールしています。このため、複雑な機構が不要になり、また調整も簡単になりました。ラジコンで、屋外の5インチゲージの線路を(片方だけ使って)走ります。


Jack再び

 2016年になってからの工作です。Garden Rail誌の製作記事に従って、7/8インチスケールのHunsletのJackをまた作っています(スケールに関しては、7/8インチスケールと3/4インチスケールの中間です。2年まえには3/4インチスケールだと書きましたが、今回は雑誌の記事に準じて、7/8インチスケールとします)。左の写真が、2年まえのものと比較したところです(サイズ的には同じです)。塗装は、まだこれから……。

 といったところで、またそのうちに……。

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