MORI Hiroshi's Floating Factory
Model Railroad Workshop
<機関車製作部>
スイス・イタリア鉄道視察
/☆Go Back☆/
2002年8月前半。日本は猛暑でしたが、休暇をとって憧れのスイス、レイテッシュ・バーン(RhB)に乗りにいってきました。見るもの見るもの、「あ、これも持ってる!」と叫びたくなる、そんな旅行でした。このページかなり重いと思います。写真は本当はもっと大きなサイズで撮りましたし、全部で500枚近くも撮影したのですが、これはその中のほんの一部です。写真をクリックすると大きいサイズ(といっても撮影した解像度の半分以下のものですが)を見ることができます。ただ、サーバのメモリィを圧迫しますので、大きいサイズのものはいずれ(1年後くらいに)消すかもしれません。
<ルツェルン>
成田からチューリッヒへ飛び、そこの空港からルツェルンまではタクシーで田舎道を飛ばしました。今回の旅行はスバル氏の他に講談社のM澤氏とK城氏という女性3人と一緒でした。1枚目の写真はルツェルンの街の中心部の川沿い。雨上がりで虹が見えました。2枚目がホテルのすぐ近くにあった教会。質素で端正なデザインはいかにもスイス的。3枚目は街を走っているトロリィバスです。2両連結のもの。実際に切符を買って乗ってみましたが、切符のチェックはなくて、善意に頼ったシステムのようでした(罰金はあったみたいですが)。
<交通博物館>
ルツェルンに来たのはもちろんここが目当てです。交通博物館。スイスといえば、世界一の鉄道王国。イギリスならヨークの博物館、ドイツならフランクフルトの博物館ですが、いやあ、ここはまた凄いです。予想以上に豪華な品揃えでした。まず、1枚目の写真のように、10分の1くらいのスケールのモデルが沢山ならんでいます。これだけで見る価値があるでしょう。もちろん、実車も豊富。とても綺麗です。2枚目の写真はアプト式の実演をしている蒸気機関車。おじいさんが熱心に説明をしていましたが英語じゃないのでちんぷんかんぷんです。3枚目は、スイスのメータ・ゲージ(レールの幅が1mのナローゲージ)のヒーロ的存在、ミニ・クロコダイル(機関車のニックネームです)。うーん、お馴染みの茶色です。隣に標準ゲージの大きなクロコダイル(緑色)が並んでいましたので、それに比べるとミニだということがよくわかりました。可愛いです。
1枚目は路面電車。これはヨーロッパではよく見かけるタイプでしょう。以前にチューリッヒで見たような。2枚目は小さな電車。固有名詞は覚えていませんが、模型になりそうなデザインだったので何枚か写真を撮りました。3枚目はスチームトラム。つまり、蒸気の市電(というか路面機関車)。車輪をスカートで隠しています。キュートですね。これもいずれ作りたいタイプです。
1枚目は好ましいプロポーションのタンクロコ。ちょっと見にくいですが、奥には平行四辺形の登山電車が見えます。2枚目は、飛行機の館(この他自動車の館、船の館などがありました)にあった星形エンジン。これは9気筒ですね。触れるんですよ。掃除が行き届いていました。3枚目はぶら下がっていたプードシェル(空飛ぶシラミ)。主翼が2枚段違いにあって、その代わりに水平尾翼がないという(串型と呼ばれる)変なホームビルト飛行機。こうしてみると、本当に小さいです。大好きな機体ですが、実物を見たのは初めてでした。まだラジコンで飛ばしたことはありません。いずれ・・。
<庭園鉄道のお手本か?!>
これが見られただけでスイスまで来た価値があったでしょう。ライブスチームのクライマックス(ギアードロコの1形式の名称)です。ライブのクライマックスを見るのも初めてですが、こんな格好の良いクライマックスも初めてでした。レールは7.25インチでしょうか。とにかく非常に好ましいプロポーションで、しかもギアードロコらしく急カーブ(半径3mくらいかな)を回ります。1枚目の写真は車庫の中でスチームアップしているところをこっそり覗いて撮影。
さあ、クライマックスが駅に出てきました。沢山の客車を牽引しています。ここに子供たちを乗せて1周200mくらいのコースを2周してくれるみたいでした。係員は1人しかいません。線路には柵もなく、踏切の警報もなく、この辺が安全管理の考え方が相当に違います。子供が飛び込んで怪我をしたら、それは親の責任だ、ということでしょう。一人で整備をして運転もしていたのは、まだ子供かな、と思える若いバイトふうの男の子で、非常に無愛想です。これがまた良い感じなのです。客が全員乗っても、もったいぶって、ちっともスタートさせません。最後の写真は、コースの途中で小さな池を渡る橋です。木製でこれまた素晴らしい雰囲気。庭園鉄道の参考になりますね。
<では、次の街へ>
ルツェルンで一番有名な観光スポットは古い木造の橋(2つあります)なのですが、そういう有名なものはどこでも写真も説明も見られますから詳しいことは省略。でも、街の中心部を流れる川はけっこう流れが急で見応えがありました。さあ、チーズも食べたし、そろそろ次の街へ移動です。写真は早朝のルツェルンの駅。綺麗な赤はナロー電車。これに乗りました。
<ブリエンツ>
1枚目の写真はまだ始発のルツェルン駅のホーム。標準ゲージ(レールの幅が1.4m)とメータ・ゲージ(レールの幅が1m)が並んでいます。ちょうど日本のJRがこのメータ・ゲージに近い大きさなので、あまり小さいとは感じません。むしろ、標準ゲージの車両がどでかいという印象。走っている途中で、2枚目の写真のような可愛い機関車を幾つか見ました。どれも模型が日本でも買えますね。3枚目はオープンの客車。トロッコ列車みたいなものです。同じようなものが日本にもあります。スイスだと、けっこう寒いんじゃないかな。
<ブリエンツ到着>
少し手前の駅、マイリンゲンで走る方向を変えて、2時間ほどでブリエンツに到着しました。湖畔の小さな田舎街です。あ、この機関車も持っているぞ!という列車が通り過ぎていきます。降りて道路を挟んだところに、ロートホルン登山鉄道の駅舎がありました。距離はわずかに10mくらい。3枚目の写真がそれです。2枚目の写真はその左隣のレストランかお土産物屋さん。キブリかファーラのキットそのままの建物です。ときどき小雨が降りますが、傘が必要なほどではありません。駅のコインロッカに荷物を預けて、登山鉄道に乗ることにします。雲の上に出るので上は晴れているでしょう。ルツェルンでもそうでしたが、雨が降ってもせいぜい1時間弱ですぐに晴れます。天気が変わりやすいようです。
<ロートホルン登山鉄道>
この日は日曜日でしたので4編成が運行していました。そのうち3つが蒸気機関車。そして残りの1つが新しいディーゼル機関車です。機関車が2両の客車を押して急勾配を登ります。1枚目の写真が新型のディーゼル機関車。この写真ではわかりませんが、機関車はどれも極端に前傾していて、斜めの坂道でちょうど水平になるデザインなので、水平の場所にいると前屈みの変な姿勢。1mで25cmくらい登ったりする、とんでもない急角度を、レールの間にある歯車を噛み合わせてタンタンタンとゆっくりと登っていきます。2枚目が客車の中の様子。客車にはお金をかけていません。とっても貧乏な感じ。3枚目が頂上に到着したところ。標高は2000mくらいです。4枚目の写真は蒸気機関車と新型の客車です。蒸気のシリンダとロッドはメカニカルで秀逸。頂上のショップでは、写真集をおみやげに購入。頂上では美味しい(といって普通の)コーヒーを飲んできました。この鉄道は今回の旅行の主目的の1つ。何枚も写真を撮りましたよ。
<ホテルは山の中>
ブリエンツの駅から湖の反対側になるところにホテルがありました。前は湖、後ろは滝、という絶景の場所に建っています。なんかお城みたいな、ちょっとオリエンタルな変な建物でした。
<ホテル専用のケーブルカー>
しかし、このホテルには、なんとケーブルカーがあるのです。これを使って湖畔まで下って、そこから蒸気船に乗ってブリエンツの駅まで行けるのです。平行四辺形の赤い車両が2つ、交互に往復運転をしていました。
<マイリンゲン>
さて、出発です。マイリンゲンへタクシーで出て、駅前からバスに乗って、有名なフルカ峠を越え、アンデマットまで行くことにしました。2時間ほどかかります。1枚目の写真は、マイリンゲンの駅舎。ここにも機関車が沢山いました。3枚目の写真は線路の片隅にいたカブースです。色は茶色。地味ですが、独特の雰囲気。この模型は持っていないから、今度買いましょう。
<フルカ峠の駅>
途中で氷河も見えました。窓の大きな新型のバスでフルカ峠を登っていると、すぐ横を赤い列車がラック式で登っていきます。自動車の道と鉄道がほぼ同じ勾配なんですね。うーん、良いです。どっちかというと、こうして列車には乗らないで、鉄道のすぐ横を走った方が機関車が見られて良いなあ、と思ったくらい。峠を越えたところで、小さな街の駅に到着。これがグシェネンっていうようです。もの凄い雰囲気の良い駅でした。カーブした短いホームとかが模型にもってこいなのです。配置や雰囲気を頭に叩き込みました。大勢の人たち(老人が多い)がここでバスから降りて、電車に乗り換えるようでした。
<アンデマットから氷河特急に乗る>
さて、バスでもうちょっと走るとアンデルマットです。ここは分岐点の駅。ここから氷河特急に乗るため、1時間ほど待つことに。1枚目の黒い機関車(持っていません)でやってきました。格好良いですね。この駅でもかなり写真を撮りました。日本と違って、改札などがないので、駅構内はどこからでも入れます。さて、いよいよ氷河特急に乗りました。走りだすと、すぐさまラック式で急勾配を登り、5分もしないうちに、今までいたアンデルマット駅が2枚目の写真のように眼下に見えてきます。航空写真じゃないんですよ。普通の電車(5両編成だったかな)がこんなに登ってしまうんです。坂も急ならカーブも急です。だいたい、横を車や自転車が走る道路が通っているのです。日本の鉄道では信じられないくらい急カーブの連続。カーブになると車輪がスリップしてきいきいと音を立てます。たまに平たい場所に出て、ラックではなくなるとスピードを上げますが、すぐにまた勾配が急になるので、ラックを噛み合わせるために、機関車がぐんと速度を落とします。
1枚目が氷河特急の新しいパノラマ客車の車内(のちほど出てくるベルニナ特急のパノラマ車よりは古い)。2枚目がRhBの4/4型機関車です。3枚目は模型で幾つも持っているお気に入りの車両、セメントを運ぶための貨車です。うーん、ホントにどれも模型のまんまです(当たり前か)。
<クールに到着>
さて、楽しい時間は短く(といっても3、4時間くらいだったかな)、あっという間にクールに到着しました。標高がかなり下がって、ちょっと暖かくなったでしょうか。ここはスイス最古の街だとか。けっこう都会です。駅前にマクドナルドとかデパートがあります。日本でいったら、鎌倉くらいの感じでしょうか(鎌倉に行ったことはないですが)。駅にはホームも何線かあるし、ちゃんとエレベータもありました。ここは、RhB、つまりレイテッシュ・バーンのベルニナ特急の始発駅なのです(そのためにここに来ました)。標準ゲージの路線も乗り入れています。
<クール>
予想どおり、クールの街並みは面白かったです。ここでは丘の上の教会の写真を1枚だけご紹介。駅からは、ご覧のように、RhBが路面電車みたいに普通の道路の真ん中を走っていきます。機関車が重連ですからね、凄いです。柵とかはもちろんありません。名鉄でも岐阜で同様に併用軌道のところがありましたけれど、こちらは、けっこう道路が坂なんです。その点が違いますね。これでよく事故が起こらないものだと思いました。日本みたいに、柵を作って、信号を設置して、という考え方ではなく、もっと人間の能力を信頼したシステムなのでしょう。一例を挙げれば、バスで走る登山道路などでも、ガードレールが貧弱で、同じことを感じました。道路や線路などの設備にお金をかけるよりも、運転手さんの給料を高くした方が安全が得られる、と考えているのかもしれません。一理あるでしょう。たとえば、教育制度や教科書をあれこれ工夫するよりも、学校の先生の給料を倍にするだけで、教育改革は劇的に実現するのでは、と想像できます。
街の中で、ちょっと豪邸があったので足が止まります。なんと、RhBの事務所のようです。前庭が立派で貴族のお屋敷みたい。ホテルは駅前のビジネスホテルふうのところでした。これでも街一番のホテルとか。確かに居室は広くモダンで良かったです。窓からは、2枚目の写真のような風景が見えます。黄色いオープン客車が2両駐まっていました。この模型もまだ買ってないから、買わなければ。その向こうは荷物のホームでしょうか。レイアウトを作るときは、こういった線路配置が参考になります。
<ベルニナ特急に乗る>
いよいよ今回の旅行のメインです。そう、ベルニナ特急に乗ります。1枚目の写真は客車のサイドですが、クールからイタリアのティラノまでとありますね。2枚目はシートの間にあったテーブルに書かれている路線図です。氷河特急のときのテーブルの路線図は、湖が左右どちらに見えるか描かれていましたが、こちらは標高によって色分けされています。でも、トンネルの長さが「5,865km」などと書いてあったのは誤植でしょうか? それだと地球の中心まで行けます。それから、氷河特急もベルニナ特急も、各シートそれぞれに、予約客と行き先を書いた紙のプレートが表示されていました。これはなかなか親切なサービスですし、車掌さんも仕事が楽でしょう。3枚目の写真が客車の中の様子です。これは最新型のパノラマ車です。全体に広い視界が確保されています。これくらい窓が大きくないと近くに迫っている山が見えないのです。窓のサンバイザは電動で手元のスイッチで操作できます。通路の右が2人掛け、左は1人掛け。ゆったりとした配置で、乗り心地は抜群でした。
ベルニナ線の最大の特徴はラック式を使わない、つまり粘着式(ようするに普通の鉄道のこと)で山道を走ることです。このため、急勾配は、ぐるぐるとループを描いたり、くねくねじぐざぐとカーブを描きながら登ったり下ったり。だから、向きがどんどん変化して、景色もめまぐるしく変わります。これがまた面白い。1枚目の写真はよく模型でも作られている石造の橋。高さは60mだったか70mだったか・・、車内アナウンスがドイツ語と英語でありました。この橋を渡るとすぐトンネルです。2枚目の写真は、カーブで後ろを見たところ。こんな急カーブなのです。機関車は重連で、10両くらいの客車を引いていました(途中の駅で連結して増えた)。3枚目の写真は、終点近くの有名な橋のループ。その橋のループをぐるりと一周して下りてから見上げたのが最後の1枚です。
1枚目は、ブルシオという途中の小さな駅。2枚目が、この列車を引いている機関車。機関車といっても、荷物や客が乗れるタイプなので、電車ですね。3枚目の写真は模型のために撮った連結部のディテール。駅では機関車の入れ替えを頻繁にしますので、走る向きを変えるたびにパンタグラフを上げ下げして、あのプシューという音が聞こえます。これも模型と同じでした。
さあ、終点のティラノに到着しました。所要時間は4時間くらいでした。実は途中の橋が洪水で流され、日本を発つときには、そこはバスになるかもしれないと聞かされていましたが、幸運にも、この日がちょうど工事が終わって開通した日だったのです。終点に近い下り坂の途中で、山間に架かる小さな橋がそれでした(まだ足場が組まれたままでしたけど)。いつの間にかイタリアです。1枚目の写真がRhBのティラノ駅舎。ここを出ようとしたら、お巡りさんみたいな人に「パスポートを見せろ」と言われました。駅舎の横には、2枚目のような古い蒸気機関車が置いてありました。この後ろにレトロな客車も何両かあります。展示してあるのか、放置してあるのか・・。駅広場の隣は、イタリア国鉄のティラノ駅。3枚目の写真を見ると、外見はなかなか立派なのですが、中は汚いし、職員もどこにもいない、もちろん、トイレなんかありません。なんか荒れ放題の感じでした。このあたり、イタリアらしいです。しかたがないので、RhBの駅まで戻ってトイレに入りましたが、そのときはもうパスポートを見せろとは言われなかった(笑)。
<ティラノ>
ここからイタリア編。電車はとたんに汚くなります。機関車も駅も落書きだらけ。時刻表を見たら、日本で調べたものと全然違って、2時間に1本しか走っていません。しかも、ミラノまではこの季節は行っていない。途中でバスに乗れ、と言われてしまいました。とにかく、駅の売店でコーヒーを飲んで時間を潰し、ようやく電車に乗りました。この駅が始発です。とても空いていました。半分の車両でも充分でしょう。しかし、さすがにイタリア。レールの幅も広いし、線路は真っ直ぐ。もの凄く飛ばします。2枚目の写真が乗った電車。3枚目の写真が、バスに乗り換えたあと、また電車に乗った何とかっていう駅です。
<ミラノ・セントラル>
ミラノ中央駅に2時間ほどでなんとか到着しました。結果的に予定より早かったです。ここはとても広い操作場がありました。ホームは20本くらいあったでしょうか。汚いけど大きくて賑やか。活気はあります。3枚目は新型の特急車両でチューリッヒ行きだったかな。これってまだ模型になってない?(もうすぐ日本にも入ってくるでしょう)
<ミラノ>
ミラノ駅も屋根は円筒形。ホテルはスカラ座(工事中)のそばでしたが、周辺の道路は全部石畳で古い感じの街並みです。3枚目のアーケードが一番見応えがありました。4枚目の写真がゴシック建築の最高峰といわれる有名なミラノ・ドーモの内部です。外側の前面は改装中でした。ま、こんなところでしょう。
日が暮れるのは9時過ぎですが、デジカメだと夜もフラッシュなしで撮影できます。「M」の赤い看板をよく見かけるので、マクドナルドが多いな、と思いましたが、メトロの駅でした。有名ブランドのブティックがずらりとならんだ小径を女性3人が夜のウィンドゥショッピング。スイスでは寝てばかりいたスバル氏も急に元気になりました。どこもちゃんと照明を消さずにディスプレィしています。洒落た飾り付けばかりで見ていて飽きません。
<市電>
ところで、ミラノといえば市電です(ほとんど他の印象はない、といっても良い)。オレンジの旧型車をあちこちで見かけました。ホテルの前にも乗り場があって、この路線は単機が走っています。よく見ると、同じようで同じでない。沢山の型がありました。少し歩いて他の通りへ行くと、連結2両の車両もいます。新しいタイプは顔が左右非対称で前衛的。もの凄い急カーブを曲がっていました。
<働くクルマ>
海外へ行くと、工事現場の写真をよく撮ります。名所の建物なんかは、絵葉書か写真集かインターネットで一番綺麗な状態が見られますが、(ほとんど常に一部が工事中なのに)工事部分の写真はみんなが避けるため、あまり紹介されていないからです。次に、よく撮るのは働く車両。これも、最新型のスポーツカーみたいに海を越えて紹介されることが滅多にありません。現地でしか見られないわけです。1枚目はドーモの広場に駐まっていたアイスクリーム屋さん。とっても短いワゴン車。これは初めて見ました。2枚目は、小さな3輪トラック。ミゼットみたいなもの。どちらも日本にはないのでは?
<地下鉄に乗る>
メトロに乗りました。駅は自動改札ですが、機械による改札は入るときだけなので、切符は何を買っても同じ気がします(きっと罰金はあるのでしょう)。写真だと綺麗に映っていますけれど、暗くて汚かったですね。パリの方がもう少し綺麗でした。なんか、どこへ行ってもアルマーニです。
<レオナルド・ダ・ヴィンチ科学博物館>
ここは行く予定はなかったのですが、急遽見にいくことにしました。建物はもと修道院らしく、とても立派なものです。1枚目の写真が入口。2枚目が中庭の回廊からの写真。入るときは小さな博物館だと思っていましたが、中はかなり広くてびっくり。展示物も非常に多いのです。3枚目は、すぐ近くにある教会で、ここに「最後の晩餐」があります(予約しないと見られません)。こちらの方へ観光客をとられるのでしょう、博物館の方は閑散としていました。
展示物内容も思いの外良かったです。分野も多岐にわたり、非常に充実しています。レオナルド・ダ・ヴィンチに関係のある展示も一部にあります(彼のノートのスケッチから作った模型など)。鉄道車両も少しだけありましたが、ほとんど手入れがされていない感じです。2枚目と3枚目は庭に置かれていたナローのタンク機関車。台車の内側に車輪がある好みの形式です。シリンダはキャブの近くにあって普通とは前後反対向き。どこの機関車でしょうか。説明は読みませんでした。
1枚目はエンジンのコーナにあったスチーム・トラクタ(?)。模型だと思いますが、この大きさの本物なのかもしれません。かなり古そうでした。2枚目は庭に展示されていたジェット機。これも放置されている感じで3機ほど並んでいました。あとの2機はF-86セーバとフィアットだと思います。残りの見慣れない1機の写真がこれです。
<ミラノ空港の模型>
というわけで、のんびりとした旅行もおしまい。最後はミラノの空港から日本へ飛ぶことに。そのミラノ空港に、沢山(数百機)の模型飛行機が展示してあって、写真はその中の1枚。これが本当のスケルトンですね。全然疲れなかったし、まったくトラブルなしの快適な旅行でした。
<おみやげ>
おみやげはこれ。トーマは嬉しくないみたい。
/☆Go Back☆/