MORI Hiroshi's Floating Factory
Model Railroad Workshop
<機関車製作部>
弁天ヶ丘線ただ今工事中2
/☆Go Back☆/
写真を撮るときくらい靴を揃えておいてよ、と叱られそうなショットですが、玄関に鎮座しているサドルタンク&オープンデッキの機関車が弁天ヶ丘線を走るのはいつのことでしょうか。それにはまず、この機関車を線路まで運ぶのを手伝ってくれる要員、もしくは同等の働きをする何らかの装置が必要でしょう(重さが90kgあります)。このため、まず、ガレージを建てて、その中へ線路を引き込み、いつも線路の上にこの機関車をのせておけるようにするつもりです。コンプレッサでボイラの試験もしなければなりませんし。ですから、早くても、試運転は2003年になります。機関車の後ろは道路標識、左手前の黒ものは、レーシングカー(F3000)のウイング(カーボン製)です。
2002年、まだ1月です。今回は初めてのポイント(分岐)を導入、そして、貨車の2両目の制作についてご報告します。
<ポイント、引込線の工事>

モデルニクス製のポイントを購入しました。直線は1050mm、曲線部は、半径2mで中心角30度のものです。切替えは手動ですが、スプリングが入っています。なかなかしっかりとした作りで、信頼性が高そう。写真は、枕木を焦げ茶色に塗装して、直線部を450mm継ぎ足して長くしたところです。

システム線路なので簡単に取り替えられます。本線に設置したところ。引き込み線に新しいバラスト(砂利)を敷きました。線路をまず接続して、地面に置いてしまい。その上からバラストを撒きます。次に、線路を軽く持ち上げ、バラストを線路から払い落として、線路の下で適当に水平になるようにならします。こんな簡単な方法でなんとかなります。線路の上に乗って、ぐらぐらしないか確かめ、枕木の下でバラストが馴染むようにします。言葉で説明すると余計に簡単そう。最近かなり慣れてきましたけれど、始めはなかなか上手くいきませんでした。
右の写真が切替レバーのアップ。カバーがしっかりとしているので、風雨にも安心。スプリングがあるため、選択されていない方向から進入しても、車輪がレールを押して入ることができる機構になっています。ただし、車重のある機関車なら問題ありませんが、貨車は脱線するかもしれません。

引込線は半径2mのカーブで本線と直角になります。右にあるのが、古い小さなエンドレス(半径1mの全長12m)。こちらは、近々、撤廃して別のところへ線路を回す予定です。また、この引込線は、あとポイントを2つ増設してデルタ線(機関車の向きを換える線路配置)になる予定です。
これで、1カ月ほど、線路の工事はお休み。春になったら、再開します。
<ちょっと、休憩>

先日、東急ハンズで、道路標識を売っていました。1つ3000円くらい。これは本物です。したがって、道路の近くには置いてはいけません、という注意書きがありました。「止まれ」はけっこう大きいです。どうしても、欲しかったのは、「工事中」のもの。
線路も機関車も小さいですが、工事中の標識だけは一人前、というわけです。
この日は風が強くて寒かったです。写真ではその寒さが伝わらないでしょう。室内のGゲージ・レイアウトは、最近、製材所が完成。ヤード付近が活気が出てきました。寒いときは、部屋の中で遊ぶのが健康的です。無理に外に出ないこと(自分に言い聞かせている)。
<無蓋車>

カブースに続いて2両目の無動力車を制作しました。今度は簡単なワゴン、無蓋車です。実は、このタイプの貨車が大好きで、HOなどでも一番沢山持っています。特に外国のものはカラーリングやマーキングが派手で綺麗です。プロポーションも、微妙に良い悪いがあって、設計がなかなか難しかった(といって、3分くらいで決まりましたけど)。
1枚目の写真は作り始めたところ。形が箱にならないため構造的に弱いので、2mm厚のイラストボードを2枚重ねました。さらに両側に方眼工作用紙を板状に貼っていきます。右のアップは、リベットに見せかけるため、木工用ボンドをぽつぽつと垂らして表現したディテール。

だいぶ、それらしくなってきました。毎日1時間の軽工作で、ここまでで2週間くらいです。
片方に人が乗るスペースがあって、ブレーキ・レバーなどを付ける予定。右の写真は、下回りですが、紙と木の角棒で適当に作りました。強度的に心配ですが、持ち上げるとき注意していればOK。壊すときは、だいたい運搬時です。ただし、接着剤ですぐに直ります。

少しできると、すぐに線路にのせたくなりますね。写真は、3mmの真鍮棒で手摺やブレーキ・レバーを作り、下回りと一緒にブラックを吹いたところ。ボディには、灰色のサーフェイサが塗ってあります。
しばらくグレイのバージョンを楽しんでから、ボディは黄色に吹き付けました。

さあ完成しました。といっても、まだマーキング作業が残っています。こちらは、寒い日や雨の日に、室内でこつこつとするための作業として残しておきましょう。カブースと並ぶと、なんかLGBっぽい感じですが、自然に好みが出るのかもしれません。
あと2軸、車輪が残っているので、もう1台だけ貨車を作れます。今度はタンク車かな……。
/☆Go Back☆/