MORI Hiroshi's Floating Factory
Automobile Workshop
GARAGE LIFE
<ガレージ製作部>
塗装、足場撤去、あと一歩
/☆Go Back☆/
フロントガラスが凍り付く日も少なくなってきました。毎週レポートしていますが、毎週「もう少し」と言い続けているような気もします。まだ完成していません。
やはり、予想外にいろいろ難しい施工なのでしょう。しかし、休日返上で毎日工事は行われています。今回は、壁面に塗装をして、そしてついに足場が撤去されました。もう、中は完全に防水されています。あと、1週間かな?
今回のガレージ建設の顛末を、中央公論新社より「アンチ・ハウス」という本にまとめて出版します。阿竹克人氏との共著で、彼とのメールのやり取り、名古屋市へ送った質問状とそれに対する返答などなど、ドキュメンタリィ・タッチ。たぶん、発行は5月頃です。既に大半の文章は脱稿しています。ないのは、完成写真くらいですね(笑)。
<塗装まえの下地処理>

南面の壁を見ています。内側のボードを張り付けている途中です。黄色っぽく見えるところがボードが張られた部分。

そして、これが、張られたボードの隙間や、木ネジの跡を消すために、下地処理をした状態。白く見えるのがそれです。この上から、仕上げのペンキを塗るわけです。
もう1枚は、北側の壁。こちらも大きな窓の周囲にボードが張られました。下地処理も済んでいます。

外側も同じように、木ネジを埋めたり、継ぎ目の隙間を埋めて、下地を整えました。
<嬉しい廃材>

材料が余って捨てられています。欲しいものは、いろいろ言っておきました。どれももらえることに。工作に使えるので、とても嬉しいです。ホームセンタで買ったら、けっこうな値段になりますからね。ホームセンタの値段って、少量で個人向けだから、もの凄く高いのです。
壁の棚には、木ネジなどの箱が並んでいます。これも余ったら、もらえるでしょうか。

極めつけは、この鉄板です。厚さは1.2mmかな。こんなに沢山余ったのです。このガムテープで結ばれている厚さ5cmくらいの一束がもう30kgくらいあって、持ち歩けないのです。ここにあるだけで6束くらいありますね。鉄板一生分のプレゼントみたいな……。
<足場が邪魔>

この写真が、母屋とガレージの隙間の部分。今、足場のパイプが上へ突き出しています。この足場がないと北側外壁面の工事ができませんでした。しかし、このパイプの存在によって、この部分だけ屋根(実際には大きな雨樋)が作れなかったのです。雨が降り込む状態でした。完全に雨を止めないと、できない作業があります。それが遅れていました。
<見飽きました>

もう工事には関心がなくなってしまった現場監督です。しかし、以前に比べると、片づいていて、広くなっています。
<外壁の塗装>

さて、下地処理をして、いよいよ仕上げ塗装です。色がついては困る部分を、テープやビニルで隠します(マスキング)。

塗装された日は帰ってきたら、夜だったので色がわかりませんでした。翌朝撮った写真です。「焦げ茶というより、紫じゃないの」とスバル氏は言ってましたが……。そうですね、完全にウッドな色ではなく、少し無機質系。

そして、開口部は、黄緑というか、薄緑です。ドアの色ですが、今はドアがありません。
<ドアとシャッタ>

西口の両開きのドアが付きました。まだ色が塗られていません。このように、外側で180度回転して開くようにしました。

南側にシャッタが付きました。幅の広いオーバ・スライダです。今は白いですが、これは銀色に塗装する予定(たぶん)。もう1枚はガレージの内側から見たシャッタ。もちろん電動ですが、スプリングでバランスが取られているので、こんなに大きくても、人力でも上げ下げが可能です。

シャッタ中央部の上。トラスの接合部がここにあります。向こうの黄色とこちらの青は、角度が違うのがわかりますか。
さて、もう1枚は、シャッタの下の部分を少し下げなくてはならなくなって、削っているところ。はつり作業がまだあるとは……(半日で終わりましたが)。このあと、外側の地面にもコンクリートを打ちます。
予定をきいたら、コンクリート打ちは金曜日頃だといいます。「今度の日曜日に入れたいものがあるので」と話して、コンクリート打ちを早めるか遅らせるか、してほしいと頼みました。結局、早めて水曜日に打つことになりました。コンクリートを打つと、2日くらいは、その上が通れないからです。さて、日曜日に入れたいものって、何かなぁ?
<足場を撤去しました>

というわけで、塗装が終わって、ようやく足場を取り外すことができました。外側も内側も、すべて撤去しました。すっきりしましたね。写真は、例のポリカを張るのが難しかった断面。壁に取り付けられた白い鉄骨は、駅のアーチを支えるためのもの。

もう少し横からみると、こんな感じ。前面は上が茶、下が銀、横から見ると、上が銀、下が茶、というわけです。駅の部分のアーチ屋根がかかると、いっそうフラクタルになるでしょう。

内側の南の妻壁。足場が取れたので、こちらもすっきりしました。壁は白くなっています。
<もう少し? まだもう少し>

前回のレポートで「雨樋はない」と書きましたが、写真のような四角い雨樋が付きました。特注のものですね。「やっぱり、壁が汚れますから」とは施工業者の方のお話。

北の妻壁のポリカも、カバーが取られてクリアになりました。空が綺麗です。この写真で、黒い梁の下にあるパイプみたいなものが見えますが、その左の方にあるのがシャッタのスプリングです。
<次回は完成?>

外から見たところでは、残りは、ドアやシャッタのペンキ塗りと、手前と横のコンクリート敷きくらい。しかし、内側は、まだ階段や手摺がないし、母屋へ入る連絡口(2つある)もまだ開いていません。水道、電気、照明などもこれからです。1週間じゃあ、無理なのでは? と思う今日この頃。2月中には完成すると思いますけれど……。
/☆Go Back☆/