MORI Hiroshi's Floating Factory
Automobile Workshop
GARAGE LIFE
<ガレージ製作部>
そろそろ具体的に
/☆Go Back☆/
工事を夏に行うことに決定しました。当初の予定では12月頃完成のつもりでしたので、3カ月ほど早まったことになります。着工は7月。そうなると、あと2カ月ちょっとしかありません。夢のような話をしていましたが、現実を見つめ、プランをシェイプアップしていく必要があります。上の絵は、少しまえのプランの室内パース(このあと、また変更がありました)。円い天井と階段しか、わからないと思いますけれど・・。
とにかく、どのくらいの段階なのか、簡単にご紹介しましょう。図面はすべて阿竹氏が製作したものです。
<スケールのネスト>

上空から見た絵です。奥にあるのが現在の母屋。右の手前にある三角形のものがガレージです。「え、こんなに大きいの?!」と思われるかもしれません。森も、そう思いました。いろいろ詰め込むと、どんどん大きくなるし、大きい方が使いやすいことは間違いないのですが、しかし、お金はかかるし、庭も狭くなります。この絵では、三角形の中に3つの正方形があって、順々にスケールダウンしています。これは、庭園鉄道が本物の6分の1ということから、この「スケールダウン」をガレージのデザインに取り入れようという発想でした。

次に、やはり庭園鉄道からの連想で、レトロな駅のイメージとして、丸い天井にしてみました。これも、同じく小さくなる3つの相似形というスケールダウンのイメージが取り入れられたデザイン。

ほぼ同じものですが、一番小さい屋根の部分が大きいものの6分の1になっています。一番小さいところへ庭園鉄道の線路を引き込もう、という発想。ガレージ自体が模型の一部になります。

上のものがあまりに巨大なので、屋根を低くしました。内部の様子もパースで見ています。面白いのですが、屋根が複雑過ぎて、雨対策が大変そう。
<ボールト屋根1/6>

現実的な選択として、スケールダウンを3つから2つに減らしました。丸い天井はそのまま。大きいのと小さいのが並んでいますね。この小さい方が、庭園鉄道の駅になります。内観を描いたもう1枚では、車が3台、斜めに入っています。それから、中二階というか、車の上に工作室兼書斎がのります。

もう少し具体化されたもの。正面にシャッタと窓が付き、側面にもドアがあります。母屋との関係もかなり現実的に考えなければならなくなりました。この絵では、ガレージの右側に、欠けている部分があります。これが、左側のスケールダウンの部分(駅舎です)。つまり、右で欠けた部分が、左で出っ張る。足したら1つになる、というイメージです。

その内観、および平面図。車3台は並列になりました。ぎりぎりですが、入らないこともない幅です。平面図に現れている半円はガレージの壁ではなく、ガレージの中を通る線路。つまり庭園鉄道の最小半径4mを示したものです。車が並ぶその奥が、工作スペースになりますが、そこを半径4mのカーブで弁天ヶ丘線が通過する、というもの。これが左に出っ張った駅舎へつながります。
<工作室を後退>

母屋との関係を考慮し、工作室の一部を北側へ出っ張らせる形状にしました。日本の建物では考えられませんが、母屋は南側の壁に窓がないのです。ですから、接続はわりと楽。現在、この位置にはプールが置かれていてます(使ったことは一度もありません)。さて、工作室の一部が母屋の東に食い込んだおかげで、全体に少し奥行きを短くすることができました。その分、ガレージの前が広くできました。

ほぼ正面から見たパース。右で欠けた部分が左に出っ張る(これが駅舎になる)、というのがよくわかると思います。母屋の玄関は、ガレージの左になって、つまり、庭園鉄道の駅舎が玄関アプローチのシンボルとなって、楽しそう。

というわけで、この状態の内観。階段の下を線路が通っています。これも、駅の構造物の雰囲気で好ましいと思いました。円筒形の屋根には、トップライトが取られています。

同じところを違う角度から。トップライトは、なんだか屋根が可動で、ずれたみたいに見えますね。階段を上がったところが書斎になります。車を眺められる書斎っていうのは、ひとつの夢ですからね。また、模型飛行機の吊し甲斐のある空間になりそうです。
<デッキ>

暖かくなって、北のデッキに出る機会が多くなりました。35mmゲージの蒸気機関車を走らせて遊んでいます(固形燃料に火をつけお湯を沸かして走ります)。でも、このデッキはかなり傷んでいて、そろそろ造り直さないと危ない感じ。ガレージと同時に、デッキの工事を行うかもしれません。そうなったら、いっそのこと、庭園鉄道(弁天ヶ丘線)をこのデッキへ乗り入れできるようにしたい、と考えています。
/☆Go Back☆/