日々是好日・身辺雑記 2007年8月
(下にいくほど日付は前になります)

 
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8月某日「あぁ、迷惑メール」


抜刀を眠らせ
     抜刀の上に迷惑メール
        降りつもる。
質店を眠らせず
     質店の上に迷惑メール
          降りつもる。
三善えいじは「ささめ
抜刀質店は「ささめ雷!!





8月某日「緑のインクの・・・?

暑いっ!とにかく暑〜い!!っ
ので「ガリガリ君」をかじっていたら当たり棒であった。
暑中涼在り。

現在2階に住んでいる。 網戸がないのでヤブ蚊の嵐である、エアコン
なしではいられない。(もっと早くに越す予定が、なぜか4年目に突入)
あとキンチョウの蚊取り線香缶3つ。 刺されたところは眠っている間に
無意識に掻き崩してしまうらしく、カサブタの嵐である。

5階でひとり暮らしをしていた頃はこんなではなかった。
まず、蚊がこんな高いところにはそうめったには登ってこなかったし、
夜ともなればよい風が吹いて、卓上型の茶筒のような扇風機ひとつで
なんとかしのげた。

が。

漫画書きの仕事は背中を丸めてカリカリやるので、首のまわりから胸
までは汗だくだく、アセモだらけである。
しかもその頃私はある月刊漫画誌の表紙をまかされていたので、今で
はめずらしくもない(?)空輸便の「VOGUE」は取り寄せるは、昼
間はスタイリストさんと打ち合わせで表参道やら代官山やら行くは、
で、半年先の流行りを読みながら3ヶ月先のファッションを描いて、
出版2ヶ月前に入稿。(表紙は上からタイトルやら文字やら色々手が
入るので普通のカラーページより1月早い)

ものすごい暑い夜だっった。 しかし描いているのは11月号の表紙
である。 反りがあってはまずいのでイラストボードに、発色が良い
ように水溶性のカラーインクで、しかも構成の都合で上下左右ふつう
のカラー原稿よりう〜んとゆとりをもたせて大きめに描く。
身長156センチの私には、上の方の筆運びはもう中腰である。

手前の女の子(主役であるな)は、その秋流行るであろう茶色のター
トルネックセーターに緑のベスト。 寄り添う(脇役であるな)の男
の子はアラン編みの生成のセーターにボンベイ染めのシャツ。
ボンベイ染めは、滲みのあるチェックで、水を引いては色を入れ、乾
いたらまた水を引いては色を入れ、あまりの暑さに、もうこんな真夜
誰も見るまいとて上半身裸で作業をしていたのである、が。

ふぃ〜っと息を上げて、これで完成かな?と思ったら。
女の子の緑のベストの下の方に、私が描いた覚えのない模様が2つ。

ふと我が身を見る。 見下ろす。
塗った覚えのない緑が2カ所。

おっぱい、ありますね。 乳首の回りに「乳輪」と呼ばれるメラニン
色素の輪、ありますね。 そこに集中してあるんですはな、汗腺。

私は自分のおっぱいの汗腺の数を知っているオンナである。
でも誰にも教えてあげません(笑)。



8月6日「1945年・この日」

私の大々叔父一家が被爆し、全員の命が消えた。




          
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