日々是好日・身辺雑記 2007年3月
(下にいくほど日付は前になります)

 
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3月某日「アルゼンチンの女の子たち」

「やせて3ヶ月太って3日」とはよく云ったもんで(笑)、2ヶ月で
10キロという新記録を樹立してしまった私である。
・・・・さすがに米1袋分は重いわいな。
2キロほど落とした。(先は長いぞ〜・笑)
しかし、それにしても何で?とあれやこれや考えて、思い出したよ、
2ヶ月前に「胆石溶かす薬」の処方が替わったんだったは。

副作用、私はこれに本当にひっかかりやすい体質で、薬が効き始める
前に副作用の方が出ちゃうことが多い。
眠気、だるさ、血圧低下、目まいに吐き気、過去の副作用を数えあげ
たらきりがないぞ、めずらしい(めったに出ることのない)副作用ま
でちゃんとひっかかっていて、まだ誰も出塁する前に送りバントしちゃ
うバッターみたいである。 やれやれ、どうしたもんだかなぁ。
「キューピーマヨネーズ」のようなお腹をさすって、はあぁ〜タメ息。

話変わって、確かアルゼンチンだと思ったが、昨年
「ティーンズの服は、S・M・L・ちゃんと各サイズ作りなさい」
という法律が南米の国に出来た。
ファッション雑誌のモデルサイズ(S)にみんな体格をあわせようとし
て無理なダイエットをして、メーカーも製造ラインが一本で済むSサイ
ズしか作らない、だから服にあわせてますますダイエット・・・
という悪循環の結果、ティーンズの女の子の4割が「拒食症」とゆー、
とんでもない事態になってしまったんである。 子供はともすると極
端に走るものだが、この女の子たちが内臓も骨も充実しないで成人し
たツケは、この先何十年あとに国単位で出てくるのだろうか。
怖い話ではある。

自分の容姿は棚にあげて(ヨッコイショ)、私は20年間人の顔や体
を描く仕事をしていた。 その鍛練のために、ものすごい人数のスケッ
チをしたが(ナマ木村拓哉から道の端で酔っぱらって寝てるオジサン
まで)そのときの実感は「積極的に美しい(女優さんとか)人」は少
ないが、「積極的に醜い人」も少ないな、というものだった。

マスコミのもたらす消費の偏り、その極端性は30年以上前から指摘
されているが、「あなたを底上げしてあげましょう。」「これを消費
すればあなたは幸せになれる!」という甘言は、いざそこに到達して
みると「もっともっと『上』がありますよ」と耳元でささやく。
「身の丈にあった自分」を獲得するのは結構難しいことである。

ああ、天のお星さま、私からいらん副作用の脂肪を取って、アルゼン
チンの女の子たちに分け与えてください。
大丈夫、1人あたりにすりゃぁ、ほんの1グラム弱位のもんです(笑)。




3月某日「母の土地勘 in 池袋」

私の実母(「実・義・養母」と3人いるからややこしい)は
「地図の読めない女」なんてなんのその、土地勘がものすご〜く良くて、
しかも一度行った所は絶対に忘れない。
東京人だから戦争の焼け野原を体験していて、それでも元が何だったか覚
えているのだからスゴイ。

のだが、そのスゴさがとんでもねー所で発揮されるのはいかがなものか。
「うっわぁー、懐かしい、ここら一帯ずら〜っと闇市でね〜!!
そうそう、ここ、ここの角よ、
すっごく美味しい味噌屋さんだったの〜♪」
・・・あぁ「池袋○武」の「シャ○ル」のスタッフさん、
決して悪気はないんです〜。
(浪漫堂行くたびに迷う方向オンチの娘がここにおります。)




3月某日「獏(ばく)の見る夢、どんな夢?」

「バク」は南米にも東南アジアにもいる水辺のほ乳類で、体ずんぐり顔は
のんびり、植物の新芽をもぐもぐ食べてたりして、マナティに次いで私が
生まれ変わりたい生き物ベスト2である。 地域によって柄や体格が違っ
て、なかには前半身黒で後半身が白なんつー、パンダもびっくりのおおざっ
ぱなツートンカラーなのもいたりして、これはいったい何の保護色になっ
ているのだろう?

で、「獏(ばく)」は東洋の聖なる幻獣、人の枕元に現れて、悪夢を食べて
くれるという。
たぶん、作家「夢枕獏」さんのペンネームのいわれである。

しかしこの聖なる「獏」さん本人は、良い夢を見るのだろうか、悪い夢を
見るのだろうかとゆーのが、ここ数年来の疑問である。
というのも私自身が「多夢(たむ)」という、夢の病気の持ち主だから。

「多夢」自体は決してポピュラーな病気ではないが、映像や舞台関係の人
に発症率がとても高いという。 あいたたた。
悪夢にリテイク(ダメ出し)をして、少しずつバージョンアップしながら
終着点に着いても、肩の安全装置がセットされたままで降りられないジェ
ットコースターに乗せられたように、覚めることができない悪夢と道連れ。
人を待たせてまでこの発作を起こしてしまったことがある私は、(その節
は失礼しました〜Sさま&Uさま。 今思い出しても冷や汗もんでござい
ます、ハイ!)眠るのは好きだが寝るのがコワイ。

「こんなんが20年間マンガとイラストなんつー、不良に許された数少な
い仕事(ホント・笑)をやってた『敢闘賞』なのかぁ〜?」とナサケなく
なってしまうのだが、「職業病です」と医師に断言されたとあっちゃあ、
ま、しようがないわなぁ。
仕事のしすぎで歪んでしまった指と背骨と、うつ病と多夢は、3点セット
で今でも私にひっついて回っている。

ぐるぐると、少しずつ形を変えながら繰り返す悪夢の中を眠り続けるのは
もう日常で、銀ハル(註・名高き?ハルシオンの、それも金の2倍の効き
目です)飲もうが何だろうが、夢の中ではまぶたは閉じられない。

私の枕元の「獏さん」は、残念ながら悪夢を食べてはくれない。
その分彼が「花盛り、蝶々が飛びたわむれる春のぽかぽか草原での〜んび
りお午寝〜♪」なんて夢でもはむはむかじっているんだろうなぁ、うん。
それはそれでちょっと退屈過ぎて、この私には向いてないような(笑)。
ハードに夢見るのもひとつの生き方では、ある。

ただね、ときどきは夢を交代してね〜、My獏さ〜ん(笑)。




3月某日「どっしぇ〜〜〜〜〜っ!」

はい、「確定申告は3月15日まで!」でおじゃりまするがな。
で、まだ痛いシッポをさすりさすり、行って参りました。
課税額・・・・書きたくありません(笑)昔のビンボウだった頃なら、
私1年暮らせます〜。
養母の残した田舎の土地を売却したからなんですが、しかしなぁ、
「オイオイそれはあんまりだろー!」ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜(涙)
「多分これくらいじゃろ」と試算した額の倍以上でございました。
シッポひきずり走りましたよ、銀行へ。 渡る浮き世は厳しいことばかり。

厳しいといえば。
シッポが痛くて運動しないでいたら・・・太りました。
(私ふだんはリハビリのため1日10キロくらい歩きます)
生涯体重最重量記録塗り替えってあーた、こんな記録嬉しくナイッ!

ああ、春のお楽しみは3/25の「大阪コミックシテイ大阪63」で
敬愛するどらこ姐さんの「やまどら屋」に本を依託させていただくことと
4月新橋演舞場で藤山直美さんとジュリーの「桂春団治」観ることと、
5月、よりにもよっておのれの誕生日と重なったサクラin武道館!!
(チケットとれるかなあ・・・)
それと、同い年で、4日だけ「お兄さん」なドッコイの誕生日!
・・・までに何キロ歩けるかなあ・・・・凹めよ我が腹。
あ〜ぁ、この年になると「痩せるのは胸から、太るのは腹から」
よいとこらせぇ〜いドッコイショ、なのである(笑)。




3月某日「あじゃじゃじゃじゃ〜っ!」

マウスのご機嫌そこねて、某ブログにもんのすごい文字化けコメントを
入れてしまったよ・・・・(ひ〜っNさんゴメンナサイ!)
しかも慌ててヨドバシ走って、買った新マウスは「型番違い」!!
で、よもやと「一旦ダメだと覚悟したマウス」を、捨てる前にもう一度。
返してくれてありがとう『私の青春(!!!!!!!??????)を。
ちゃんと働いています、どうやらほんのちょっとした故障だったらしく。
カンボジアから無事生還したドッコイが面倒見てくれました(感謝!)
ああ、もう振り回されているなぁ、この電脳世界・・・・・・。




3月某日「いでででで〜!(笑)」

いでででで〜、またやっちゃったよ尾てい骨(しっぽの骨)ぎっくりと。
立てるけど、横になれるけど、でも「座れない!」(笑)。
てなわけで、3月はコルセット締めつつスロースタートです・トホホ・・・
(ドーナツクッションの上に立て膝ついてカチャカチャやってます。

で、寝たきりだった間に貯まりに貯まった「迷惑メール」400通!!
一応「迷惑メール防止機能」もついているし、このサイトの中では
メールアドレス全部「@マーク」置きかえてはいるのですが・・・
どこの名簿屋に売られたもんだか、止まらんぞこの連鎖。
しかも、最初の頃は男女ほぼ同数だったのですが、最近じゃもう
「人妻・熟女・ナース・スッチー・女子大生・女子高生・・・・・・」
あたしゃハーレムの王様かいっ!
(こちとら女ァ買うほど不自由はしてねぇんだよッ!)

友人から聞いた話。
「裏ビデオのチラシ」がお盛んだったころ。
「『子猫たちの昼下がり』:かわいい子猫ちゃん☆たちが、生まれたままの
姿で可愛くお互いの体を求めあう、いろいろな体位が楽しめる絶品の1本!!」

てっきりセーラー服お嬢さんの百合族モノと思って買った殿方が、
はい、テレビの前でティッシュ箱OK!ビデオスタート!

ああ「子猫物語」。
紹介文にウソはなかったよ、3匹の「ホンモノの子猫ちゃん」が無邪気に
じゃれあって、あっというまにテープは終わって、暗いテレビ画面の前に
映るは、おのれの下半身ヌードとティッシュボックス。
人生を考える一瞬だったそうな(笑)。

人間だもの、性欲は多かれ少なかれ、ある。
しかしね、みんなそんなに淋しいのだろうか?
こんなに性産業がドカドカ触手を伸ばす余地をもたらすほどに?

愛し方は、明日見つけていけばよいのだ。




            

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