日々是好病日・身辺雑記2000年5月
(下にいくほど日付は前になります)
過去の雑記を読む
- 5月28日「ありゃま」
- さて、4月の最初に通院を初めてから、だいぶん楽になって・・・・きたはずなんですが。
痛みはおさまったものの、なんだか、まだ変。
で、おとといの晩に突然身動きとれなくなっちゃって、思い切って別の医者に行ったら、
全然別の病気を併発していたことが判明。
というか、こっちの方が、かかったのは先だったみたいです。
どーりで長くかかるわけだよ、最初の医者。トホホ・・・・
で、今のところどうやら入院はしないで済みそう(というか、してるヒマないよ、ば−ちゃん
いるし仕事あるし。)なのですが、この先どうなるかちょっと分からないので、思い切って、
このサイトは一時休むことにしました。
とはいえ、可能な限り「雑記」は続けます。道楽(笑)だから。
いつものトップページに裏口を作っておきましたんで、そちらからどうぞ。
さすがに入院しちゃったら、i-BOOKでも持ち込まないと無理でしょうが・・・っていうか、
病室じゃアクセス出来ないか(笑)。
「森奈津子の白百合城と蹄国劇場とやゆよ記念財団見たいから、念のため今の内にi-BOOK
- 買っとく〜。」
と言ったら相棒にデコピンされました。 ちぇ〜っ(笑)
まー、今現在処方された薬がえらく効いてるのはありがたいんですが、副作用でフラフラして
1日5〜6回すっ転んじゃうのには参った〜。
しょうがない、i-BOOKの前にとりあえず杖でも買うとしますかね。
一応、申請すれば国から治療費全額支給される病気らしいんですが、杖はともかくi-BOOKは
・・・・絶対ムリだってば(笑)。
- というわけで、ここをときどき覗いてくださる方、ありがとうございます。
可能な限り続けますので、どうぞよろしくお願いします。
-
5月某日「お口直しにラガーメン」
- 母校が、なんでも今年で創立100年目とかで、やたら分厚い特集号の同窓会報が届きました。
中に旧制の女学校だった頃(50年以上前ですな)の卒業式の歌というのが載っていて、この
歌詞が今読むと、そりゃもうみごとな「文語調お姉さまソング」なんですワ。
(タイトル分からないんですが、ウチの学校の式歌の常として、おそらく当時の生徒の誰かの作か、と。
歌詞の内容から察するに、在校生と卒業生のパートに別れて歌っていたようですな。)
万歳万歳 あゆの風そよぐ
のどけき春の日 めでたくも華の世に
栄えあるかの月の桂 たおりていでます姉君たち
されど長く姉君たちに ねんごろにも導かれて
同じ庭に学びこしを 惜しきは今日の別れよ
- 万歳万歳 百鳥(ももとり)と共に
声をば合わせて 今日のこのめでたさを
祝え祝え 桜は笑いて 胡蝶も舞うなり 祝え祝え
されど長く妹たちと 教えぐさを共に摘みし
文の園生(そのお)別れいづる
いとも惜しき 今日の日よ
- うおお〜〜〜〜〜っ、めっちゃくちゃ「お姉さま」の世界やんけ〜〜〜〜っ!!
吉屋信子か、はたまた森奈津子ワールドか。
(あ、そういえば、森さんの大傑作SFお姉さま小説「西条秀樹のおかげです」は6月に出る
短編集に収録されるそうです。 楽しみ、楽しみ。)
卒業からン年、
「やれやれ、母校は遠くなりにけり、じゃのう・・・・。」
などとしわがれた事を考えていた私ですが、どっこい、もっともっと遠い別世界があったとは。
「仰げば尊し」と違って先生の「せ」の字も出てこない、とことん「お姉さま」と「妹」だけ
の世界なのがスゴイッ! (それをまた歌わせちゃう学校も、すごいかも・・・・。)
ああ、女子校あなどりがたし!
- ちなみに下の落書き、なんでいきなりラグビーかと申しますと・・・・
やはり「お姉さま」のお口直しには「兄貴」がよろしいか、と。
いやもう、これは2大セックス・ファンタジーとゆーことで・・・
おほほのほ、ご免あそばせ〜。
-
- 5月某日「笑うパチモン」
- 先日新聞で出っくわした【んなアホなっ!】ニュース。
「サインボール・ブームが過熱気味のアメリカで偽造組織摘発。
コレクターを相手に高額な取引をしており、警察は大量の偽サインボールを押収した。
ベイブ・ルースのサインボール、マグワイヤのサインボール、サミー・ソーサのサインボー
ル、マリリン・モンローのサインボール、マザー・テレサのサインボール・・・・・・」
・・・って、おいっ!! 気が付けよ、アメリカ人!
しかしこのテの話って、洋の東西問わず永遠になくならないなー。
落語の「これはさて、源義経12才のみぎりのしゃれこうべにて候」じゃないけど、あちこち
に伝わっているキリストの聖骸布はどれもみごとに身長バラバラだし、世界中の仏舎利を集め
たら、ブッダはウルトラマンよりでっかいぞ〜。
大阪の某古道具屋ではバイオリンの名器ストラディバリ?が
「そらあんた、世界の宝モノやさかい・・・50万円はするデ」
だそうだし、ウチの近所のばーちゃん連御用達あやしい洋品店では
「今話題のロボット犬アイボ! お孫さんのおみやげに! いまならたったの980円!!」
で売られているし。 しかもこのアイボ、手のひらサイズで、単三2本で動いちゃうのだ。
そう、パチもんはパチもんで、それなりにひとつの笑える文化なのよ。
高級ブランド物バックからイワシの頭に至るまで、人間には本能的に
「ありがたがりたい〜!」
という欲求があるのだからして。
ただ、信仰心をべらぼーな金額で量るパチもんの宗教にだけは、気をつけようね。
いくら足の裏いじくられたって、んなもんはこれぽっちも笑えんのじゃ。
- 5月某日「バカボンのパパなのだ」
- それにしても、ウチのサイトってなんじゃろ〜と思う今日この頃。
雑記以外な〜んにも更新されんぞな。
いや、それ以前に、いつまで「仮設」のままなんざんしょ、ここ。
相変わらず「カウンターなし・バナーなし・掲示板なし・リンクコーナーなし」ですワ。
これでいいのか!? こんなことでいいのか、抜刀質店!?
お答え:「これでいいのだ」
-
世の中にはこんなサイトもあります。 これでいいのだ。
壁紙ないから目に優しいもんね。
コンテンツ少ないから見てまわるの楽だし。
カウンターないからキリ番気にしないでいいじゃ〜ん。
ってな具合に、ものは何でもこじつけよう・・・あ、いやさ、気の持ちようでございます。
・・・しかし、ホントにこれでいいのかしらん・・・・?
パソコンの知識は皆無に等しく、いまさらお勉強してるアタマもゆとりもないもんね、わし。
そのうちソフトの方が勝手に進化して、私の無能っぷりに追いついて、きっとなんとかしてく
れるはずだわ。 そう、わたくしは「明日」を信じる女でしてよ!(「明日できることは絶対
今日やらんオンナ」とも言う)
というわけで、冷蔵庫の残りもんで強引にこしらえる謎の料理みたいなサイトと化しつつ
ありますが、ときどき覗きに来てくださるアナタ、あきらめなさい。
たまには「残りもんに福」なことも、ある・・・・かもしれんし、な(なにが「な」じゃ〜!)
- 5月某日「えっさかほいさか中南米」
- 先日、久しぶりに友人のライブに行って来ました。
彼女はゼミ友だち、ふたり揃って卒業制作で学校に泊まり込んで、提出日の朝ギリギリまで
「ま、ま、ままま、間に合わない〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!」
と叫びながら卒制を塗りまくっていた仲です。
まだ生乾きの百号画板(こ〜れ〜がデカイったら、上置き付婚礼衣装ダンス位あるのさ!)を
審議室までえっさかほいさか担いで行きながら
「先生方さぁ、まさか画面いきなり指で触ったりしない・・・・よね。」
「それで卒業取り消しなんてことになったら、どうしよう〜〜〜。」
- なんてゆーておりましたのじゃ。
-
さて、それから幾星霜・・・・
彼女もわたしも卒業後日本画を続けることはなかったけれど、いまでも「えっさかほいさか」
なとこは多分一緒(笑)。
わたしゃ与太モン(ヲイ)で、彼女は中南米音楽フォルクローレのミュージシャンだ。
「ロス」コヨーテス 2」とゆーグループです。
(2はホントはローマ数字・・・ナゼか変換できないの・・・)
- 5〜6月は西新宿・六本木などなど、ライブがいっぱいあるので、興味のある方はぜひ
↑こちらでスケジュールを覗いてみて下され。 はっきり言って、おもしろい!です
彼女たちがやっているのはボリビアの音楽。 えらく元気で賑やかだったり、しんみりした味
わいがあったり、いろ〜んな曲があります。
バリエーションが豊富なとこは、まるで沖縄の島唄みたいです。
きっと音楽好きな人たちの国なんだなあ、ボリビア。
-
- 5月某日「考える」
- 連日いろんなことがあるなあ・・・・。
「いちど殺人を体験してみたかった」・・・かあ。
でもって「若い人には将来があるからいけないと思った」・・・かあ。
ほな、特攻服着て「オレたちに明日はねえぜ」ってメンチ切って、黒塗りの外宣車で軍歌鳴ら
して雄叫ってるおっさんたちに向かって、勇気を出して突っ込んでってみ。
言葉ではなんとでも言えるけど、結局は自分の思いのままになりそうな弱い相手をちゃんと選
んでいるんである。 被害者はかならず幼い子供か、年輩の女性だ。
たとえ「心身耗弱」だろうとなんだろうと、それはわかって、やっている。
君たちは卑怯だよ。
「サカキバラ君」も「てるくはのる君」も、「殺人を経験してみたかった君」も「バスの中で
68才のおばちゃん殺して、6才の女の子に刃物突きつけていた君」も。
- 5月某日「演芸家12ヶ月」
- やって来ました、花の5月〜!!
というわけで、このコーナーも、先月のモノトーンから、元の色に戻してみました。
あんまり意味ないか・・・
- ずっと薬飲んでゴロゴロしてるだけってのもなんなんで、軒下のプランターに花の苗なぞ植
えてみました。 三色スミレとアリッサムと金蓮花。
しかし、それだけじゃ、ど〜う〜に〜も〜落ち着かない、わたくし。
で、後から慌てて菜っぱと二十日大根の種も蒔きました。しょせん「色気より食い気!」人間ですワ。
相棒がアフリカから帰ってきたら、最初の収穫なのじゃ。
- 先日某・やぎ師匠と・・・全然「某」になってないってば・・・HP作りの大変さについて
電話で話し込んでいたのですが、
師匠「コンテンツを充実させていくのが大変なんですよね。」
抜刀「ええ、定期的に覗いてくれる方のためにも、気を抜けませんし・・・。」
師匠「わたし思うんですけど、これって本当にえんげいの感覚ですよね。」
- 抜刀「ああ、それって言えてますね〜。」
師匠「全体のバランスに気を配って・・・・」
抜刀「そうそう、落語の次は漫談、その後はマジック・・・・」
師匠「・・・園芸、ですが?」
抜刀「・・・演芸、ですが・・・?」
・・・・各々の「HP作り」に対する考えが、よ〜〜〜〜〜っくわかった瞬間でした。
- さて、今回のタイトル、ほんとは
「園芸家12ヶ月」(カレル・チャペック 中公文庫)
これはもう、ちょっとでも演芸、いや、園芸をやったことのある方なら抱腹絶倒のおもしろさ。
鉢植え、花壇造り、家庭菜園のすったもんだから高山植物愛好家の大騒ぎまで、とても 1920年
代に書かれた本とは信じられない、まるで今の日本のガーデニング・ブームを表現するような
1冊。 内容の新鮮さ、「文章」の持つ生命力の強さに、しみじみ感動します。
どれほど園芸技術が進んでも、品種改良で新しい名前の花があふれかえっても、結局、土に触
れていたい、小さな緑の芽を育ててみたい、という人間の気持ちはずーっと一緒、ということ
なんでしょうか。
挿し絵は「長い長いお医者さんの話」の黄金コンビ、実兄・ヨゼフ・チャペック。
学生時代からずっと、好きで何度も読み返している本です。
- 雑記メニューに戻る
-
- トップへ戻る
-