今日は、お楽しみのコーティング。 またの名をドブ浸け。 私は、ルアー作りの中でこの行程が一番好き。 別にシンナーの臭いが好きってわけじゃないよ。 この臭いをかぐと、ルアー作ってるなって気になるのは、確かだけどね。 今までは、ただの木工細工だったルアーが、コーティングすると、断然ルアーっぽくなってくるじゃない、そこが良いのさ。 と言うわけで、今日は、残業もせずとっとと帰ってきて、完成していたボディのドブ浸けです。 コーティング剤はこれ 写真は、おなじみのウレタンフロアーMとセルロースセメント。 このセルロ、説明書きにハンクル作成用などと、意味不明なことが書いてあるが、まあ、それは置いておいて。 それぞれ一長一短あって、(一長一短が知りたい方はメールでもちょうだい)去年セルロースで大失敗してるんで、今回はウレフロを使ってドブ浸けをします。 ウレフロは、一度開封すると非常に硬化が早いんで、ポッパーとペンシル、それと去年作って乾燥させっぱなしのクランクをまとめてドブ浸けしてしまいます。 下準備 ルアーに釘を打って、ドブ浸けと乾燥時の取っ手を作ります。 これを書いてて気がついたんだけど、ヒートンを打っちゃっても良かったんだよね。 なんで釘なんか打ったんだろう。 やばい! ウレフロをコーヒーのビンに小分けにして、さあドブ浸け開始と思ったら・・・。 非常事態発生だ!ペンシルが、ビンよりでかいぞ。 う〜ん、仕方ない半分浸けたらひっくり返して、もう半分。 これしかない、前にも一度やってるから、大丈夫でしょ。 問題がもう一つ。 クランクがビンの口よりでかくて、まっすぐドブ浸けできないの。 これは、ちえの輪の要領で、ルアーを回しながらドブ浸け。 ふぅ〜、何事も焦りは禁物だね、ロクなことないよ。 いよいよドブ浸け バルサを使ったルアーの場合、ドブ浸け前に『締め』と言う作業を行います。(これをしないと、バルサから出る気泡が止まらない。) しかし、去年作ったバルサバイブで、締めに使ったクリアーラッカーとコーティング剤の相性が悪くて、ボディがドロドロのでこぼこになったので、それ以来バルサ締めはしないと心に誓いました。 まず、1回目はさっと浸けて終わり、頭と尻尾を逆にして2回目、この段階でかなりの堅さになってると思います。 もし、表面がザラつくようなら、軽くサンドペーパーをかけておきます。 こんな感じで様子を見ながら5、6回ドブ浸けしたらアルミ貼りですかね。 余分なウレフロの処理 ウレフロから引き上げたルアーの下側に溜まる滴は、できる限りティッシュペーパーで吸い取ってしまいましょう。 ボディに段差がでちゃうからね。 滴を少なくするコツは、ザブッと浸けてサッと上げるんじゃなくて、ゆっくり浸けてできるだけゆっくり上げること。 これで、吸い取る量が全然違ってきますぜ。 乾燥中 ただいま乾燥中です。 手前の白いのがドブ浸け中のクランク、黄色いのは色止めを待つ、去年作ったクランク達です。 あ〜、なんか頭痛いっす。シンナー中毒ってやつでしょうか、シンナーを使うときは十分な換気をしましょうね。 |