
| ◆ ボート欲しいな |
|
「やっぱり自分のボートっていいなぁ、オレもいつか欲しいなぁ。」 しんいちろう(仮名)さんのビッグラッシュ号を操船しながら、そんなことを考えた。 自分のボートがあれば、レンタルボートを借りるわずらわしさから解放される。 それに、アルミだったら車に積んで行きたいところへどこでも行けるじゃないか。 今すぐにとはいかないけれど、いつかは絶対に買うぞ。とその時は思っていた。 それまで憧れだったボートが現実のものに近づいて来たのは、JBプロトーナメントに参戦を決めた時からだった。 先輩プロの話では、レンタルボートで参戦している人もいるということだったが、なかにはレンタルボート屋の無いトーナメントレイクがあるじゃなですか。 ここは、無理をしてでもボートを手に入れた方がいいのか? いやいや、それは無理だ。 これ以上、月々の支払いを増やしたら、釣りに行けなくなっちまう。 来年になれば、少しは楽になるだろう。それまでがんばって頭金を貯める事にしよう。 それから1年。少ないけどお金も貯まったので、ボート選びをすることにしよう。 アルミにするか、それともバスボートか? 保管場所はどうするか? その他に何を準備したらいいんだ? とりあえずは、ボートを持ってる人たちに話を聞くことから始めてみるか。 |
| ◆ どっちにするか |
|
バスボートに乗っている人、アルミに乗っている人、みなさんそれぞれの考え方で船を選んでるようだ。 どちらも一長一短あるので、両方持ってるのがベストって言うのが結論だな。 まぁ、そう言うわけにいかないのは分かりきってるんで、ちょっと考えてみた。 やはり一番気になるのは経済的な面。 船だけならバスボートも買えない金額じゃないけどランニングコストは、どう考えてもアルミが有利だね。 1回の釣りにかかるガソリン代、毎月の駐艇料、トレーラーを引いての高速代…。 具体的にどれほどかかるか定かじゃないけど、釣りに行けなくなるようじゃちょっと困ってしまうよね。 だけど、アルミも安いと言い切れないところもあるんだ。 FRPにくらべて強度的に弱いアルミは、しばらく乗ると水漏れ等でリペアの必要がでてくる。 最悪はアルミが割れてしまってオシャカってなことにも。 そのてん、船体強度の高いバスボートは寿命が長いわけで、長く乗れれば結果的にアルミを乗り継ぐより安くなるってこともあるんです。 次は機動力。 機動力と言ったらアルミです。 ちょっとしたスペースがあれば、フィールドを選ばないと言うのは、すごくうれしいよね。 ただ、軽いアルミボートとは言え、ひとりでの船の上げ下ろしはちょっとつらいところ。 これは体を鍛えるか、だれかと一緒に釣りに行くか、まあ大した問題じゃないかな。 釣りがしやすい広いデッキと、いち早くポイントに着くためのスピード。 バスを釣るために造られたバスボート。 軽い船体による機動力と、経済性を持ったアルミボート。 どっちを選ぶかは、自分の行くフィールドや釣りのスタイルで変わってくるもんでしょうね。 で、アルミを買おうと思います。 最近は安いバスボートも多く見かけるようになりましたが、いきなりそこまではまってしまうのもちょっと恐い…。 アルミを経験してからでも遅くはないよね、楽しみは先へ取っておきましょう。 まあ、楽しみは一番最初にって気もしないではないんだけどね。 |
| ◆ どれにするか |
|
さて、アルミを買うことに決めたところで、船種を絞ろう。 と思ったけど、これだけいろいろ種類があると、どれにしたら良いかすご〜く迷うとこだな。 これだ!って言う船が見つからないのよ。 12月中旬から、いくつか見積もりを取ってはみたものの、結局結論は出せず。 あぁ、どこで手を打ったらいいんだ? もしかして、このまま船買わずに終わりになるのかな? いろいろ情報を集めてみたところ、 ノンリベット、強度は信頼できるけどネックはその重さ。 なにを軟弱な事を言ってるんだと言われそうだけど、カートップで走り回りたいと思ってるんで、ちょっと引っかかるよな。 今の主流はこっちみたいですね、特にトーナメント出てる人たちなんかね。 リベット、軽さはカートップ向きだけど、船の性格上、水漏れは必ずするらしい。 これはもう諦めてビルジポンプでくみ出すしかないみたい。 ちなみに、ノンリベットだからビルジポンプを付けなくて良いってわけじゃないからね、波かぶったら沈みますよ。 それぞれの長所短所は、雑誌などでも紹介されてるんで、詳しくはそう言った物を参考にしてください。 メールくれてもいいですけどね。 そんなわけで、結局アルミってリベットかノンリベットしか無いんだよね。 どっちにするかは、自分の釣りのスタイルにあわせて決めるっていうありきたりな結論に行き着いちまった。 買う気はあるのに、船が決まらないまま、駐艇場を探すことにしました。 家に広大な土地がある人はそんな必要はございませんが、あいにく我が家ではそう言うわけにはいかないんだ、船を買ったら置くところが必要になる。 家から比較的近い場所、霞・北浦周辺に良い駐艇場は無いだろうか? すると、山中湖チャプターでお世話になった方が、北浦の孝富マリーナに居るって言うじゃないですか。 駐艇料も安いし、湖も目の前、知り合いも何人か居るって事なので、駐艇場はここに決定だ。 駐艇場の話を聞きに行こう、ついでに船の相談もしてこよう。 そう思って孝富マリーナに行ってみました。 ちょうどこの日は、マリーナにオヌママリンの社長が来ていたんだ。 さっそくボートの事を聞いてみたよ。 そしたら、船の値段から買った後のサービスまで、とても良い条件を出してくれたぞ。 とりあえず、見積もりをFAXしてもらうことでこの日の話は終了。 見積書を見ながら考えた。 ここで決めるか!だって、いろいろと条件が良いんだもん。 細かくは…書けないけどさ。 それに経験豊富なお店ってところがポイントかな。 ボートに乗ってる経験が長い人はいいと思うよ、だけど初めてボートを手に入れるものにとっては大事なところじゃないかな。 アルミに限らず、ボートにトラブルは付き物でしょ、ある程度の事は自分でやるのは当然だけど、どうしてもプロの手を借りなければできない事ってあるから、そんな時にいい加減な店だと、とんでもないことになるからね。 と言うわけで、メンテから駐艇場まで全て面倒を見てくれると言うことなので、トータルで考えてこれはお得だよ。 じゃ、これで手を打ちましょう。 で、ボートはなににしたか、それはまたの機会に。 |