私は飼い犬に子供を産ませる事に対して、基本的に反対と書きました。
なぜなら、飼い犬にとって、子供を産む事が、飼い犬にとっての幸せだとは思わないからです。
ペットとして、家庭に受け入れられた犬にとっての一番の幸せは、
飼い主の一番のパートナーになる事です。
飼い主の愛情をたくさんもらって、一緒に楽しく過ごす事が一番うれしい事なのです。
決して、自分の子供が欲しいなんて思っていないはずです。
子供が欲しいと言う事は、はっきり言って飼い主の自己満足でしかないと思います。
それを自分の子に押し付けているだけでしかないと私は思います。
自分の子にそっくりな子が欲しい・・・
自分の子の血が受け継がれて欲しい・・・
その気持ちはよくわかります。
だけど、生まれた子犬は全く別の新しい生命である事を忘れないで下さい。
そっくりであっても、その子は、自分の子とは違うのです。
育て方で性格だって変わってきます。
全く別の子であるのに、いつまでも○○ちゃんの子という見方をすることは、
産まれてきた子犬に対して、失礼な事のように感じます。
悪いところがあれば、いつでも親犬と比べられたり・・・
それなら、その子だけを見てくれる新しい飼い主さんに育てられた方が
よっぽどその子にとっても幸せなことなのではないかと思います。

私だって、バルの子供がいたら・・・と考える事なんて、たくさんあります。
もちろん見てみたいという気持ちだってあります。
だけど、もし避妊手術させていなかったとしても、子供は産ませませんでした。
かなり軽い方ですが、アレルギーを持っている事。
背骨の異常からくる、神経異常が症状として出ている事。
(バレリーナ足のこと:先生からも交配を考えていたらダメと言われました)
前足の両端の肉球が地面につかないという、奇形がある事。
鼻はしっかりつぶれていて、体型もコロコロしていますが、
フレブルにしては、体とのバランスを考えると頭が小さいと感じる事。
以上の事を考えても、バルは親犬にはふさわしくないと思うからです。
だけど、私はバルが世界で一番かわいいフレブルだと思っています!
誰にも代わりのできない、宝物だと思っています。
これでいいと思いませんか?
飼い犬には、これが一番だと思いませんか?

・・・
自分のフレブルちゃんに子供を産ませたいと思っている方は、
男の子でも、女の子でも、
本当に自分の子が、フレブルの将来にとっていい親犬なのかどうか、
産ませる事が、自分の子にとって本当に良い事であるかどうか、
よく考えてください。
最終的に決断するのは、ワンコではなく飼い主さん自身です。
フレンチブルドッグという犬種が好きなら、よく考えてください。
どうか、お願いですから、子供が見たいという気持ちだけで、
血統なんて関係ないといういい加減な気持ちで、子供を産ませないで下さい。
フレブル好きからのお願いです。

                      

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50.子供が欲しい?その4