私は飼い犬に子犬を産ませる事に対して、基本的には反対ですが、
絶対反対と言うわけではありません。
親犬になる為の条件・親犬の飼い主としての意識の条件を
完全に満たしていれば、子犬を産ませてみてもいいとは思います。
ただ、その門はとても狭いものだと思います。
自分のフレブルちゃんに子犬を産ませたいと思っている方は、
ぜひ冷静な気持ちでこれから先を読んでいただきたいです。
そして、本当に自分の子が、親犬になる為の条件を満たしているかどうか？
自分自身が、繁殖する犬の飼い主の意識を持っているかどうか？を考えてください。
まず、あなたのフレブルちゃんは、アレルギーを持っていませんか？
フレブルが先天的に持っている背骨の異常はひどくありませんか？
またその異常による神経異常の症状は出ていませんか？（バルのバレリーナ足のような）
よく嘔吐・下痢したり、膀胱炎になりやすかったり、と他の子より弱いと感じる事はありませんか？
皮膚が異常に弱く、皮膚の赤みが見える位、毛が薄いなんて事はありませんか？
その他に、持って生まれた異常はありませんか？
他の子より明らかに、性格的に気が強い・喧嘩っ早いと感じたことはありませんか？
まず、以上の点をクリアしてない子は、ハッキリ言って繁殖してはいけないと思います。
このような事は、すべて遺伝すると思ってください。
産まれた子犬に症状が見られなくても、何代か後に出てくる可能性もあるのです。
プロのブリーダーの中でも、そのような子を使って繁殖している人もいると思います。
だからと言って、金儲けの為などではなく、
フレンチブルドッグという犬種が本当に好きで飼っている私たち飼い主が
以上のような問題を持っている子に繁殖させてもいいのでしょうか？
これから先のフレンチブルドッグに、
このような問題を、平気な顔して残してもいいのでしょうか？
よく考えてください。
今、１歳未満の子は、１歳を過ぎてから疾患が出てくる場合もあります。
現にバルのバレリーナ足は、１歳を過ぎてから出てきました。
小さい頃大丈夫だとしても、成犬になって問題が出てくる事が多いので、
必ず、１歳を過ぎてから総合的な健康診断を受けて、自分の子の状態を調べてください。
次に、いわゆるフレンチブルドッグらしい体型というのを思い浮かべてください。
あなたのフレブルちゃんは、その体型にピッタリ合っていなくても、近い体型をしていますか？
ブルドッグらしい、しっかりつぶれた鼻を持っていますか？
体の大きさに比べて、頭が大きく見えますか？
胸の幅が広く、上半身がガッシリしたブルドッグらしい体つきをしていますか？
耳はピンと立っていますか？
胴が異様に長く感じる事はありませんか？
ボストンテリアのような細い体をしていませんか？
普通にしている状態で、白目に瞬膜は見えていませんか？
ひいき目をなくして、客観的な目でよく自分の子を見てください。
全く知らない人が自分の子を連れて歩いていたとしたら･･･？
かわいらしい態度や性格をすべて排除し、ただ形だけを見たとしたら･･･？
以上のようなことを踏まえ、
「ウチの子ってちょっとフレブルらしくないかも･･･」と少しでも思うようでしたら、
やはり繁殖は諦めて欲しいです。
瞬膜が出ている場合は、他の犬種でも、繁殖には向いていません。
フレブルらしくない･･･それは、人間の手でかなりムリをして作り上げられた
フレンチブルドッグの特徴が薄くなってきている事だと思うのです。
そのような血統で子孫を増やしていけば、
ムリして縮めた鼻はどんどん高くなっていき、
ムリして縮めた体はどんどん長くなってしまいます。
そう。犬本来の姿にどんどん近くなってしまうんです。
最近よく聞く「自然分娩できるフレブル」･･･これっておかしくありませんか？
フレブルは、頭が大きくて、下半身は引き締まって細いのが普通です。
その体型で子供を産もうとすれば、帝王切開になるのが当たり前ですよね。
帝王切開で、なおかつ一度に生まれる頭数が少ない
･･･だからフレブルの子犬は高値になるんじゃないでしょうか？
とても細い体のフレブルを高値で売っているペットショップが、
「この子は自然分娩で産まれたんです！だからこの子も自然分娩で産めますよ！」
そんな事を売り文句にしていたという話を聞きました。
このペットショップは堂々とフレブルらしくない事を自慢しているようなもんです。
それに異常な高値･･･これは明らかに矛盾していませんか？
帝王切開に比べてリスクの少ない自然分娩できるんだったら、産ませたい！と
考えている方も多いかと思います。
でも、ちょっと待ってください。
それは、フレブルらしくない血の子犬を産ませる事になりませんか？
よく考えてください。
フレブルらしくない体型だとしても、
その子の事を、私は否定しているわけではありません。
現にフレブルらしくない体型の子でも、かわいいと思いますし、
飼い主さんだったら、誰よりもかわいいと思うのは当たり前です。
だけど、その「フレブルらしくない」という事実は
繁殖には向かないのではないでしょうか？
ショーに出すワケじゃなければ、関係ない事でしょうか？
この先、大好きなフレブルが、フレブルらしくない子ばかりになっていたら、
悲しいことだと思いませんか？
もし、自分の子がフレブルらしくないなと感じた場合には、
子孫を残そうとせずに、その子だけを一生かわいがってあげて欲しいのです。
誰にも負けない位に幸せな子にしてあげて欲しいです。
それでも、どうしても自分の子の子供が欲しいと思うようだったら、
生まれた子犬すべてに、避妊・去勢手術をさせるか（あるいはその費用を負担する）
決して繁殖させない事を条件にして、飼い主さんを探して欲しいです。
フレブルらしくないと知っていて産ませるのなら、それ位の覚悟をして下さい。
それがフレンチブルドッグという犬種に対する誠意だと思います。
私も繁殖のプロではないので、くわしい事はわかりませんが、
親犬になる条件として、素人の私が思いつく限りの事を書いてみただけです。
それだけでも、かなり厳しい条件になっていると思いませんか？
Mama's Pocket TOP
絶対反対と言うわけではありません。
親犬になる為の条件・親犬の飼い主としての意識の条件を
完全に満たしていれば、子犬を産ませてみてもいいとは思います。
ただ、その門はとても狭いものだと思います。
自分のフレブルちゃんに子犬を産ませたいと思っている方は、
ぜひ冷静な気持ちでこれから先を読んでいただきたいです。
そして、本当に自分の子が、親犬になる為の条件を満たしているかどうか？
自分自身が、繁殖する犬の飼い主の意識を持っているかどうか？を考えてください。
まず、あなたのフレブルちゃんは、アレルギーを持っていませんか？
フレブルが先天的に持っている背骨の異常はひどくありませんか？
またその異常による神経異常の症状は出ていませんか？（バルのバレリーナ足のような）
よく嘔吐・下痢したり、膀胱炎になりやすかったり、と他の子より弱いと感じる事はありませんか？
皮膚が異常に弱く、皮膚の赤みが見える位、毛が薄いなんて事はありませんか？
その他に、持って生まれた異常はありませんか？
他の子より明らかに、性格的に気が強い・喧嘩っ早いと感じたことはありませんか？
まず、以上の点をクリアしてない子は、ハッキリ言って繁殖してはいけないと思います。
このような事は、すべて遺伝すると思ってください。
産まれた子犬に症状が見られなくても、何代か後に出てくる可能性もあるのです。
プロのブリーダーの中でも、そのような子を使って繁殖している人もいると思います。
だからと言って、金儲けの為などではなく、
フレンチブルドッグという犬種が本当に好きで飼っている私たち飼い主が
以上のような問題を持っている子に繁殖させてもいいのでしょうか？
これから先のフレンチブルドッグに、
このような問題を、平気な顔して残してもいいのでしょうか？
よく考えてください。
今、１歳未満の子は、１歳を過ぎてから疾患が出てくる場合もあります。
現にバルのバレリーナ足は、１歳を過ぎてから出てきました。
小さい頃大丈夫だとしても、成犬になって問題が出てくる事が多いので、
必ず、１歳を過ぎてから総合的な健康診断を受けて、自分の子の状態を調べてください。
次に、いわゆるフレンチブルドッグらしい体型というのを思い浮かべてください。
あなたのフレブルちゃんは、その体型にピッタリ合っていなくても、近い体型をしていますか？
ブルドッグらしい、しっかりつぶれた鼻を持っていますか？
体の大きさに比べて、頭が大きく見えますか？
胸の幅が広く、上半身がガッシリしたブルドッグらしい体つきをしていますか？
耳はピンと立っていますか？
胴が異様に長く感じる事はありませんか？
ボストンテリアのような細い体をしていませんか？
普通にしている状態で、白目に瞬膜は見えていませんか？
ひいき目をなくして、客観的な目でよく自分の子を見てください。
全く知らない人が自分の子を連れて歩いていたとしたら･･･？
かわいらしい態度や性格をすべて排除し、ただ形だけを見たとしたら･･･？
以上のようなことを踏まえ、
「ウチの子ってちょっとフレブルらしくないかも･･･」と少しでも思うようでしたら、
やはり繁殖は諦めて欲しいです。
瞬膜が出ている場合は、他の犬種でも、繁殖には向いていません。
フレブルらしくない･･･それは、人間の手でかなりムリをして作り上げられた
フレンチブルドッグの特徴が薄くなってきている事だと思うのです。
そのような血統で子孫を増やしていけば、
ムリして縮めた鼻はどんどん高くなっていき、
ムリして縮めた体はどんどん長くなってしまいます。
そう。犬本来の姿にどんどん近くなってしまうんです。
最近よく聞く「自然分娩できるフレブル」･･･これっておかしくありませんか？
フレブルは、頭が大きくて、下半身は引き締まって細いのが普通です。
その体型で子供を産もうとすれば、帝王切開になるのが当たり前ですよね。
帝王切開で、なおかつ一度に生まれる頭数が少ない
･･･だからフレブルの子犬は高値になるんじゃないでしょうか？
とても細い体のフレブルを高値で売っているペットショップが、
「この子は自然分娩で産まれたんです！だからこの子も自然分娩で産めますよ！」
そんな事を売り文句にしていたという話を聞きました。
このペットショップは堂々とフレブルらしくない事を自慢しているようなもんです。
それに異常な高値･･･これは明らかに矛盾していませんか？
帝王切開に比べてリスクの少ない自然分娩できるんだったら、産ませたい！と
考えている方も多いかと思います。
でも、ちょっと待ってください。
それは、フレブルらしくない血の子犬を産ませる事になりませんか？
よく考えてください。
フレブルらしくない体型だとしても、
その子の事を、私は否定しているわけではありません。
現にフレブルらしくない体型の子でも、かわいいと思いますし、
飼い主さんだったら、誰よりもかわいいと思うのは当たり前です。
だけど、その「フレブルらしくない」という事実は
繁殖には向かないのではないでしょうか？
ショーに出すワケじゃなければ、関係ない事でしょうか？
この先、大好きなフレブルが、フレブルらしくない子ばかりになっていたら、
悲しいことだと思いませんか？
もし、自分の子がフレブルらしくないなと感じた場合には、
子孫を残そうとせずに、その子だけを一生かわいがってあげて欲しいのです。
誰にも負けない位に幸せな子にしてあげて欲しいです。
それでも、どうしても自分の子の子供が欲しいと思うようだったら、
生まれた子犬すべてに、避妊・去勢手術をさせるか（あるいはその費用を負担する）
決して繁殖させない事を条件にして、飼い主さんを探して欲しいです。
フレブルらしくないと知っていて産ませるのなら、それ位の覚悟をして下さい。
それがフレンチブルドッグという犬種に対する誠意だと思います。
私も繁殖のプロではないので、くわしい事はわかりませんが、
親犬になる条件として、素人の私が思いつく限りの事を書いてみただけです。
それだけでも、かなり厳しい条件になっていると思いませんか？
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