バルは、毎晩のように夜の公園へ通っても、
ワンコと一緒に遊ぶという感じにはなりませんでした。
ワンコと、というより、人と遊んでいるのです。
それは、J君のパパが投げてくれるおもちゃであったり、ボールであったり・・・
夕方の公園では、ワンコ同士で遊んでいたので、
やっぱり大きい子が少し怖いのかもしれません。
フレンチは小型犬ではないですが、夜の公園のお友達の中では、
1番小さいサイズです。
なんてったって、夕方の1番のお友達はチワワでしたから・・・

・・・
その日は、彼が帰ってきたのがとても遅く、公園に着いた時は、
もう12時をすっかり過ぎていました。
「もうみんな帰っちゃったよね〜」と言いながら歩いていると、
先の方に、白くて大きいワンコが見えます。
そう。それは、ボルゾイのG君でした。
G君家は、もう帰ろうとしていた時だったのですが、
私達が登場して、足を止めてくれたのです。
いつもはみんなが回りにいますが、もうバルとG君しかいません。
バルは、怖いという思いが全くなかったようで、
2人で思いっきり追いかけっこをはじめました!
それは、みんなといる時とはまるで別人のよう・・・
伸び伸びと、お互いに追いかけては逃げて、走り回っています。
私達は、バルが大きい子とちゃんと遊んだのははじめてだったので、
ちょっとビックリしていました。
G君のママは、「G君、バルの事大好きなのね〜」と言ってくれました。

そして、2人きりで会った日が2回ほどありました。
G君はバルに会うと、とてもうれしそうに近づいてきてくれます。
バルもG君の事は大好きで、すぐに遊び始めます。
そのおかげでバルとG君は超仲良しになれたのです。
それから、みんなと一緒にいてもバルが普通に遊べるようになるまで、
大して時間はかかりませんでした。

                      

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21.G君との遊び目覚めの時