休みの日、私達はいつも3人でおでかけしています。
バルにとっては、私達につき合わされているようなモノですが、
必ず公園に寄ったり、おいしい物をおすそわけしてあげるので、
おでかけ大好きワンコになりました。

冬〜春にかけては、一緒にでかけて街を歩かせていたのですが、
暑くなってきてからは、昼間出かけても暑くて歩かせる事ができなくなりました。
それでも私達はお留守番をさせたくなかったので、
なるべく夕方から出かけるようにし、暑い時間には抱っこして歩くようにしました。
でも、それでは、バルにとって、つまらないだけになってしまう・・・
そして私達は、夕方通っていた公園へ、夜の10時過ぎに入ってみたのです。

人がほとんどいない公園。
バルのリードもはずして、気持ち良く歩いていると、
売店前のベンチのところに、たくさんのワンコが集まっていました。
しかも、夕方のワンコとは違い、大きいワンコばかりです!
みんなリードをはずしてもらって、のびのびとしています。
近くに行くと、大きい子たちは「君は一体だれ?」と確かめにやってきます。
まだ大きいワンコが苦手だったバルは、すっかり怖気づいてしまい、
私達にピッタリとくっついています。
仕方がないので、飼い主さん達と簡単な挨拶をして、その場を立ち去りました。

それから週末は夜遅くに公園を歩くようになりました。
大きいワンコ達にも何度か会っているウチに、バルも怖くなくなってきた感じ♪
仲間に入れたという感じまではいきませんが、
ビクビクしながらも、なんとなく一緒にいるようになりました。

そしてある日、いつもフリスビーをしているJ君のパパが投げたボールに、
バルがいきなり反応して、追いかけはじめました。
そして、軍手のついたおもちゃは我が物顔で、横取りしてきます。
J君もパパも少し戸惑っている様子・・・
まだ顔を合わせる位の仲なのに、バルの図々しい態度と言ったら!
ところが、J君も、J君のパパもママも、とても優しく、バルと一緒に遊んでくれたのです!
J君家は、ワンコと遊ぶのがとても上手なので、バルもとっても楽しそう♪

それから、週末だけでなく、平日もできるだけ夜の公園へ行くようにしました。
いつも会っていると、バルも慣れてきて、だんだんと行動範囲が広くなってきます。
夜の公園にきているワンコと飼い主さん達は、みんなとても優しく、
どのワンコとも、分け隔てなく遊んでくれます。
何だかとても不思議な空間です。
私達はその空気がとっても好きになりました。

                             

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20.夜の公園