次の日に病院に電話をすると、
経過は順調なので、今日、連れて帰っても大丈夫との事。
なので、私達は夕方、バルを迎えに行きました。

私も彼も、電話の感じから、結構元気になっているバルを想像していたのですが、
実際に会ってみると、まるで違っていたバルにビックリしてしまいました。
寒かったのか、鼻ちょうちんを作り、ゲージの中で吐いたのと赤チンとで、体はすっかり汚れ
オドオドしていて、かなり震えています。
そして、気管を確保する為に管を通したせいで、傷がついたのか、苦しそうに咳をします。
私達に会っても、喜びもしません。
「本当にこれで順調なの?」と思いましたが、ひとまずバルをウチにつれて帰りました。
ウチに帰ってからも元気はなく、何も食べずに、
水ばかり飲んでは吐くという事を繰り返しました。
そして、やはり何度も咳をしています。
あまりに重症っぽいので、この時、手術した事をちょっと後悔してしまいました。

その日は、私達が寝た後に具合が悪くならないか心配でしたが、
とりあえず、大事にしている御守をバルのベッドに置いて眠りました。

次の日になると、まだまだ元気はなさそうでしたが、食欲が出てきました。
ゴハンは食べようとしないのですが、ムギムギというお菓子を食べ出したのです。
人間のお菓子はあまりあげたくないのだけど、
何も食べないよりは、と思い、いつも少し多目に食べさせてあげました。
はじめに食べたがった物が、ムギムギだなんて、バルバらしいです。

その日からすぐに元通りという訳ではありませんでしたが、
バルはだんだんと元気を取り戻しました。
3日後くらいからは、自分でおもちゃを持ってくるようになりました。
咳は、その後もしばらく続きましたが、だんだんと収まりました。

元気のないバルを見ている時は、「本当にこれで良かったのかな?」と
何度も何度も思いましたが、今では手術をして良かったと思っています。
性格は女の子にならない子犬のままなので、やんちゃですが、かわいいです。
それと生理のわずらわしさがないので、いつでも安心して他のワンコと遊ぶ事ができます。
バル、本当によく頑張りました♪

                             

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11.避妊手術 その2