川 村  英 司(かわむら えいし)

音楽教師の息子として北海道旭川市に1930年5月に生まれる。1948年武蔵高等工業専門学校(現武蔵工業大学)に入学、1949年より音楽の勉強を始める。庄司りゑ、リア・フォン・ヘッサート両氏に師事。

1957年5月第一生命ホールにて第1回リサイタル

10月オーストリア政府給費留学生としてオーストリア国立ヴィーン音楽院に入学。声楽をA.フォーゲル、F.グロスマン、W.シュタインブリュック、リートとオラトリオをE.ヴェルバ、F.グロスマン、オペラをJ.ヴィットの諸教授に師事。

1959年1月ヴィーン楽友協会のブラームス・ザールにてErik Werba教授の伴奏でヨーロッパ最初のリサイタル。

5月戦後復活した第1回「国際ハイドン・シューベルト・コンクール」で第1位優勝。
以後リート、オラトリオ歌手としてオーストリア、ドイツはもとよりスイス、オランダ、ベルギー、スエーデン、ノールウエー、スペイン、イギリス、アメリカ、オーストラリア等海外各国でリートの夕べ、オラトリオ、オーケストラのソリストとして活動する。

特に1973年オーストリア放送委員会の招きで日本人(アジア人)初のコンサートツーアを行い、引き続き76年にも29回の演奏会に出演する。

シドニー音楽大学で「ドイツ・リートの解釈について」公開講座の講師として招かれるなど、演奏のみならず後進の指導など幅広い活動をしている。

1987年第1回国際声楽家、声楽指導者会議(シュトラースブルグ)に招かれマイスタークラスを受け持つ。

2000年4月ドイツ連邦声楽教師連盟の招きで講演とワークショップを受け持つ。
1963年日本フーゴー・ヴォルフ協会を設立し、ドイツ歌曲の普及につとめる。
1996年3月武蔵野音楽大学教授を定年退職後、東京ドイツ・リート研究所を設立。

 

 出版楽譜 正誤表 

 録音(LP・CD録音) 録画(2002.7.10 リサイタルより)

  リサイタルより 録音 2005.10.15/2006.9.24 より

 演奏批評

 2002年〜のスケジュール(終了分)