Ch.MALROME 1995

シャトー マルロメ 1995

( 99.5.13UP、99.10.24追加 )

 

一般的に、ボルドーのAOCワインは地方名のもの、地区名のもの、村名のものと

地域が狭くなればなるほど、区域が限定されクラスが高くなります。

が、一番大きな(おおまかな?!)地方名のACボルドーのワインでも

掘り出し物が見つけられる時が、あります♪

中には、格付けシャトーで作られる高いクラスの白ワインもあります。

これは、メドック地区では赤ワインしか地区名を使えない為、格付けシャトーの

白ワインでも、ACボルドーに分類されるためだそうです。

ということで、価格も1,000円台〜10,000円以上のものまで様々です。

 

ACボルドーと同じカテゴリーでありながら、アルコール度数などの規制が

やや厳しくなっている、“BORDEAUX SUPERIEUR”(ボルドー・シューペリュール)

のワイン Ch.MALROME を 今回は取り上げさせていただきます。

 

※ボルドー・シューペリュールを名乗る白ワインは甘口になるそうです。今回は赤ですが(^^ゞ

価格はやはりACボルドーと同じように様々です。

 

19世紀末を翔けぬけた画家ロートレックの画がラベルになっている

このワインは、シャトー元詰のLovelyなワインです。エレガントな花のような香り、

生き生きとした酸味と、スムースな喉ごしのボルドーらしいワインでした。

住所がGIRONDEで、メドック地区に近いと思われ、また非常に酸が主張をしているので、

たぶんカベルネ種をメインにメルロ種をブレンドして造られているのではないでしょうか?

※輸入元は「株式会社 徳岡」さんで、価格は1,500円前後でした。

ご興味のある方は、厳選リンクのページから徳岡さんのHPへどうぞ。

 

※ロートレック・・・19世紀末にフランスの貴族の家に生まれる。

ポスターを芸術として確立した画家。少年時代の骨折がもとで成長が止まるなど

波乱万丈の短い生涯を、このシャトー・マルロメで閉じたようです。(←ラベルからは

そう読める気がするのですが、事実かどうかは不明です(^^ゞ)

アブサン(現在は催淫性がある疑いから世界中で製造中止になっています。

同じ系統のリキュールが、ペルノーなどのパスティスです。)を好んで

飲んでしたそうですが、このアブサンなどの過ぎた飲酒により若くして、亡くなられたそうです。

ロートレックのポスターはあの?!

「工藤探偵事務所」に飾られていることでも、有名?!ですね☆^ー゚)

(↑初回UP時のコメント)

 ※初回UP時にはCh.マルロームと名前をご紹介しておりましたが、

99.10.24テレビ東京でロートレックの生涯をテーマにした番組がありまして

その中で、このワインも出てきたのですが、マルロメというのが正しい発音のようです。

またこのシャトーはロートレックが晩年お母様と過ごされ、生涯を終えられた場所だそうです。

 

今回のCh.マルロメ以外でも、ボルドー・シューペリュールのワインは

手軽でいながら魅力的なワインがいくつもありますので

ラベルを読んでこの表示を見かけた時には、是非お試しくださいませ。

 

                         

 

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