ダークラムの定番中の定番 マイヤーズ
今回はジャマイカ産でダークラムの定番銘柄である
マイヤーズを紹介したいと思います。
ラムには一般的に風味と色によって分類されます。
色による分類ではホワイトラム、ゴールドラム、ダークラムに、
風味による分類ではライトラム、ミディアムラム・ヘビーラムの
それぞれ3種類になります。カクテルベースに良く使われる
ホワイトラムの製法としては蒸留液(連続式蒸留器使用が一般的)を
樽熟成後に活性炭で色素や不純物を取り除くため無色透明な味わいに
なるものが多いのに対し、ダークラムは蒸留液(単式蒸留器使用が一般的)を
樽熟成されたそのままの形で瓶詰めされるため、香味が豊かで濃厚なものになるのが特徴です。
ダークラムの中でも一番の定番といえるマイヤーズは
1879年にジャマイカの首都、キングストンで生まれました。
当時砂糖農園の経営者であったフレット・ルイス・マイヤーズが
農園の敷地内に蒸留所を設立したのが最初になります。
200種類以上の原酒から20種類のものを厳選してホワイトオークの樽に
詰め、気温の温暖でラムの熟成によいとされるイギリスのリバプールに送り、
通常2年間熟成させる所を8年間貯蔵して作成したのがこのマイヤーズです。
現在では世界各国に輸出され、ダークラムの定番としての位置を獲得しています。
カラメルを連想させるほのかな芳香と深い味わいをもつこのマイヤーズ。
ダークラムの高級品銘柄には値段的にもっと高い(味もその分良く、ブランデーや
ウイスキーのように味わう事が出来ますが)ものもありますが、
このマイヤーズは入手も簡単でお値段もお手頃になっています。
700mlサイズで定価は1940円、ディスカウントショップでは
1000円ちょっとでの購入も可能です。製菓用としても
使えますので、クリスマスのお菓子作りにも応用できますね。