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Cheeseページ スペシャル企画 秋冬限定Cheese
◆◇◆◇ Le Mont d'Or ◆◇◆◇
このくらいの状態ですと、ウォッシュ初心者の方でも白カビType
のような感じで楽しんでいただけるはずです。
逆にウォッシュがお好きな方は、もう少し熟成させてからでないと
少し物足りなくお感じになられるかもしれません。
フランスでは子供達はクリスマスのご馳走として、
大人はボジョレー・ヌーボーと共に季節の風物詩として毎年秋を楽しみにしているという
秋冬限定ウォッシュTypeチーズ「モンドール」のご紹介をさせていただきます。
スイス国境のモン・ドール(“黄金の山”の意)という渓谷で造られるこのチーズは実は、
スイス側で造られる、「ヴァシュラン・モンドール」(殺菌乳使用)と
フランス側で造られる「モン・ドール」(=「ヴァシュラン・デュ・オ・ドゥー」、無殺菌乳使用)の2種類があり
両方のモンドールの“通称”として「ヴァシュラン」と呼ばれるそうです。
(「ヴァシュラン」をもっと大きな意味で、フランスやスイス・アルプスで
作られるウォッシュの総称と紹介されているチーズの本もございます。)
今回ご紹介させていただきますのは、STOLASお奨めのフランス側の無殺菌乳のTypeです。
(フランス側の無殺菌乳のTypeは私が存じている範囲では、
チーズ王国さんとフェルミエさん、で購入していただくことが出来ます。)
アドバイザーの方のお話ですと、無殺菌乳の方がミルキー感が強いとのことです。
確かになんともクリーミーでミルキー♪で後を引く美味しさです。
生産期間が定められているため(8月15日から3月31日のみ)購入できる期間は秋から冬になります。
(その為、通年とろとろウォッシュを楽しみたい方の為に「エーデル ド クレロン」が作られたそうです。)
どちらのモンドールもエセピアの樹皮(モミの木)を巻いてエセピアの棚で熟成されるそうで、
木の香りがほんのりとチーズから漂ってきます。
(木の香りは「エーデル ド クレロン」の方が強いような気がいたします。)
よく熟成させて上部を↓のように取り除いて、(もちろん取り除いたのもいただきます♪)
とろとろの中身をスプーンなどですくっていただきます。
(写真のものはあまり熟成していないのでそんなにとろとろではないです。
“むちとろ”といった感じです♪
とろとろにしたい場合は、表面がもっと色づくまで熟成させてから召し上がってください。
ウォッシュはあまり得意ではないという方はこのくらいで召し上がるのがお奨めです。)
全部そのままいただくのではなく、是非少し残して、木箱ごとオーブンで数分焼いて熱々もどうぞ。
更にとろけて、お手軽なチーズ・フォンデュといった感じでこちらもお奨めです。
焼く時に、お好みで白ワインを少し注ぐと風味がぐっと良くなります。
お好みのパンや茹でたお野菜にたっぷりからめてどうぞ。
スタンダードな頂き方は↑の写真のように茹でたお野菜にからめてだそうですが、
STOLASのお奨めの食べ方は↑こちらのように、熱々フライドポテトにからめていただきます♪
STOLASでは白ワインの代わりにスプマンテなどスパークリングワインを注ぎ、
目の細かいパン粉を散らして焼き、注いだスパークリングワインと一緒にいただきます。
赤ワインに合わせるのが一般的なようですが、スパークリングワインとの相性もなかなかです♪
(と言いつつ・・・2000年のボジョレー・ビラージュのヌーボーとの相性もばっちりでした♪)
リンド(皮)はフレッシュなうちは(TOPの写真の状態でしたら白カビTypeくらいに食べやすいです)
召し上がる方が多いようですが、熟成したものはウォッシュ特有の強い匂いがいたしますので、
ウォッシュ初心者の方は中身のとろとろだけを召し上がっていただくとよいと思います。
リンドばかりあまってしまった時には、オリーブオイルなどで
さっと揚げていただくと、またちょっと違う目先で楽しんでいただけます。
1981年にAOCを取得し、その後クリスマス用のチーズとして非常に人気が高まっていた
1988年にリステリア菌が発見されそれから1995年までの一時期輸入が禁止されていたそうです。
その当時は禁断のチーズとして海外旅行にいかれた方がお持ち帰りになって、
密かに楽しまれていた?!そうです。
現在はチーズ専門店でしたら比較的購入しやすくなって幸せですね♪
100g400円〜800円で、1個400g〜800gくらいです。
(大きい意味でのヴァシュランということになると10kgのものもあるそうです。)
ウォッシュということでお好みもあるかとは思いますが、
中身のとろとろのところは大変に食べやすいですので、
ウォッシュ入門としてウォッシュが苦手な方にも是非チャレンジしていただきたいです。
ただ、いきなりチャレンジするにはサイズが大きいですので、ご心配な方はまずは
エーデル ド クレロンで試していただき大丈夫でしたらモンドールを購入なさってはいかがでしょう?
ボジョレー・ヌーボーも解禁になりました。
HENRY FESSY
2000年 ボジョレー・ビラージュ・ヌーボー
モンドールはもちろんですが、
ほどよく冷やして熱々の焼き鳥で、ごくごくいくのも良さそう♪
モンドールと一緒に季節の風物詩としてお楽しみになられてはいかがでしょうか?
年末に向けて、クリスマス会や忘年会などのメニューに加えていただくと
きっと盛り上がることうけあいです。
フェルミエ代表の本間るみ子さんが以前に、
モンドールをご紹介なさっていた文書を参考にさせて頂きました。