日本伝統の味 グリーンティーリキュール
今回は世界を見ても日本以外では発売されていない、まさに
日本独自のリキュールであるグリーンティーリキュールを紹介
してみたいと思います。
冒頭でも書きましたが、緑茶をベースにしたリキュールは日本以外からは
発売されていません。(烏龍茶ベース(フランス マスネ社-「ウーロンXO」)および
紅茶ベース(ドイツ アントン・リーメルシュミット社-「ティフィン・ティーリキュール」等)
のリキュールはそれぞれ販売されています。)
日本からは大手メーカーであるサントリー(発売ブランド名はヘルメス),ニッカ
(発売ブランド名はキューゼニア)からそれぞれグリーンティーリキュールが
発売されています。下の写真はニッカ(キューゼニア)の製品です。
このリキュールは第2次世界大戦後に開発され、欧米などでは
日本独自のリキュールとして認知され、今では高級料亭で外国人などを
もてなす際におうす(薄茶)の代わりとして出されているということです。
製法としては、玉露などのお茶と、抹茶をスピリッツに浸してエキスを移し、
ろ過した後にブランデーやシロップを加えて味を調えるという造り方になります。
味は濃い抹茶に甘みとアルコールが加わったという表現が
ぴったりだと思います。
飲み方としては和食の締めにロックで1杯、あるいはカクテルで
飲むとよいかと思います。(カクテルは別ページで紹介しています)
値段的にも輸入されてくる洋酒に比べると安く、1500円あれば
おつりが来るでしょう。日本産ですので、意外と
大きなデパートやディスカウントショップよりも、
町の小さな酒屋さんの方が見つかるかもしれません。