癒し系?!野菜アーティーチョーク

 

地中海沿岸原産の「キク科チョウセンアザミ属」のアーティーチョーク

(イタリア名:カルチョーフィー、フランス名:アルティショー)

・・・名前はよく耳にしてもあまり流通していなくて残念な食材ですね。

下ごしらえの必要の無い缶詰や瓶詰めも便利ですが、

開花(6月〜7月)直前の今が旬ですので(そろそろ終わっちゃいますが)、

是非見かけましたらフレッシュも、お試し頂きたいです。

(緑色の「camus」ブルターニュ産と小ぶりで紫がかった「violet」南仏産があります。)

 

効用も素晴らしく肝臓と腎臓の機能を高めるそうですので

お酒飲みには大変魅力的な食材ですね。

それなのに?!花言葉は「警告」だそうでびっくりです。

 

世界的に大変人気のあるアーティーチョーク・ベースのリキュール「CYNAR」や

お茶(アーティーチョーク茶)としても人気があるそうです。

またお花も大変に美しいですね。

そんなアーティーチョークは、癒しが求められる(?)現代日本にぴったりではないでしょうか?

 

さぁ!買いに出かけましょう!

(フレッシュは1個300円程〜、缶詰や瓶詰めは分量にもよりますが

1,000円前後くらいのものが多いようです。)

 

 

定番!丸茹でヴィネグレット・ソース添え  

材料

アーティーチョーク、塩、胡椒、レモン果汁、塩、

バルサミコ(またはワインビネガーやシェリービネガーなどお好みで)

胡桃オイル(またはグレープシードオイルやEXV.オリーブオイルなど)

 

作り方

アーティーチョークがつかるくらいの鍋に、レモンの果汁1個分と

塩適量と水をひたひたまで入れ火にかけ沸騰させます。

沸騰しましたらアーティーチョークを投入し、浮き上がらないようにふたをして

柔らかくなるまで30分ほど煮ます。(ふたをしても、少し浮いてしまいますので

時々アーティーチョークを回して位置を変えてください。)

根元に竹串などを刺してすっと通る位になりましたら鍋のまま少し冷まします。

その間にビネグレット・ソース(フレンチドレッシング)を作ります。

オイルとバルサミコを3:1の分量で混ぜ、塩胡椒で味を整えます。

少し冷めたアーティーチョークは軽く水気を切り、

ソースを添えて出来上がり。

がくをはがして根元にソースにつけ、白っぽい柔らかい部分だけを

歯でしごくようにしていただきます。(外側のがくは固いので2〜3枚内側から

召し上がってください。)中心部のがくは食べる所がありませんので除いてください。

ほっくりした芯はナイフで切って同じように召し上がってください。

がくは、先の方がとげとげしていますので触れないようにご注意ください。

がくの根元の柔らかい所はあっさりした里芋のような感じで、

ほっくりとした芯の部分は里芋と筍のあいのこ(?)のような感じです。

私は丸茹でが一番好きです♪

 

 

アーティーチョークと砂肝のスパゲティ  

材料

アーティーチョーク、レモン水、ズッキーニ、下処理した砂肝、エリンギ、スパゲティ、

EXV.オリーブオイル(またはグレープシードオイル)、塩、胡椒、鷹の爪、にんにく

 

作り方

アーティーチョークは、がくを下部から回すようにして切り取り

(怪我をしないようにご注意ください!)

色の白い芯の部分だけを取り出し、千切りに切ります。

切った端からレモン水に入れて変色を防ぎます。

ズッキーニ、エリンギも千切りにします。

フライパンにオリーブオイルと刻んだ鷹の爪、にんにくを入れ温めます。

そこへ下処理した砂肝を入れ火を通します。砂肝に火が通りましたら、

水気を切ったアーティーチョーク、ズッキーニ、エリンギを加え

軽く火を通し、塩、胡椒で味を整えます。

ここへ茹で立てのスパゲティを混ぜ合わせて出来上がり♪

丸茹でした時の柔らかさとは異なる筍のような歯ざわりが美味しいです!

生を料理に用いる時には、芯の白い部分しか使いませんので

1人あたりにアーティーチョーク1個は欲しい所です。

今回は、色々な歯ざわりを楽しめるようにと、砂肝やエリンギなどを使いました。

砂肝の下処理がご面倒でしたら、ベーコンやサラミでも美味しいと思います。

 

 

アーティーチョークのカリッとろっトースト  

材料

アーティーチョーク(缶詰又は瓶詰め)、牛乳、純生クリーム、

にんにく、バケット(などお好みのパン)、塩、胡椒

 

作り方

鍋にアーティーチョークと半分にカットして芯を取り除いたにんにくを数個入れます。

そこへ牛乳と生クリームを半々で混ぜたものを

アーティーチョークがひたひたになるくらいに入れ火にかけます。

焦げないように柔らかくなるくらい煮て、塩胡椒で味を整えます。

薄くスライスしたバケットにアーティーチョークをのせ、オーブントースターで

軽く焼いて出来上がり♪

 瓶詰めや缶詰のものは、芯の部分だけを水煮やオイル漬けにしてあり下ごしらえが

いりませんので、初めて試していただくのには便利だと思います。

海外では茹でたじゃがいもと同じような感覚で、グラタンにすることが多いようです。

 

 

調理方法によって色々な歯ざわりが楽しめ、体にもとてもいいアーティーチョーク!

もっと気軽に普段の食卓にご利用なさってみてはいかがでしょうか?

 

 

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