森の王国リプレイ

 

ベアルファレス 
森の王国リプレイ 
THE 登山RPG 

 「森の王国」リプレイ&攻略

自分がプレイしたときの体験とそれをもとにしたアドバイスを紹介します。
一度しかクリアしてないのですが、攻略本も攻略HPもありませんので
これから始める人のプレイの一助になれば幸いと思い、紹介します。
(まあ実際のところ、全く見られないことになりそうな気もしますが・・・)

「消えた」ゲーム

 

 「森の王国」は1999年にアスミックエンターテイメントから発売された、PS用ファンタジーシミュレーションRPGゲームです。開発は「サイドワインダー」で有名(らしい)なペガサスジャパン

 このソフト、発売当時に注目してました。キャラデザがSF小説の表紙などで有名な米田仁士さんで、音楽はゲーム・アニメ音楽で有名な田中公平さんだったから。それに、ファンタジーシミュレーションRPGというジャンルがもともと好きなんで。

 でも、雑誌のレビューはあまり良もなく悪くもなく、何とも地味な印象。

 そして、私自身もしばらく忘れていて、実際に店頭で見かけたときにはもうワゴンで安売りされてるという憂き目に。正直なところ、不憫さもあってつい購入しちまいました。で、さらに購入後も長らく「積みゲー」だったんですが、あまりにもネット上でも話題になってないことに逆に刺激されて、プレーイ開始。

 ちなみに、販売元のアスミックでも開発元のペガサスジャパンでも完全に「無かったこと」にされてます。いったい何個売れたんでしょうか・・・

(そして、結論から言うと、万人にお勧めできる傑作とは言えないけれど、歴史から抹殺されるほどひどくもありません。かわいそうな境遇のゲームです。魅力的な部分もありますし、プレイしているうちに愛着もわいてきてしまいました。ただ逆に、本当にひどかったら、それはそれで話題になってたんでしょう・・・。当時話題にならなかったのが肯けるのも正直なところです。→感想へ

オープニング

 

 さて、オープニング。米田仁士さんの雰囲気はあまりないももの、幻想的でかなりいい雰囲気。まあ、短いし、派手さはないわけですが。でも本当に、中世風ファンタジーな雰囲気とそれにあったムービーで、ついつい期待が高まります。

(以下、画像がちょっと荒いですが、圧縮しているためで、本当はここまでは汚くないです。念のため)




お城とお姫様。それを見送る主人公


妖精ミリアとの邂逅

 

しかし、その期待も高まってきたところで、いざゲームが始まると、いきなり衝撃の映像が!


ぶ、ぶうっ! レゴブロック?

 このゲームの発売は1999年。そのころでさえこのポリゴンは、ある意味貴重。 (これ以後も要所要所のデモはこんな感じ)

 とりあえず、カクカク主人公とカクカクお父さんの話の中で、主人公の境遇や物語の発端がわかる。但し、謎だらけ。

 それから、タヌキのエルが人間の言葉をしゃべる力を妖精から受け取り、頼もしい仲間になってくれます。しかし、

タヌキが「にゃん」ってのはどうだ? あと、何で黄緑?

 

リーファンの森〜マウンティッシュ国境

 

  さて、初めての戦闘。というところで、森の精霊を敵として倒さないといけないわけで、

 んー、優しい。なかなか好印象。ただ、ミリアの言うことには彼らは「解放」されるだけで殺してるわけじゃないそうな。言い訳っぽいけどまあいいか。あとやや寂しげな音楽もいい感じ。

 戦闘は、ターン制。これと言って特徴はないんだけど、唯一面白いのは「視界」という概念。各キャラには視界が設定されていてその視界に入らないと敵の姿が確認できない。といっても、今のところは緊張感もなく、面倒なだけですけど・・・

 戦闘シーンは3Dになる。しかし、二三度見ただけで面倒になり、即、3Dシーンのない「簡易戦闘」に変更。ロードは入るし、別に見ててもそれほど楽しいもんじゃないしさー、全くもって。そういや「ブリガンダイン(初代)」もそんな感じだった。ごめんねスタッフの方々。

 何かぬるーい感じです。

 街に行って、剣術指南の息子ラスリーと魔法学校の卒業生チャノンが仲間に。うーん、キャラが弱い。まあ、奇抜すぎるよりはいい? チャノンがかわいいし割と露出度高いですが、デモではカクカクのため「萌え」要素は皆無。どう考えても、2Dで通した方が良かったような気がする。

 さらわれた王女様を捜しに国境へ。


いざ出発!

 キャラの特性(序盤)

 

(以下、攻略の部分は、ゲームクリア後に書いてます)

 このゲーム、メンバーが全編にわたって固定です。ちと寂しいですが、悩まなくてすむのがありがたいとも言えます。エナジーブレイカーなんかは、固定でも十分楽しいわけですし(いや、このゲームがエナブレに匹敵するかはとりあえず置いといて)

 序盤、一番使い勝手がいいのは、なんとエルです。直接攻撃も攻撃魔法も最初から覚えている上に、回復魔法もそのうち覚えます。さらに重要なのは、移動力が非常に高くて視界が広いことです。

(但し、防御面が弱いのであまり無理はききません。それと、中盤辺りから、防御力の低さがネックになってきます。)

 主人公はバランス的にはエルよりも上で武器防具も豊富なのが魅力ですが、移動力が低めなのが難点になります。

 主人公は直接攻撃の方が威力があるので使ってしまいがちです。が、魔法も上げていった方がいいです。まあ、機会があれば、といった感じでいいんですが。 主人公はある程度の単独行動が出来るので、(エルがトレジャーハントを覚えた後)冒険レベルも上げると便利です。

 ラスリー、チャノン、ロイロットは、RPGによくある戦士型、魔法使い型、ハンター(レンジャー)型です。それぞれ別段意識しないでも特性にあった成長をします。

 後々、チャノンのLPが低いのが非常に難点になるんで、無理しない程度に意識して上げていった方がいいです。

 注意したいのは、パーティー(主人公?)のレベルが上がるにつれて、同じ敵でも少しずつ強くなってしまうことです。必要以上にレベル上げしてもあまり楽にはなりません(レベルが上がると魔法やスキルを覚えるんでその点ではメリットあり)

 復活用のユグドの木の実は、クリアまでに三つしか手に入りませんでした。大事にしましょう。但し逆に言えば、三つは手にはいるので序盤で一個ぐらいは使ってもいいかも。

 実は、さらに仲間が増えていき、最終的には11人(!)にもなります。登場の度に解説していこうと思います。

 序盤攻略

 

 国境ステージまでは、よほど油断しなければ死ぬことはないです。キャラの向き補正、高低差補正もあまり気になりません。

 ですので、説明書をしっかり読んで(重要)戦闘に慣れるとともに、キャラの育成に注意するのがいいと思います。特に四属性の概念が見た目わからない割に重要で、後になればなるほど気にする必要が出てきますので、序盤から慣れておいた方がいいです。(ちなみに私は、ステータスの切替が□ボタンということがわからず、しばらく悩みました)

 チャノンが攻撃魔法を最初は覚えてないので、意識的に魔法のレベルを上げた方がよさそうです。エルに宝箱を開けさせて冒険レベルを上げて、トレジャーハントのスキルを覚えさせるとアイテム獲得の面では楽になります。

 ウッドフェルで「道ばたにアイテムが落ちていることがある云々」と言われます。その通り、戦闘マップ上にアイテムが落ちていることがあります。非常にわかりづらいんですが、視界内のマップを見ているとキラキラと光が見える場所があります。その上に立つとアイテムを自動的に獲得できます。

 アイテムを発見すると、アイテムそのものがお得なだけでなく、冒険レベルがかなり上がります。但し、初回戦闘中に調子にのって突出すると視界に入っていなかった敵の集中攻撃を受けることもありました。三方から攻撃されるとラスリーでもピンチになることがあります。

 

ミトラ平野〜デトン荒野

 

 ラスリーとロイロットが男の友情会話。いい場面ではあるんだが、話に脈絡がありそうでなくないか? まあ、ラスリーが最初の印象とは大分違っていいヤツだということは認識。

 あと、謎のじじいが登場。しかし、あんまり盛り上がんないだよねー。なんて言うんですか、「人間ドラマ」が希薄なところに謎だけ積み上げられても。さらに、水の妖精「セリス」も登場。 どうやら、妖精界も絡んでくる話になるらしい。

 戦闘はそれなりに厳しくなってきた。というか、戦闘自体はたいしたことないんだけど、隠しアイテムとかを急いでとろうとして自分で首締めたり。別に急ぐ必要全然ないんだけどね。

 王女様が連れ去られたという島まで到着。城では戦争の準備開始。何か大臣があからさまに怪しいですが。この日はそこで終了。

(追記:人魚の言ってた「大きなすい星」は最後まで説明なし・・・?)

攻略

 

 マトラ平野に行く前にウッドフェルで商人の女の子に話しかけておきまます。ついでに装備も補充。

 相変わらず、全体としては戦闘自体はキツくありません。気をつけなくてはいけないのは、ジーメイジ(それにしても「ジー」って何の意味なんだろう・・・)の魔法ぐらいでしょう。 基本的には、高低差を利用しつつ、固まって各個撃破という基本戦略でいけます。

 但し、デトン荒野では、ドルドーラと人魚を一度に相手にすると大変です。ドルドーラも人魚も水属性なのでサンダーを使い、人魚は全滅させてレベルを稼いだ方がいいと思います。(ボスのラズーマは全く強くありません。何なん?)

 この辺りの宝箱はたいしたものは入ってませんので、奪われてもあんまり痛くありません。が、出来るだけ「トレジャーハント」で回収した方がいいのはもちろんです。

 NPCは善人な人たちばかりなので、もてなしはきっかり受けましょう。私は基本的に初回戦闘中に訪れてましたが、クリア後に訪れても変化はないようです。

 育成としては、エルに早めに「ヒーリング」を覚えさせると何かと楽です。また、ついついエルやロイロットの直接攻撃に頼りがちですが、(無理のない範囲で)意識して全員の魔法を上げるようにしておいてください。後々楽になります。LPアップアイテムは全てチャノンにつぎ込みます。

 それから、これは全般的に言えるのですが、初回戦闘とクリア後の再戦闘時で、アイテムを取得するときの冒険レベルボーナスは変わりません。

 つまり、クリア後にゆっくりとアイテムを取りに行ってもデメリットはないと思います(思います、と曖昧なのは、毎回毎回試したわけではないため) というわけで、初回戦闘で無理して宝箱を取る必要はありません。但し、無意味に何回も戦闘してると「闇の支配率」が上がるので注意。

 私は、初回戦闘時にアイテムを取るようにしていたため、かなり苦労しました。理由はもう一回戦闘するのが面倒だから・・・だったんですが、今考えると初回戦闘時に取ろうとする方がよほど面倒だったと思います。

 宝石類は特別な使い道はなさそうなので、さっさと換金しましょう。

 

ベルサス〜アンバーマウンテン

 

 王女様探索。途中でラルバというキャラに出会う。ゲストキャラかと思ったら、メンバーキャラらしい。途中参加の割には、あんまし使えない・・・。移動力があるぐらいか。アイパッチがイカすが、年齢設定がよくわからん。

 ピッコロ激似の謎の男も登場。お約束?

 HPがかなり高い敵も登場。結構厳しいが死ぬまではいかない。(追記:この程度でこんなこと思ってたのが、クリアした後となっては懐かしい・・・)

 が、ラティス様救出の直前、タウロス戦でとうとう死者発生。いきなりあの攻撃力は反則だろ。しかも、今までにない動きするしさー。まあ、確かに攻撃力は確認できるけどさー。リプレイしてなんとか死者を出さずに撃破。

 救出期限14日とか言われてたけど、結果的に余裕。お姫様ひたすら気高く上品でかわいい。3Dキャラでなければ・・・


ラティス様、素敵です。
もしかして誘拐されてあんなことやこんなことまで・・・(ダメ妄想)

(クリア後に追加)

クリア後にこんな台詞を見てしまうと・・・

 お姫様を救出すると、闇の支配率がいっせいにクリアされたらしい。

攻略

 

 ベルサスでブロックダインの話が聞けます。こいつは「マヒ」攻撃をしてくるらしいんですが、食らったためしがありません・・・。仮に食らったとしてもマヒはキュアヒールでも回復出来るので、回復アイテムは最小限用意しておけば足ります。

 リーボ峠の滝にある宝箱は取れます。滝の画面左側に隠し通路があります。また、アンバーマウンテンのタウロスがいるところの下にも宝箱があります。マップ全体の真ん中あたりの部分の先(説明が難しい・・・)からはるばる行けます。

 魔法もだいぶ覚えられるようになります。二つずつ選択できますが、まずは回復魔法が優先。攻撃魔法は、属性以外はあまり差はありませんので自分の属性以外の属性をまんべんなく覚えておけばいいと思います(そうすれば、相手の属性弱点を突く選択肢が増えるので)

 ちなみに、回復魔法の種類はごく限られていて、今後かなり物足りなくなってきます。また、範囲回復が欲しくなってきますが、覚えるのはずっと先になります。しかも、特定キャラだけです。さらに言えば、範囲攻撃魔法は最後まで全くありません・・・。それぐらいあってもいいと思うがなー。何でないかな。

 スキルについてもだいたい同じですが、ラスリーのスキルは剣系を覚えた方がいいです。強力な斧もありますが、斧系はどうしても回避値の低下(=移動力の低下)がネックです。

 トレジャーハントとゴールドハントは悩みどころ。私は、半々ぐらいにしました。このゲーム、終盤になるまでお金が余るということはないんでゴールドハントも重要なんですけど、一度失ったアイテムは戻りません。どちらかと言えば、トレジャーハント優先の方がよさそうです。

 仲間になるラルバは、上では使えないみたいなこと書いてますが、戦士系で移動力がそこそこあり、成長すれば十分使えます。装備を充実させ、アイテム発見でハンターレベルを上げるなどして早めに戦力としていくのがいいと思います。出来れば、魔法も。

 ここまでの最大の難所は上にも書いたとおりタウロス戦です。タウロスは、5マス以内(移動距離が5マスということなので、イメージ的には菱形の範囲になります)に近づくと移動して攻撃し、また元に戻るという動きをします。

 その攻撃力はこの辺りのザコ敵とは比べものにならず、ラスリーでも二撃で死にます。また、LPも激高で、一回のターンでは絶対に倒せません。

 私の場合は、ロイロットを攻撃可能なぎりぎりのところに移動させ、その前に一人だけ「盾役」を置いて、タウロスが近づいて来るところに反撃しました。当然攻撃も受けますんで、別なキャラと交代し、後方で回復します。ロイロットの攻撃は雀の涙ほどのダメージしか与えられませんがやらないよりはましです。これを辛抱強く繰り返してようやく倒しました。

 こいつは、後々さらに苦労させられます。何かもっと簡単に倒せる方法があってもいい気がするんですが・・・。是非教えてほしいくらいです。


こんな感じの配置。
下のラルバは宝箱を取りに行ってます。

 

ボーゲン山地〜カレル遺跡 (マウンティッシュ)

 

 ラティス様がついてくることに。決意はわかるんだが、理由がいまいちよく飲み込めないんですけど・・・。あと、大臣は別に悪いヤツじゃないのか。拍子抜け。

 それにしても、ラティス様、もしかしてこのままパーティーキャラ? ・・・と思ったら一回だけの参戦だった。「王女を守り抜け」というクリア条件だけのため? それにしては、守るほどのピンチはなし。

 とか言っておきながら、実はエルが死亡。魔法が強烈すぎ! さらに主人公が死んで初めてのゲームオーバー。さらにさらに、同じマップでチャノンも死亡。さすがにリセットする気が失せ、ユグドの木の実で復活・・・。

 それ以上にやんなったのは、ラッツ渓谷。ユールポップという目玉モンスターにラルバが石化される。「あー、初めて石化食らったわ。まあ、クリアしたら回復しよう」とかのんびり構えてクリアしたら・・・イベントシーンでラルバの姿なし。まさか・・・と思ってステータス画面見たら案の定、影も形もなし。泣く泣く、リセットですわ。そんなんありかー。

 しかしこのゲームの死亡はまさに「死亡」で、ウィズやFE並みに取り返しがつかない事態なのに、これほど演出がなくていいんだろか・・・

 カーミラ姉さん(ゲーム中はそう呼ばれてないけど、心の中ではずっとそう呼んでいた)が仲間に! ダッシュサマーというかっこよさげなスキルを持ってますが、弱い・・・。今のメンバーが成長しすぎ、ってことはないよな?

 また三人もメンバーが増える。こいつらも、ずっとレギュラーらしい。なんかなー、キャラ弱いっつーかインパクトがやっぱないかな・・・。メンバーが増えすぎて戦闘がめんどくさくなってきた・・・

 それにしても、このゲーム、ひたすら「優しい」。敵はみんな倒しているわけではなく、操られているのを元に戻しているだけ(という設定)だし、何より「戦争(闘争)を起こす」「戦争(闘争)に勝つ」ではなく「戦争を起こさない(しかも、裏方で)」ために闘ってるってのがおもしろい。

攻略

 

 ボーゲン山地のクリア条件は「王女を守り抜け」ということですが、結局全滅させなければなりません。

 ボーゲン山地は何といっても出だしの魔法集中攻撃が厳しいです。じりじりと左前側に移動しつつ、確実に一匹一匹しとめていくしかないでしょう。あるいは、一匹か二匹の敵のLPをわざと死ぬ間際にしておけば、こちらがどんなに死にかけてようがヒーリングを優先しますんで、とりあえず攻撃が分散します。

 今思い返すとネックになってたのは、エルに「見通しの指輪」を付けさせてたことです。そのため、視界が非常に広くなってしまい、視界に入った多くのザコ敵を相手にしなければならなくなりました(ちなみに、この辺りの敵は視界に入らないと何もしませんが、終盤になると視界以外のところを勝手に近づいてくる敵も出てきます)

  ラティス様はゲストキャラなのであまり活躍させたくないものの、助けてもらわないと厳しいです。

 仲間になるカーミラ姉さんは、最初こそLPが低いものの、回避値が高いため移動範囲がかなり広く、専用の武器が登場するなど攻撃力もあります。成長すると非常に助かります(というか、移動力があるのでつい優先させているうちに自然と上がります)。これで回復魔法さえあれば・・・。また防御力が他の戦士系キャラに比べると低めです。

 ゴンザレス、ブイヨン、マリネという怪しげ三人組も仲間になります。それぞれ、バランス型、戦士型、魔法戦士といった感じです。三人ともちょっと中途半端で、特にブイヨンの移動力のなさが泣けてきます。(私は、ゴンザレス、ブイヨンともにイメージ先行で斧使いにしてしまったのでなおさら移動力がなくなりました。) しかしこの先、厳しい戦いになってきますんで、特にゴンザレスは範囲回復を覚えるのと貴重な水属性キャラなので育てると後々役立ちます。さすが一応リーダー。ブイヨンは移動がどうしてもネックなんで最初からあきらめた方がいいかも(私はそこそこ育てましたが) マリネはちょっと中途半端ですが、それなりに役立ちます。

 ところで、ここまで、魔法を意識的に上げた方がいいと何回か書きました。これは、私の反省から来ているんですが、その理由を挙げておきます。一言で言うと間接攻撃の手段が魔法しかないからです。ロイロット以外のメンバーは最後まで全く間接武器攻撃が出来ません。

 メンバーが増えて来ると、一カ所にどうしても密集しなくてはならない状況が発生します。そのとき、順番で直接攻撃していく方法(一人が攻撃して後方に移動、別の一人が近づいて攻撃して後方に移動、さらに別の・・・と繰り返す)もありますが、限界があります。後方から攻撃できれば、密集していても一人の敵に攻撃を集中して各個撃破できます。

 もう一つ、この先、強烈なダメージを与えてくる敵がたくさん出てきます。そのとき、こちらから直接攻撃していくと、反撃でかえってこちらがピンチになってしまう状況が生まれてきます。魔法で間接攻撃すれば当然反撃は受けません。

 「励ます」スキルがあればMP切れもあまり気にせずにすむようになります。武器攻撃(またはスキル)の方が明らかにダメージが大きいのでついついそれに頼りがちですが、意識的に魔法レベルを上げるようにしていってください(ラスリーは別)。但し、無理をする(=そのためにリセットする、有利な高低差を利用しない、など)必要もありません。

 その「励ます」スキルをそろそろ覚えられるようになります。「励ます」「背後警戒」のどちらを選ぶかも思案どころです。「励ます」の方が攻略としてはもちろん便利なんですが、コマンドではなくて、キャラが隣接すると自動的に効力が発揮されてしまうのがデメリットです。

 というのは、この辺りから味方が増える上に敵が強力になってくるので密集せざるを得ません。そのとき、いちいち必要もないのに「励ます」が何回も何回も続くとウンザリしてきます。自分は、半分ぐらいのキャラに「励ます」を習得させときました。もうちょい少なくてもいいかもしれません。忍耐強い人は迷わず「励ます」の方がいいです。

 上でも書きましたが、ラッツ渓谷から石化攻撃を持つモンスターが出てきます。確率はかなり低いので優先して倒すほどでもないんですが、回復アイテムがないとクリアできないという恐ろしい事態になります。マヒのことも考えると、少々値が高めながら万能薬をそれぞれ持ってた方がいいです。

 主人公、チャノンが死んだのはアノッド山地です。中央のベルティ二匹を倒そうととしたとき、ウィンドレイの射程範囲を読み違えて集中攻撃受けました。こいつらは、周りの敵をあらかた倒してから、スタート付近の高台から全員がいっきに近づいて倒す(又は瀕死にする)しかないと思います。油断するとホントに簡単に死ねます。私は使いませんでしたが、回復アイテムも惜しまず使った方がいいです。

 ボレフの洞窟では、ミミックも初登場です。アイテムイベントは、トレジャーハントがなくてもアイテムが取れるらしい。このマップは、移動がままならないのと足場が狭いのがもどかしくなります。そこは敵も同じなので、最初から広い場所に敵をおびきよせるような感じで各個撃破していくのがいいと思います。私は突っ込みすぎて苦労しました・・・

 実をいうとここら辺のマップが(クリア直前を除くと)一番死にやすいところなんで、ご安心(?)を。魔法の威力がこちらのLPに比べて高すぎなんです。中盤終盤になっても、魔法の威力はたいして大きくならない割にこちらのLPは上がるので(とりあえず魔法だけでは)死ににくくなります。

 ドルニ砂漠は敵の数は多いものの、直接攻撃しか出来ない連中ばかりだし、ゴンザレスたちも加勢してくれるしで油断しなければ問題ないと思います。それよりも、マウンティッシュで情報をまめに聞いておかないと次に何をしていいかがわからなくなってしまう可能性があります。

 カレル遺跡は移動力と攻撃力に優れたドラグースに気をつける必要がありますが、油断しないで進めていけばあまり苦労はしないと思います。

 

スプリングクロス王国

 

 このまま幕府隠密のような裏方の話が進んでいくのかと思ったら、「妖精界アースピュア」が絡んでくるらしい。ミリアに「私たちにも分からないけど」って言われちゃうと何とも。このまま世直し旅でもいいのになあ。まあ、まだしばらくは世直し旅が続くみたいだけど。

 あと、前にフォレスティ王国編が終わったときみたいに「闇の支配率」がリセットされるってことはないらしい。面倒・・・

 前のドルニ砂漠のときもそうだったが、街の人に情報を聞く前に戦闘出来てしまうので、闘った後で情報を知り、もう一回戦闘しなくちゃならなかったりする。まあ、一匹片づけるだけだから問題ないけど。

 スタート直後の森のじじいが「ゴム作りの名人」と名乗ってたのが伏線というか重要情報だったとはびっくり。わかりづらいなあ・・・

 ロイの妹を救出ー。カーミラ姉さんの「おばさん」云々が笑った。



 

 でも、お話はなんかシリアスになりつつあるらしい・・・。ええ〜、運命とか前世とか、そのテの話になっちゃうのかー

 それにしても、説明書でエルが「誰が入るかによって教えてくれることが違うかもしれないにゃん」とか脳天気に言ってるけど、趣旨は全然変わらないような気がする・・・。というか、主人公が入ってればまず大丈夫そう。こんなんばっかり。

 自動車の材料集めにいろんなところをまわる。まさか、あのゴムじじいがこんな伏線になってるとは・・・。話の進め方がこれでよかったのかがよくわからないけど、まあ、いいか。

 「こんな子供が戦争を止めた・・・?」というグリンベル様の言葉は、こういうゲームに慣れてるとかえって新鮮。そういや、そうだよなあ、普通。


そりゃそうだ

攻略

 

  この辺りになるともう、戦闘面で基本的な戦略で付け加えることはありません。キャラが多くなっているわりに、戦闘は別段目新しい要素があるわけでもなく、正直、一番必要なのは(プレイヤーの)忍耐力ということが多いです。

 それよりも、全体マップ上での進め方が分かりづらいです。私も、一回しかプレイしていないんで効率的な進め方があるのかはよくわかってません。ただ、どう進めても結局、いろいろ行ったり来たりしなくてはならない点はあまり変わりはないような気がします。

 ここでは自分が進めた順に説明していきます。行き先がわからなくなったらスプリングクロスの街で情報を聞いて解決してます。

 ミラージュ洞窟は足場が狭いのが大変です。しかし、敵もあまり強くないので基本通りに進めていけばよいと思います。ある程度分散しないとかえって大変かも。

 この辺りになると、もう「励ます」もだいぶ使えるようになってきて、ほとんど通常攻撃は使わず、こちらから仕掛けるのは必殺技ばかりになります。そのため、必殺技の使えないエルの直接攻撃があまり頼りにならなくなってきました。

 メープル渓谷は、特に注意する点はないでしょう。ブーメルがうるさいので、密着して確実に一匹ずつ解放していきましょう。

 コットンバレーは、最初に高台にいることもあって、二手に分かれた方が効率的と思います。ここも特に注意する点はないでしょう。連続攻撃、間接攻撃の使い方がますます重要になってきます(自分は苦労しました・・・)

 ロゼットじいさんの話は覚えておく必要があります。

 カッパー鉱山(銅鉱山?)は、マヒ攻撃するスパイディが出てくるので万能薬は忘れずに。ここのミミックの持ってるアイテムはイベントアイテムではないので、トレジャーハントスキルがあるキャラでとどめをさす必要がある点も注意。

 再びミラージュ洞窟へ。まあ、苦労する点はないと思います。

 ベリスに会うためにボーアの森へ。スタート直後、次から次へと敵がやってきますんで、それを耐える必要があります。幸いスタート地点が微妙に高台なのを利用して、敵を削っていくのがいいと思います。その後は特に問題なさそうです。ベリスの家の裏に宝箱があります。

 コットンバレーでロゼットじいさんの話をきき、材料集めのために動き回ります。「ゴム」「純銀」「石炭」どれもスプリングクロスで情報が聞けます。

 「ゴム」は上でも書きましたが、序盤に会った人を思い出す必要があります。

 「石炭」については、情報がわかっていても目に見えているわけではないので、聞いた情報をもとに調べる(立ち止まる)必要があります。入り口近くのトロッコの横です(自分は偶然すぐに見つかりましたが)

 「純銀」は、はるばる大陸を横断して情報を聞いた街に行かなくてはならないので「闇の支配率」が上がってしまいますが、結論から言ってしまうと、次に闇の支配率がリセットされるまで何もしなくてももちます。街の人に話を聞いて店に行くと売ってます。

  材料が集まったら早速自動車を作ってもらって、この一連のイベントは終了です。そのままスプリングクロスでイベント戦闘がはじまるんで注意してください。

 城内の戦闘は、基本に忠実にしてれば問題ないでしょう。ガーグルの戦闘力が油断するとちょっと危ないぐらい。この戦闘場面には戻れないので戦闘中に宝箱を開けておく必要があります(特に画面右側はユグドの木の実)

 

グラスロウ帝国

 

 なんか戦闘がかったるくなってきたなあ・・・。やたらとHPが高い敵とか出てくるし。「励ます」はすごい助かるんだけどいちいち時間かかりすぎ。

 あんまし書くことない・・・。「お互いの使者を殺して二つの国に疑心暗鬼を生ませる」という方法って単純すぎないかい。でも効果的? というか、そもそもそんな使者を単独で出すなっつーの。

 戦争は全面的に回避できて、よかったよかった。感慨無量。前にも書いたけどこのゲームの「誤解を解き戦争を止めるために陰で働く」というシナリオは新鮮だなー。・・・と思ってたら、「邪悪の精」が相手ですか。やっぱりそういう話になっちゃうのかなー。

 


働いた甲斐がありました。単純ながら嬉しい。

 ネレイドがブランドーガを動かすシーン、何故か「超謎王」を思い出した。粗すぎるポリゴンとテキトウなアクションのせいかな? (ちなみに、「超謎王」とは、その前作である熱く狂った極私的傑作クイズゲーム「謎王」に似ても似つかないものに堕したクソゲーです) 


荒々しいポリゴンと暗い画面があのゲームを思い出す

上には書いてないけど、いいシーン

「親子」の会話が地味ながらいい感じです

攻略

 

 ワーレン山地は足場が悪いこと意外は特に注意点はありません。が、この辺りから敵のLPがますます高くなっていきます。全員固まって一匹ずつ着実に倒していく覚悟が必要です。

 こっちもLPはある程度高くなるんですが、問題なのが回復魔法の回復量。はっきり言って不足です。ここぞという時には惜しみなく回復アイテム使ったほうがいいかもしれません。

 マーシェス平野もゼバ要塞も特記事項はなし・・・といいつつ、ロックガードにエルが一度やられました。油断大敵。マーシェス平野で占い師ムースが脈絡なく登場していろいろ思わせぶりなこと言いますが、攻略上は覚えてる必要はありません。

 ギガント高原は序盤から猛烈な連続攻撃が来ます。スタート地点の狭い高台に前線を作って、敵から向かってくるところを少しずつ削っていくのが「急がば回れ」だと思います。魔法が鍛えてあれば、こういう状況で非常に生きてきます。私は、3人ぐらいを突出させてしまい、苦労しました・・・。あと石化・マヒをする敵が多いのでアイテムを忘れずに。

 初登場のネレイドに対しては直接攻撃の方が効率いいですが、反撃で石化食らうおそれがあるし意外と魔法耐性はないので、出来れば魔法主体の方がいいでしょう。

 どこで取ったかわからなくなってしまったのですが、「カイゼルディバイン」のマヒ能力が非常に助かるので、他の武器より少々攻撃力が低くても魔法をあまり使わないキャラ(ラスリーやラルバ)にしばらく装備させておくのをオススメします(マヒの発動率はもしかするとハンターレベルに関係あるかも)。

 グラスロウ城の戦闘もスプリングクロス同様、終了後は入れないのでアイテム確保を(まあ、獲得できるアイテムはたいしたことないですが)。 ブランドーガはこちらから近づかない限り攻撃してきませんし、LPは高いものの、攻撃はちゃんと回復していけば問題ないレベルなのであまり苦労しません。それよりも序盤のロックガードの複数攻撃がよほど苦労しました。

 グラスロウ城を攻略した時点で闇の支配率がリセットされます。

 エデン平野は序盤から三方包囲されている上に初登場のラーミットが強く厳しいです。敵が見えづらいのも面倒です。対策としては、少し画面右手に寄って、近づいてくる敵を各個撃破しかないでしょう。私の場合、ちょっと油断して、カイゼルディバインのマヒがなければ危ないところでした。

 

リバーフォール

 

 いよいよ、オルカと対決。ザコ敵をちまちま時間かけて倒した後、包囲。激強・・・! しかし、このところ、瞬殺されるということはなかったんで、防御力の高い主人公で様子見・・・とか言ってたらクリティカルヒット連発されて死亡!

 ええ〜、そんなんあり〜? ええ〜? そりゃまあこっちもちょっと油断があったかもしれないし、主人公の回復後回しにしたけどさー。あまりの悔しさにのたうち回る。


衝撃の瞬間

 しかたないんで、魔法で削って倒す。悪幹部っぽく捨てゼリフを残して逃げましたが。

 ジュリアという女戦士が仲間に。あれ、前に会ったとかそういうことはないよな・・・? でも突然過ぎるし。うーん、思い出せない・・・(追記:やっぱり伏線エピソードはなさそう)


お会いしたことありましたっけ・・・?

 それにしても、伝承記やら異世界の鍵やら・・・。なんかますます、戦争を必死に防いでたときの方が面白かったかなー。

 で、アースピュアへ・・・。幻想的な2Dムービー。うっとり。ちょっと妖精の王女様の顔がぐらぐらしてるのが怖いけど。





 

 うわ、アースピュア広いよ。ということはまだまだ終わりじゃないということですか・・・。うはー・・・

攻略

 

 上でも書いてますが、オルク戦は要注意です。もとから攻撃力がべらぼうにあるのに加えて、高い確率でクリティカルヒットを食らいます。

 対策としては、どうせ食らうなら魔法の方がマシなのでわざと包囲せずに向こうからは魔法で攻撃させ、こちらも魔法主体で攻撃します。画面奥にも何匹もザコがいて、オルクだけに気を取られてると危険ですので注意。この時点で主人公だけでなくゴンザレスがハイヒーリングを覚えてればちょっとは楽なんですが・・・

  「悟りの洞窟」はネレイドはあまり強くなってませんし特に注意する敵はいません。ただ、スタート地点が低位置というのがキツいです。スタート地点から少し後退し、平らなところで辛抱強く闘ったがいいかもしれません。私は、耐えきれずに突出してしまい、ちょっと苦労しました・・・ ミミックが勝手に近づいてきて勝手に倒されますんで、トレジャーハントを持ってるキャラでこちらから倒しに行きましょう。

 新メンバー(そして最後のメンバー)ジュリアは主人公に近いキャラです。直接攻撃と回復が得意で、しかも移動力もそこそこあります。存分に活躍してもらいましょう。

 ウィッシュボーン碑文は、とりあえずオルクとネレイドは無視し、固まって各個撃破という基本パターンを繰り返すしかありません。オルクとネレイドについては前と一緒ですが、ネレイドの直接攻撃があまり(ほとんど?)強化されてないんで、素早く集中攻撃するのが手っ取り早そうです。

 オルク・ネレイドそれぞれが落とすアイテムは、別段デメリットはないようです。

 それから、オルク・ネレイドを倒した後も結構強い敵がぞろぞろ残ってるので注意(私は、二人を倒した時点でてっきりクリアかと思って拍子抜けしました) 特に初登場のルメットは、勝手に近づいてきて強烈な魔法攻撃を繰り出す難敵です。防御力もそこそこあるし。この後のマップでも苦労のタネになります。

 

アースピュア

 

 ミリアの記憶を戻すために闘うことに。邪悪の精はいいのかひら・・・? と思ってたら、本筋にからむ話らしい。わかりづらい。

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覚醒・・・? シリアスな展開に。
 

 というか、正直、歳のせいかもしれないけど、やっぱりちょっとわかりづらいと思うよ・・・。とりあえずゲームは進むわけですが。後で整理してみるか(追記:結局せず。)

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 うう、全体マップの空白がたっぷり・・・戦闘マップもやたら広いし・・・。いつ終わるんだろう・・

 オルクが復活してるのもちょっとなー。あんなにドラマチックに死んでおきながら。

 過去の話はわかってないままだけど、今、何をしなくちゃいけないかはわかった。いよいよ、ラストバトルへ。

 そうして、これ書いてるのは、そのラストバトルをクリアした後なんだけど・・・つらかった!  一瞬油断したら即死亡ですよ。しかもラストバトルだから、この後復活ってわけにもいかない。何か特別な攻略方法を見逃してるとも思えないし。

 脳の血管が切れそうなイキオイで二回本気で挑戦、失敗・・・。三回目でようやくクリア。しかも、クリア時間、ラスボス戦一回分だけで4時間越えてるし。試行錯誤した分含めると、10時間軽く越えてそう。もうどれだけナゲようと思ったか・・・。 しかし、やりましたぜ、俺は。

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俺もやったぜ・・・

 ラスボスを倒した後、新たなイベントが発生したときは、「真のボス」が出てくるかと思ってぞっとしたのは内緒さ・・・。

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ミリア、ありがとう(俺が) でも・・・

 とても幸せで、美しく、そして苦いエンディング(でも、キャラ絵の顔がグラグラするのがどうしても気になる・・・)。全面的にハッピーエンドじゃないエンディングはこのゲームを象徴してると思う。なんて言うんでしょうか、何かを倒す「英雄」の話ではなくて、あくまで「導き」の話なんですよね、きっと・・・。

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攻略

 

 まず、アースピュア全体として、「落ちているアイテム」は全然ないようです。ですので、ハンターレベルはなかなか上げられません。

 「試練の回廊」では、スタート地点に続々敵が集まってくるのが大変です。いつの間にか近づかれてることがあるので常に周囲を気にしてください。ただ、一本道で迎撃すれば各個撃破できますし、こちらが高台にいるので、あせらずじっくり行けば大丈夫と思います。あと、マップが広いのがうんざり・・・

 ルメット対策として、ルメットの近くにいる敵(直接攻撃しか出来ない敵)をわざと瀕死にしておくという手があります。必ずヒーリングをかけますんで、魔法の集中攻撃はくらわずにすみます。

 不思議の回廊は、どうしても二つに分かれなければいけないようです。どちらが大変ということはないですが、左の方が、序盤に高低差があって宝箱があるので、移動力が高いキャラのほうがいいかも。敵はあんまり強くないんで、必要なのは忍耐力です・・・

 「時の岩場」は特に注意点はないんですが、包囲されている敵がさらに強くなってます。特にシャドウエッジ+ルメットで集中攻撃くらうとたまりません。私は、ついついキャラを突出させてしまい、序盤で二回ぐらいリセットしました。スタート付近が高台になってますが、広すぎてかえって闘いづらいことがわかり、最終的には画面左手の高台のほうに移動して闘うようにしました。

 嘆きの谷も特に注意点はありません。

 裁きの谷は懐かしの中ボスがそろっていてそれぞれパワーアップしてます。特にタウロスは相変わらず強烈なので注意。ただ、それよりもこのマップで問題なのは、移動範囲が非常にわかりづらいということです。移動力のあるキャラを独りで突出させないように気を付ける必要があります。

 さて、アバロンです。最初それまで通りの感覚でプレイして死亡者が出て、さらにその後二回、慎重に慎重を重ね長時間プレイした挙げ句に死亡者が出たときには、もう身もだえしました。誰も死なせないでクリアするのは絶対に無理だと思いました。しかし、人間、やれば出来るもんですよ・・・

 まず問題になるのはダークネスの攻撃「ビッグバン」でしょう。最初は手の打ちようがない気がしてきますが、ダメージを極力軽減することは可能です。

 一つは、10マス以内(自マス含む)に近づかなければ食らわないということです。ダークネスから移動距離として10マスなので、イメージとしてはヤツを中心に菱形の範囲です。かなりの広範囲ですが、ヤツは動かないのでマスを数えていけば少なくとも不意打ちは食らいません。もう一つは火属性でクリティカルもないということです。従って、水属性のキャラならダメージを軽減できます。

 次に問題になるのが三匹のタウロスです。これがまた以前よりすさまじくパワーアップしてる上に、ビッグバンと連携して攻撃されると、あっという間に死亡確定です。但し、動きは前から変わっていません。つまり、5マス以内に近づいた一番近いキャラを無条件で攻撃した後、定位置に戻ります。魔法耐性が激高なのも前から変わってませんが・・・

 さらに問題になるのがオルク・ネレイドとルメットです。かなりの遠間から魔法を食らわしてくれる上に、放っておくとタウロスを回復させたりしてくれます。

 以上を踏まえて手順としては、まず序盤、オルク・ネレイドも含めて、敵がが近づいてくるのを待って倒していきます。うっかりダークネスとタウロスの射程に入ると単なるザコ戦すら危険です。

 そうやっていると逃げていってしまう敵もいますが、タウロス・ダークネスと本格的に戦う前に、何としても倒しておいた方がいいです。追いかけるときには、下で書くタウロス・ダークネス対策を参考にしてください。私がクリアしたときの場合、オルクが延々とダークネスの射程内をうろつき回ったため、非常に苦労しました。

 そうして、ようやく対タウロス戦です。

 タウロスをこちらから近接して攻撃するとまず間違いなく次ターンで死亡者が出ます。そこで、こちらから手は出さず、タウロス+ダークネスの射程内に盾+反撃用のキャラをおいておき、他のキャラで可能な限りヒット(間接攻撃)&アウェイ(盾役の背後に戻る)で攻撃することにします。

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左側の例。なんとか耐えられます。

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これ以上近づくとハイリスクすぎ

 盾+反撃用のキャラは集中回復すれば一ターンで全回復出来ます。しかしそれでも、ビッグバン+タウロスの攻撃を一回耐えるのが精一杯で、タウロス二匹以上を一度に相手にするのは無理です。従って、まずは三匹のどれかのみの射程に入る、微妙な位置に立ってもらう必要があります。画面右手の方が広けているので、そちらからがいいでしょう。

 水属性のゴンザレスか主人公が盾+反撃用のキャラとしては最適です。が、私はやっぱり主人公を危険にさらすのが怖くて、ゴンザレスとLPが比較的高くなっていたカーミラを使いました。ラスリーは雷属性なのでLPがよほど高くないと厳しいです。

 遠隔攻撃用のキャラとしては、チャノンに移動力があれば是非使いたいんですが、おそらく無理・・・。ロイロットでギリギリ、エルやカーミラの魔法レベルが高ければ使えるといったところだと思います。

 この方法で、一回のターンで与えられるダメージは微々たるものです。しかも、一歩でも間違ったら即死亡です。気が遠くなりそうです。しかし、これしかないんじゃないかと思います。レベルを少し上げたところで変わらなそうですし。根性でレベルを高くした方がかえって楽だったんでしょうか、正直わかりません。

 右のタウロスを倒したら、左、真ん中の順で倒していきます。ブイヨンやラスリーはここではほとんど役に立たないので置きざり。

 ダークネスだけになったら主人公をしっかり回復させていっきに正面に移動して、攻撃。ミリアの忠告通り、勇気の剣以外の攻撃はききません(スキル攻撃は可能) ダークネスは反撃もビッグバンを使ってくるので回復が大変ですが、主人公しか狙われないので難しいことはありません。

 地道に攻撃を続け、ダークネスを倒せば、待望のエンディングです!

 

感想

 

 まず、3DグラフィックはPSの初期ゲームレベルで、とても誉められたもんじゃありません。但し、背景の絵は細かく書かれているなど、画面から「手抜き」は感じません。2Dのムービーは幻想的でかなりいい感じなんですが、切り絵みたいにグラグラ動くし、長くありません。

 キャラクタは、デザインはともかく、主人公とミリア以外は設定や台詞で「立っている」とは言えません。数自体も少ないですし。特に、仲間たちのキャラが弱いのが残念です。

 戦闘システムは、独自の要素は「視界」ぐらいしかなく、目を引くものではありません。攻撃方法などにバリエーションがなく、ボス戦を除いて、緊張感というより忍耐力が必要です(まあ、バリエーションがあればいいってもんでもないですが)。3D戦闘シーンはあるけど、それ見てたらもっと忍耐力が必要になりそうです。

 音楽については、自分はとやかく言える耳を持ってないんですが、かなり印象に残ります。ただ、曲数が少ないです。

 ストーリーは、はっきり言って盛り上がりには欠けますが、上で再三書いたように魅力的な部分もあります。前半の「戦争を起こさない」という目的は新鮮でした。色恋沙汰が全くないのも逆に面白いです。エンディングの苦さは意表をつかれる、非常に印象的なものでした。

 ただ、その優しいストーリーはウリの特徴とはなりにくいです。キャラの弱さとあいまって、地味な印象になってしまうのは否めません。

 まとめると、「かなり地味だけど優しく苦い味が味わえるゲーム」じゃないでしょうか。はっきり言って他人にお勧めできる傑作ではありませんが、私としては愛おしく感じています。

 
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