PRIMUS IP-2245(A)
念願のプリムス2245ランタンをゲット。世界中で愛用され続けるガスランタンの定番モデルなので、ずっと使ってみたいと思ってた逸品。説明書には「30年以上も基本設計を変えずに...」とあるんだけど、初代モデルは1960年代に発売されているらしい。

念願の2245をゲットして紙箱から取り出してビックリ、毒蛇を連想させる黒に赤い蓋のケース。 ...趣味悪くね?このケース(^^;
PRIMUS IP-2245(A)

230g缶に取り付けたところ。フロスト仕様のグローブの中央にはプリムスのロゴが入る。影を作らず広範囲を照らす尻すぼみ形状のガラスグローブは機能的でカッコいい。全体的に丸みを帯びたデザインは使うたびに愛着が沸いてきそう。
PRIMUS IP-2245(A)

早速試しに点灯してみたんだけど、短時間でのテストでも分かる秀逸さ。さすがは名品と呼ばれるだけのことはあって、手持ちのガスランタンの中では一番の完成度と言って良さそう。ブタン100%のレギュラーガスカートリッジでもちゃんと実用的な明るさが確保されていて、燃焼音も凄く静か。ガスの流量調整バルブよく出来ていて、微妙な光量調整も可能。操作感もすこぶるいい。

プレミアムガスを使うとスノーピーク天と同等以上の明るさにパワーアップする。それでいて天とは比べ物にならないほど静かで、ガス消費も少なそう。手持ちのガスランタンの中ではキャンピングガスのルモガスが静かだと思ってたんだけど、2245はルモガスよりも静かで明るい。ランタンの明るさ比較のページはこちら

PRIMUS IP-2245(A)
Premium Gas (PRIMUS POWER GAS、液化ブタン・液化プロパン混合)


トップフードは嵌め込み式。写真ではちょっと分かりづらいけど、4本のワイヤー爪をグローブに引っ掛けるだけのシンプルなもの。あまりきつくないので取り外しは難しくないけど、ここを持つと外れて落下する可能性があるので注意が必要。マントル交換のときはグローブごと外すので、このトップフードを外す機会はほとんど無いような気もする。
トップフード

嵌め込み式のトップフード。試点灯しただけで焼け色がくっきりと付いたんだけど、この焼け方はステンレスっぽい。
トップフード

グローブを取り外したところ。他のガスランタンと比較して特別変わった所はないんだけど、機能的で無駄のない構成。意外にも優秀さに驚いたのが点火性能、イグナイターワンプッシュでほぼ100%着火。EPIランタンオートもスノーピーク天もあまり点火性能は良くないのでランタンのイグナイターはこんなもんなのかと思ってたんだけど、2245を使ってみて考えが変わった。点火性能が上がるようにイグナイタの電極を曲げたりして調整してみよう。
火屋を外したところ

火屋をリリースするボタン部分にワイヤーサスペンダーが固定されており、吊り下げることが可能。このシンプルなデザインも悪くないと思う。元々はこのループ状のワイヤーにフックつきのワイヤーが付いていたんだけど、邪魔なのでフックつきワイヤーを外してループ状のワイヤーの方に直接フックを取り付けた。ランタンハンガーに掛ける時はそのままループワイヤーを引っ掛ければいいと思うけど、ロープなんかに引っ掛けるときは少し近いのでチェーンを介して吊るすつもり。
ワイヤーサスペンダー

Snowpeak天とEPIランタンオートとのサイズ比較。2245は天とLFAのちょうど中間サイズ。ランタンオートは図体が大きいのに2245よりも明るさで劣ると言うのが情けない。個人的に2245はバランスが良くて使い勝手もいいので、これ以上の小型化は必要ないと思う。むしろ無理な小型化で燃焼音が大きくなったり明るさが損なわれたりされては困る。
PRIMUS IP-2245 サイズ比較

完成度の高い2245ランタンで唯一と言ってもいいウィークポイントがこのケース。ケースは大きめでランタンとの隙間が多くて嵩張る。特に酷いのが縦方向で、ケースのボトムには意味不明の分厚いスポンジが敷かれている。ケース本体もかなりの肉厚なので、ケース収納時は重さも増えてしまう。
PRIMUS IP-2245 ケース

ケースサイズ比較。驚いたことに、2245のケースはEPIランタンオートよりも高さがある。天のようにとは言わないまでも、もう少し何とかならないものか。ガラス火屋が割れないようにゴツいケースにしてるんだと思うけど、オプションでもいいからコンパクトさを追求したケースをラインナップしてくれると嬉しいな。
PRIMUS IP-2245 ケースサイズ比較

<主な仕様>
サイズ: 83(φ)mm x 140(h)mm (収納時)
重量: 202g (本体)
天下方式: 圧電点火方式
出力: 100W相当
ガス消費量: 30g/hr