ランタン明るさ比較2
ランタン明るさ比較、第2弾。新しいランタンをいくつかゲットしたので、恒例の明るさ比較テストを再度実施してみた。前回同様にカメラのマニュアル露出モードを使い、ISO感度、絞り、シャッター速度を一定にして撮影。絶対的な明るさは分からないけど、各ランタンとの比較はできるということで(^^)

ガスランタンはガスの種類によっても明るさが違ってくる。そこでモデルやガスの種類に関係なく、単純に明るかった順に並べて紹介して行くことにする。

撮影条件(全ランタン共通)
カメラ: Nikon D700
レンズ: Ai AF Nikkor 28mm f/2.8D
絞り: F3.5
露出時間: 1/60秒
感度: ISO 400
気温: 21度



予想通り最も明るかったのがワンマントルのガソリンランタン、コールマンシーズンズランタン2013。使用したガソリンはColeman純正ホワイトガソリン。このランタンのグローブはクリアに近いので、マントルからは見つめられないような強い光が放たれている。傘が大きいので上方に影が出来てるけど、メインランタンとして使うガソリンランタンはハンガーに吊るして使うので、フィールドでこれを不満に感じることはないと思う。

Coleman Seasons Lantern 2013 (Model200)
Coleman Seasons Lantern 2013 (Model200)
Coleman純正ホワイトガソリン



2番目もガソリンランタン、コールマンPeak1デュアルフュエルランタン。使用したガソリンはColeman純正ホワイトガソリン。以前使ってたModel 226のプリントつきグローブを使っているので、幾分拡散光が柔らかい。ガソリンランタンは使ってると徐々に圧が下がって光量が落ちてくる。定期的にポンピングするのがまた味があっていいんだけど、このモデルはタンクが小さいので30分ごとにポンピングしないと暗くなってしまう。

Coleman Peak1 Dual Fuel Lantern (Model229)
Coleman Peak1 Dual Fuel Lantern (Model229)
Coleman純正ホワイトガソリン


ガスランタンで最も明るかったのがプリムス2245ランタン。2245ランタンはレギュラーガスでもソコソコ明るいと評判だけど、プレミアムガスを使うとご覧のとおりスノーピーク天よりも明るい結果に。Peak1ガソリンランタンにも見劣りしないほどの明るさで、正直これには驚いた。配光性にも優れていて、360度満遍なく照らされて写真で見る以上に明るく感じる。燃焼音も手持ちのランタンの中で一番静かだし、ガスランタンとしての完成度の高さは文句無くナンバーワン。

PRIMUS IP-2245(A)
PRIMUS IP-2245(A)
Premium Gas (PRIMUS POWER GAS、液化ブタン・液化プロパン混合)


小型のボディから信じられないほどの光量が放たれるスノーピーク天、プレミアムガス"プロイソ"缶を使用。個人的には十分メインランタンとして使えるレベル。メーカオプションのフロストグローブを使ってるので、標準装備のクリアグローブよりも幾分柔らかな光になってる。よく出来たいいランタンで結構好きなんだけど、プリムス2245に比べるとかなり勇ましい燃焼音がする。スペック上のガス消費量もこちらの方が少し大きい。

snow peak Gigapower Lantern 天 (GL-100A)
snow peak Gigapower Lantern 天 (GL-100A)
Premium Gas (snow peak ProIso、液化プロパン・液化イソブタン混合)



第5位はEPIガスランタンオートLFA-II。EPIガスのプレミアムガスが手元に無かったので、スノーピークプロイソ缶を使ってテストを実施。結構明るいんだけど、ゴーゴーと耳障りな燃焼音がする。燃焼音はガソリンランタンよりも大きくて、手持ちのランタンの中で一番うるさい。燃費も悪いし、このランタンは二軍落ち。

EPI gas Lantern Auto LFA-II (L-2004)
EPI gas Lantern Auto LFA-II (L-2004)
Premium Gas (snow peak ProIso、液化プロパン・液化イソブタン混合)



キャンピングガス製ルモガス、学生時代に初めて手に入れたランタン。今となっては特筆すべき明るさではないけれど、レギュラーガス(ブタンガス)を使ったランタンの中では一番明るいという結果にちょっと驚いた。Tカートリッジよりも少ない200g缶で2晩使えてしまう省燃費なトコロも○。欠点は明るさの微調節がやりづらいことと、背が高くてテーブルランタンとして使うには安定性がイマイチなこと。

Camping gas LUMOGAZ (N206)
Camping gas LUMOGAZ (N206)
Regular Gas (Camping Gaz CT200、液化ブタン)


7位はプリムス2245ランタンにレギューラーガスの組み合わせ。燃焼音は驚くほど静かなんだけど、明るさでは同じブタンガスを使うキャンピングガスのルモに惜敗。フロストグローブから放たれる柔らかい光は温かみがあって、影のない拡散光はテーブルランタンに最適。個人的にフィールドで使ってもイイと思えるのはここまでかな。

PRIMUS IP-2245(A)
PRIMUS IP-2245(A)
Regular Gas (PRIMUS Normal Gas、液化ブタン)


スノーピーク天にレギュラーガスの組み合わせ。スノーピークのレギューラーガスが手元に無かったので、プリムスのレギュラー缶を使ってテストを実施。噂どおり、天はプレミアムガスを使わないと暗い。だけどテストの結果を見るとプリムス2245ランタンもかなり光量は落ちてるから、特別スノーピーク天が暗いって訳でもなさそう。ただ絶対的な光量不足は否めず、テーブルランタンとしても少し暗いと感じるかもしれない。

snow peak Gigapower Lantern 天 (GL-100A)
snow peak Gigapower Lantern 天 (GL-100A)
Regular Gas (PRIMUS Normal Gas、液化ブタン)


最下位はレギュラーガス使用のEPIガスランタンオート。正直言って暗いけど、音だけは勇ましくてゴーゴーと大きな燃焼音を出している。燃費も悪そうだし、ダメだねこのランタンは。スペック上の燃料消費量は50g/hrと手持ちのガスランタンで一番大きく、2245ランタンの30g/hrに比べると1.7倍。二軍落ちもやむなし。

EPI gas Lantern Auto LFA-II (L-2004)
EPI gas Lantern Auto LFA-II (L-2004)
Regular Gas (EPIgas Regular、液化ブタン・液化プロパン混合)


ランタン明るさ比較 その1