ランタン明るさ比較
ランタンで気になるのは明るさ。明るさの目安としてワット表示されてるものもあるけど、これがいい加減であまり参考にならない。使ってみると公称90wのPeak1ガソリンランタンが120wのEPIガスランタンより明るかったりもする。

明るさを測るにも照度計は持ってないし、ルクスとかで言われてもピンとこないので、カメラのマニュアル露出モードを使ってイコールコンディションで撮影してみた。絶対的な明るさは分からないけど、各ランタンとの比較はできるということで(^^)

撮影条件(全ランタン共通)
カメラ: Nikon D700
レンズ: Ai AF Nikkor 28mm f/2.8D
絞り: F4
露出時間: 1/60秒
感度: ISO 400
気温: 28度




まずはメインランタンとして活躍中のコールマンのガソリンランタン、Peak1 Molde 229。このランタンが手持ちのランタンの中では一番明るい。小型のワンマントルランタンで、公称スペックは90w。クリア火屋から直接放たれる光は力強く、マントルはまぶしくて見つめる事が出来ない。写真はポンピングした直後に撮影したもので、タンクの小さい229は燃圧の変動が顕著で圧が下がるとこれよりもずっと暗くなる。
Coleman Peak1 Dual Fuel Lantern (Model229)
Coleman Peak1 Dual Fuel Lantern (Model229)

色温度は比較的高い白色光。このガソリンランタンがより明るく感じるのはこの白色光のせいもあるのかもしれない。シュゴーッと言う燃焼音は小さくは無いけど、なかなか心地の良い音でうるさい感じではない。

続いてはスノーピーク天。評判通り金缶(プロイソガス)を使うとかなり明るい。上のPeak1ガソリンランタンには及ばないけど、ガスランタンとしては凄く優秀。コンパクトなボディから信じられないほどの光量が放たれる。手持ちのガスランタンの中で一番明るくて、個人的には十分メインランタンとして使えるレベル。
Snowpeak Gigapower Lantern 天 (GL-100A)
Snowpeak Gigapower Lantern 天 (GL-100A)

Peak1ガソリンランタンに比べると温かみのある少し黄色っぽい光だけど、天の光だけをみると白色光に感じる。燃焼音は大きめで、音量はPeak1ガソリンランタンと大差ないと思うけど、音質が違うのか天の方が少し耳障りに感じる。

1992年に買った初めてのランタン、キャンピングガスのルモガス。Peak1ガソリンランタンを買うまではメインランタンとして使ってた。このランタンは20年前の製品とは思えないほど明るい。天に比べると少し暗いんだけど、今でも十分現役として使えるレベル。フロスト火屋から発せられる白色光はやわらかくて心地よい。
Camping gas LUMOGAZ (N206)
Camping gas LUMOGAZ (N206)

燃焼音は手持ちのガスランタンの中で一番静か。このランタンがガス消費量も一番少なそう。ガスの取り外しが出来ず嵩張るのと、ガスが入手しにくくなってきたので使用頻度は下がってきてるけど、燃費と明るさのバランスが取れている優秀なランタン。


EPI gasのランタンオート。公称120wのランタンだけど、明るさは公称60wのルモガスと大差なし。照度はルモガスよりもこちらの方が少し高いかもしれないけど、光の色温度の関係もあってか体感ではルモガスの方が明るく感じる。メインランタンとして使えなくはないんだけど、Peak1ガソリンランタンと組み合わせてサブランタンとして使用。写真ではレギュラーガスを使ったけど、冬季ガスにしても明るさはほとんど変わらない。
EPI gas Lantern Auto LFA-II (L-2004)
EPI gas Lantern Auto LFA-II (L-2004)

EPI gas純正のマントルは色温度の低いオレンジ色の光で、ろうそくかって突っ込みたくなるほど使いものにならない暗さだった。なんでこんなマントルを売ってるんだろうね、EPIは贔屓にしてるメーカだっただけに残念。現在はSOTOのマントルを使用中。燃焼音は大きめで、Snowpeak天と同じくらい。現行モデルのMBランタンオートは公称200wだけど、実際の明るさは大差ないんぢゃないかと邪推。


Snowpeak天にレギュラーガスを使ってみた。メインランタンとしては使えないんだけど、個人的には食後のまったりとしたひと時を過ごすテーブルランタンとしては十分使アリ。金缶(冬季用プロイソガス)に比べると明らかに燃焼音が小さいので、燃料消費量も少ないんだと思う。
Snowpeak Gigapower Lantern 天 (GL-100A) レギュラーガス
Snowpeak Gigapower Lantern 天 (GL-100A) レギュラーガス



1993年に買ったPeak1ブランドのガスランタン。当時の専用Peak1缶を使えばキャンピングガスのルモガスと同程度の明るさがあったんだったんだけど、Peak1缶はもう手に入らない。スノーピークの金缶(プロイソガス)を使ってみてもこの明るさ、ズバリろうそく級。レギュラーガスを使うと更に暗くなった。
Coleman Peak1 Gas Lantern
Coleman Peak1 Gas Lantern (3462)

良く見ると分かるんだけど、火屋の上の隙間から炎が漏れている。供給されるガスがうまく光に換えられていないようだけど、何が問題なんだろ? ガスランタンって簡単そうで、色々とノウハウがある模様。ちなみにマントルは天のスノーピーク純正品。

そうそうもう少し光量はあったけど、EPIのランタンオートに純正マントルを装着した時もこんな感じの光だった。


ランタン明るさ比較 その2