Harley-Davidson Jyuku
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晴旅人尊塾・・・ショベルヘッドマン 《ショベル情報》
No.3

ブームで終ってほしくない!! どんどん乗ろうせショベル

 ームで終わってほしくないショベル人気 ! ショベルに魅了されて12年。そのテンションは上がる一方です。しかし、この12年は決して近い道のりではありませんでした。最初に入手したのが“81FLH。やたらとトラブルが発生し、何度手放そうと思ったかわかりません。その都度ショップに依頼しましたが、あまりにも不経済なのでそのうち自分で直すようになりました。そのせいか、今ではショップに頼らずにほとんど自分でメンテできるようになり、友 人のショベルもオーバーホールしてあげられるようになりました。また、台数も増え、一時は16台のショベルを所有していました。今でこそ“77、“81、“85最終FLH、の3台となりましたが名実ともに熱狂的なハーレーフリークで、その3台をかわるがわる使用しています。
 現行のエヴォリューションには興味なく、ショベルエンジンこそが真のハーレーテイストを満足させる唯一のものと信じて疑いません。その中でも1340tは本当に魅力あるエンジンです。1200tは非常にバランスよく、どんな寒い朝でも一発 でエンジンがかかり、乗り心地もマイルドで申し分ありませんが、1340は荒馬と言う感じです。一気にアクセルオンすると、このエンジンの高トルク性で何度振り落とされそうになったかわかりません。お尻を蹴飛ばされそうになる出だしの瞬発力は、アイアンホースという形容がピッタリのショベルならではの魅力です。音質においても、国産スティードやビラーゴと大差ないエヴォリューションに比べ、腹の底に「ドッドッドッ」と響くショベルには、エヴォリューションがどんな小細工をしても絶対に出すことのできない音質があります。よくいろいろと手を加え、ショベルの音に一歩でも近づけようと涙ぐましい努力をしている者を見受けますが、単なるカン高いヒステリックな音を残して去っていくだけで、その余韻は何か、空しさと滑稽さだけです。確かにエヴォリューションは故障せずよく回り、スピード、乗りやすさ、メンテの不要さなど、全ての点でショベルとは比べものにならないほど進化しています。しかし、乗りやすく万人受けする分、味が欠如してしまっているのです。本来、ハーレーはフレームのデザインを見ても、スピードを競うための設計はされていません。1930年代当初と基本的に変わっていないのです。高性能という点で単純に日本製と比較したならば、250t以下と言っても過言ではないと思います。言い換えるならば、高性能でなくても、"味"があればよいというのがメーカーの主張であり、また人気の由縁であると思います。
 その主張する味を満喫できるのがショベルの1340tであり、このエンジンを知らずしてエヴォリューションに乗った方は、単なる「ミーハーのハーレー乗り」ではない限り、その異次元の味の世界にきっと病みつきとなるでしょう。ショベルからエヴォリューションに乗り換えた方は、 その物足りなさに再度、ショベルを求めるという話を巷では聞きます。このことは、ハーレーの醍醐味はショベルであることを証明する一つなのかもしれません。それだけ魅力あるエンジンなのです。
 ショベルエンジンはトラブルを心配する方も多いようですが、そのトラブルと付き合うのも楽しみの一つと思えば苦になりません。逆にそのトラブルを一つ一つクリアすることでショベルの扱いに自信をつけ、中途半端なショップのメカニックより、よっぽど技術が身につくのです。できそこないのショップに限って、現行エヴォリューションを薦めますので、それはあまり修理が得意でないと決めつけても間違いではないと思います。それでも、商売熱心なショップはショベルに乗っていると、やたらエヴォリューションを買えと薦めますが、だまされてはいけません。ハーレーの真髄はショベルであることを知っていただきたい。
 今、日本にあるショベルは絶対的なタマ不足で、特に程度のよいものを入手することは困難ですが、それでも手に入れた方は幸運と思わなくてはなりません。ハーレーというメ一カーのすばらしいところは、「一生ともにできる」ということです。アフターパーツも非常に豊富で欠品もまれに近く、どんなに年式が古くても必要となるパーツは手に入れることがでるのです。 単なる商業ベースにのせ られて買い換えることなく年式の古いものを乗って頂きたい。
ビンテージの部類で、その中でも、ナックル、パンと比較し、実用とし、日常での足として耐えられる最適なものがショベルなのです。ショベルには一通りのトラブルが発生する品質の悪いものが多数ありましたが、それが一段落しますと、まず故障はいたしません。現在、出回っているショベルはある程度乗りこなされていますので、一応のトラブルは出尽くしていると思います。
 私は乗ることも、いじることも大好きですので、ただ所有して乗りもせず、すべてショップ任せという方とはちょっと異なりますが、ハーレーについて語り合う仲間を集めて、「ハーレーなかよし但楽部」晴旅人尊塾を主宰しています。現在40名で構成されており、その活動の中で常にハーレーの魅力を説いています。食わず嫌いで、まだショベルに接していない方。本当のユーザーの立場でいろいろとアドバイスできますので、購入の際に不安などがありましたらお知らせ下さい。また、ハーレーが本当に好きで「一生の友」と決めている方、晴旅人尊塾に入塾下さい。車種問わず。
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