10月29日(金)
先週末からの降り続く雨によって、とうとうトルヒーヨのすぐ近くのシリンという所にある橋の一つが崩れかけた。それによって、ここは大型の車が通れなくなってしまった。また、そこから更に車で5分ほど行った地点の道路が約7〜8m崩れ落ちてしまった。ここはもう、全く車が通れなくなってしまった。つまり、ここトルヒーヨは、ハリケーンが来た時のように島状態になってしまったのだ。 11月 1日(月)
調子の悪いパソコンを直すために、ラセイバに向かった。道が完全に崩れてしまった所まで、家族のお父さんに車で送ってもらった。崩れた所は、歩いて渡るしかなかった。そして、ちょうど私がここを渡った時、脇に車が通れるよう、土を盛って臨時の道を作り始めた所だった。ここを渡った所に、バスが既に待機していた。しかし、バスは出発時間が決まっていなくて、人がある程度乗れば出発するといったものだった。 11月 5日(金)
今日の午前10時ごろ雨が止んだ。そのためバスでブエルタ・グランデに行く事にした。昨日、尋ねたところブエルタ・グランデ行きのバスが走っているという事だったので、昨日聞いた時間に合わせて、バスの着く場所に向かった。確かにバスはあった。しかしバスはラプランチャという所までしか行かないといわれた。というのも、このラプランチャの橋が水に浸かって通れなくなっているからだった。そのラプランチャを渡った所からは、別のバスが走っているという事だったのだが、果たして私が戻る時にそのバスがあるかどうかも分からなければ、状況によってすぐにバスが通らなくなるという事だったので、今日は村に行く事を止めた。 11月 6日(土)
今日もずっと雨。とうとう、サンタ・ロサ・デ・アグアン行きのバス(ラプランチャまでの)がストップしてしまう。また、フティアパの道がすぐに直されたにもかかわらず、今度は同じくフティアパの橋が崩れると聞く。これで再びラセイバへの道がなくなってしまった。 11月 7日(日)
今日も1日中雨。昨日崩れたフティアパの橋が、standart fruit company(フルーツ会社のDole。ホンジュラスにはDoleの農園がたくさんある)によってすぐに直されたと聞く。 11月 8日(月) 今日も朝からずっと雨。 11月11日(木)
今日の朝、久しぶりに太陽を見た。たまっていた洗濯物を洗い、干してから、活動地域にバスで向かうことにした。車で行ってもよかったのだが、まだ運転を始めたばかりで、道がどういう状態なのか分からない中を運転するのは危険だと思い、バスを使うことにした。 11月12日(金)
今日も朝から全く止むことなく、雨が降った。トルヒーヨの近くの道が以前崩れて通行不能になり、その後その崩れた道の脇に土を盛り何とか車が通れるよう道を作ったのだが、そこが再び崩れてしまった。この道を作る時、この道の下に水が流れるよう、土管を1本通していたのだが、それだけでは水が流れきらないほど大量の雨が降り、逃げ場を失った雨水が、この道を崩してしまったというわけだった。次は土管を2本通して、同じく土を盛るだけの道を作るらしい。一体いつここが回復するのか、分からない状態。回復するまでは、ここから一歩も外に行けない。 11月13日(土) 今日も1日雨。まだ、崩れてしまった道が回復していない。また、活動地域に行く分かれ道から少しトコア方面に行ったところの道が決壊してしまい、川状態になっているという。ここも通行不能になっているらしい。 11月14日(日)
今日も雨。まだ、崩れた道はできていない。活動地域への分かれ道からコロシートまでが、湖状態になっているという情報を聞く。アグアン川が氾濫したためらしい。 11月15日(月)
サンタ・ロサ・デ・アグアンへの分かれ道から少しトコア方面に行った道が決壊し、川状態になっているという場所に行った。ちょうど着いた時、一人の男性が、川を歩いて渡っている最中だった。川の一番深い所では、男性の胸まで隠れるくらいの水かさだった。全く車なんて渡ることなど不可能なくらい、水量があった。 11月16日(火)
今日は、少し午前と午後に雨が降ったくらいで、後は曇り空ではあったが、何とか雨が降らずに、たまっていた洗濯物がすべて乾いた。決壊し、川状態になっていた道、またカングレハルの橋が何とか回復したという情報を聞く。しかし、サバの崩れた橋は、回復に相当時間がかかるらしく、ラセイバにいくにはハリケーンMITCHが来た時のように、ソナ・ゲラを通って行かなくてはならない状態となった。しかしそれでも、何とかラセイバ、サン・ペドロ・スーラといった主要都市への道が回復したので、良かった。 ←前の日記を読む
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