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 突込みを入れながら、私は垂直にそそり立った奴のナニに自分のものを押し付けながら
ずり上がってゆく。
 「うわ!すっげ」
 裏筋を硬直したペニスで擦られる感触は堪らない。
 私もよく知っている。
 先端からは、とろっと蜜が滴った。
 ついっと、腰を持ち上げて、入り口に先端をあてる。
 奴の溢れ出る先走りが、入り口を濡らす感触だけで出せそうだ。
 
 ゆるゆると腰を動かせば、焦れたように奴が腰を突き上げてくる。
 「ロイさぁん。焦らさんで下さいよぅ」
 「焦らしてる訳じゃない」
 「じゃ、早く」
 「……何時もと逆だな」
 「嫌です?」
 「や。悪くない。特にお前に『早く』と言われるのは、気分が良いよ」
 大きく息を吸い込んで、覚悟を決める。
 息を詰めながら、ゆっくり腰を落とす。
 先端の括れまでを入れるのが一仕事。
 何せコイツのペニスは、男なら誰でも憧れる結構なサイズ。
 受け入れる側としては、嬉しいやら大変やらで複雑だ。
 入り口が、最大限広がる気配。
 切れやしない。
 散々慣らされているし、今も随分解れている。
 ただ、ああ、広がっているなぁと。
 もしかしたら一番強く思う瞬間なのだ。
 「はい……っつ」
 「たっつ!」
 嬉しそうな奴の声。
 それでも、私に主導権を預けているので自ら動くのを自重しているようだ。
 入った瞬間から始まる脅威の突き上げも、今は也を潜めている。
 私は無意識に肩を震わせると、ジャクリーンの手を取った。
  「何です?珍しい」
 「お前の手が、悪戯できないように。押さえとく」
 「信用ないっスねぇ、俺」
 くすくす笑いながら、唇を突き出してくるので、握り合った手でバランスを取りながら顔
を落とし、軽いキスをする。
 「信用は、してるぞ?」
 「へぇ?」
 ゆっくり、ゆっくりと腰を落としてゆく。
 奴のペニスの形を確認して、時折きゅうっと締め付けてみる、都度。
 握っている奴の指先に力が篭る。
 中が広げられてゆく感覚が堪らない。
 すっかり、男を感じる性器と化してしまっている私の中は、意志とは関係もなく奴を貪ろうと
蠢き始めている。
 「うわーロイさん。たまんねー。すっげぇ吸い付いてくる」
 「そう、か?」
 「うん。締め付け自体はきっついのにね。ほんと。あー腰振りてぇ」
 「それは」
 「駄目なんしょ。わかってますよ」
 くすと、笑った唇が手の甲に届く。
 私は奴の手を腰の辺りに押し付けるようにして、身体を伸ばして、最後までジャクリーンの
太くて長いペニスを飲み込んだ。
 「これで、全部だ」
 「ですね。尻んとこ、こしょこしょするっしょ」
 「でもない。お前の下生えふわふわだから」
 「そりゃ、アンタに嫌われない為。シャンプーリンスしてますもん」
 「ほんとか!」
 「嘘に決まってるっしょ」
 「……だよなぁ」
 思わず本気にしてしまった、自分がおかしい。
 しかしまぁ。
 ジャンはさて置き、ジャクリーンはやりかなねないのだ。
 「単純に体質なんしょ。ロイさんのしょりしょりな感触も好きっすよ」
 「個人的にはなぁ。ふわふわがいいんだけどな。見た目も重たいから」
 「じゃ、それこそシャンプーリンスですね」
 「勘弁してくれ」
 我に返るまでもなくどんどん、性交渉の最中とは思えない会話にずれ込んでゆくのにも、
溜息をつきながら、もったりと腰を振り始める。

 「ロイさーん。あんたの可愛いコレ。弄ってもいい?
 「……触ってもいい?と言わない所がイヤラシイな」
 「でしょ。チャームポイントです」
 「言ってろ」
 「ふふふ。で。弄りたいんですけど」
 「お預けだ。お前のコックを喰って。だらだら恥ずかしい汁、出し始めたら……弄れば
  いいさ」
 「……ろいさん、ちょー!きょーあく」
 大きく目を見開いたジャクリーンが、これまた大きな息を吐く。
 「こっく、とか言っちゃうんだ?」
 「お前が、好きだろうと思っただけさ」
 言い様、腰を突き出して己の性器を見せつけながら尻を回す。
 大きなジャクリーンのペニスは、入っているだけでいっぱいいっぱいで隙間を見つけるのが
難しいほどだが、動かせば僅かな隙が出来、届く場所も色々と変わる。
 「おおーエライですねぇ。ロイさん」
 「なにが、だ」
 感じているはずなのに。
 中のペニスははちきれんばかりなのに、全く余裕のジャクリーンが憎らしくて、懸命に声が
揺れるのを保とうとするが、とろとろに感じ入ってしまっているのは、間違いなく筒抜けだろう。
 我ながら恥ずかしい濡れ加減に、勃起具合。
 「自分のいいとこだけじゃなくって。俺がいいように尻動かしてくれっから」
 「そりゃあ。お前に、イイ思いをさせたいんだからな」
 「じゃあ、やっぱ弄らせて」
 「おい!」
 奴の腹の上、後ろ手についていたのでは反応も鈍い。
 止める前に、はしたないペニスがジャクリーンの大きな手の中に、すっぽりと包み込まれた。
 「あああ!馬鹿っつ」
 「へっへ。だってさぁ?コック弄ってやった方があんた、締め付けきっついんだもん」
 へらへらと笑う奴は、銃ダコだのナイフダコだのと言われる、軍人ダコをフル装備した掌を
万遍なく使ってペニスを愛撫する。




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