「ん、あああ」
 今だ細かな痙攣を起こしている紅葉の中に、たっぷりと吐き出す。
 中出しは後がきついって知っていても、抜くのがもったいなくていつもやってし
まう。
 「ごめん。また中出しで」
 抜きもせず、しゃあしゃあと言って額に口付をすれば。
 「それだけ、いいって事で。目を瞑って差し上げましょう?」
 軽く顎が噛まれる。
 
 ああ、そういえば紅葉とならめんどくさい後戯って奴も楽しい。

 繋がったままで、戯れにお互いの身体に指を滑らせれば若い身体の復活っ
てーのは末恐ろしく早くって。
 「紅葉、もう一度?」
 気だるげに俺の愛撫に応え始める紅葉の瞳を、真っ向から見つめれば。
 「そんな瞳をされて、駄目って言えるほど。すれちゃいないよ?」
 後頭部を軽く引き寄せられて、頬擦りがされた。
 「へっへー。大好きだわ。そんなとこもひっくるめて、よ」
 「はいはい」
 程よく汗ばんだ身体に再び舌を這わせて、数を重ねるに連れて奔放になって
ゆく喘ぎを堪能する。
 もっともっと、紅葉と抱き合って。
 俺の望むまま、紅葉の望むまま。
 お互いに溺れてゆくのも、悪くはないだろう。
 普段のつつしみ深さって奴を忘れて、俺の拙い指先に鳴く紅葉の身体を抱え
直して、鼓動を聞く。
 自分と変わらない脈動は何より。
 二人が繋がっているのだと、俺を安堵させてくれた。

 

                                             END





*京一×壬生
 最近この二人ばっかりです。京一書きやすくて。彼相手だと紅葉視点でも以外
と書きやすいんですよね。ほのぼのと。京一鬼畜攻めもやってみたいんですが、
難しそうだ。設定の縛りをきつくしないと京一、鬼畜になんて走れそうにないしなー。
とにかく、らぶらぶな二人で18禁仕様。ノルマクリアってことで。

                                                
                                                       

                                         


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