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 エリシア、エリシア。
 すまない……すまない……。

 どうして、ロイがあやまるの?
 いたいと、あやまらなくちゃいけないの?

 ちがうんだ。
 ヒューズ……わ……わたしの、ために・……いってしまったからっつ。

 んーんーと?
 パパは、しあわせだったって、ママはゆってたよ。
 しあわせって、いいことだよね。
 わるいことじゃあないよね?
 なのに、どうしてロイが、ごめんなさいをするの?

 なきながら?
 どおして?

 グレイシアはやさしい、から。
 そう……いってくれるだけで。
 わたしが、ヒューズをころ……ころし……。

 ロイ?ロイ!なかないで。
 なかないで?
 ゆわないから。
 パパにあいたいって、ゆわないから。

 わたしが、ないていたとき、パパがしてくれたみたく。
 ロイのおめめをのぞきこんで、おでこにちゅうをする。
 まっくろい、おおきなおめめは、なみだできらきらひかってて、すいこまれちゃいそうに、とってもきれいで。
 ぎゅって、してあげた。
 
 パパにあえないのは、すごくさみしくて。
 かなしいけど。
 ロイをなかせたら、パパもきっとかなしむとおもう、から。

 もう、ゆわないね?
 パパにあいたいって……ゆわない。



                   
 *エリシア×ロイ
  幼女に慰められるロイ、どうよ!
   ああ、早く『古戦場』の邪エリシアが書きたいっつ。
   ひらがなで書く文章ってーのは、楽なんですけど、読みにくいんですよね。

  スミマセヌ。                     



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