中古で購入したEOS10Dだが、シャッターユニット交換後にも不具合が出た。M設定時などに予め決めておいた速度などが、スリープなどの後に設定が変わってしまうのである。このため1/500で撮りたいのに、1/180になって列車が流れてしまったりという不具合が生じた。これからは有償修理となるため馬鹿にならない。酷使されていたのか、外観以上に中身のコンディションは相当悪いのかもしれない。修理に出すとアナログカメラに戻らなくてはならないわけだが、すでにこれがしっくりこない。
現像代もかかるし、すぐ見られないストレスも大きい。そんなことから2代目の購入を考え出した。中古の20Dがすぐさま思い浮かんだのだが、調べてみると思いのほか値崩れしていない。そんな折り30Dがまもなく出てくるとを知る。価格を調べると20Dに比べて大幅にリーズナブルになるようだ。そんなわけで中古で懲りたこともあり、初期ロットではあるモノの、新型の購入を考えた。
ちょうど決算セールでポイントが上がるのを見計らって30Dを購入した。へそくりがぶっ飛ぶ。嫁にわかる日はいつの日だろうか。カメラは素人目には余り変化がなく、機種交換がばれにくいのが有り難い。(・・・と思っているのは自分だけだったりして。)早速撮影してみるが、液晶のコントラストが弱く、日中の撮影では画像が見えにくいのが一番の難点だ。また、画像のアップでピントなどを確認する場合、親指での操作が今ひとつしっくりこない。まっ、画像確認だけの事だからいいにしても、これは小さいながらも10Dの方がいい感じであった。他に問題は特にない。秒間5コマのドライブは早すぎるくらいで、正直止める間もない感じ。誠に気持ちよい。EOS5Dがなんかシャッターストロークがのっそりしているというか、歯切れがよくない感覚で気に入らないのに比べ、こちらはカリッとした感じで好みである。高感度の画像もよくなったとのことだし、10Dの最大のネックであった起動時間の遅さも、全く問題なくなった。デザインはあまり好みではなく、この辺はNikon系の方が好きだ。今更転向する財力もないしCanonで続けることになる。
それにしてもデジカメは重い。通勤のカバンに入れておくと手がちぎれてしまいそうだ。グリップを外せばいいのだろうが、どうにもこれがお気に入り。軽いKISSがほしいなと思うが、どうにも店頭で握ってみると小さすぎてしっくりこない。そんなことを思っていた矢先、新型KISSが登場した。30Dをさしおいての1000万画素、ノイズリダクション搭載。戦略とは言え、「それはないんじゃないの!」と心で叫んでしまう今日この頃である。(^_^;) とにかく変化の激しいデジカメ市場であるからして、もうすぐ30Dの後継機も出る事でしょう。あんまり気にしてても仕方ないことと今は予備も出来、安心してデジカメライフを楽しんでおります。
(2006-10月記)